【文化】商工・観光連携で入場増 【12面】
コロナウイルス感染症で外出機会が減る中、東京ガスの歴史博物館「ガスミュージアム」(東京都小平市)と「がすてなーに ガスの科学館」(江東区豊洲)の入場者が今秋増えている。「コロナの影響で遠方に行けない近隣の住民が足を運んだ」との情報を得て12日、ガスミュージアムを訪問した。しかし、そこにあったのは、多摩地域の商工会や観光団体と連携した地道な協力だった。
1909(明治42)年建築の旧東京ガス本郷出張所を移設復元した「ガス灯館」と、1912(同45)年建築の旧千住工場計量器室を移設復元した「くらし館」の赤レンガ2棟が陽に映える中、笑顔で出迎えてくれたのは、浅倉与志雄館長。さっそく入場者の現状を聞いた。