大阪ガス社長に藤原氏「課題はエネルギー競合の激化、脱炭素化、デジタル化への対応」 【1面】
大阪ガスは10月29日、同日開催した取締役会で代表取締役人事を決議したと発表した。来年1月1日付で藤原正隆代表取締役副社長執行役員が社長に昇格する。
本荘武宏社長は経営の監督に専念するため代表権のない取締役会長に就く。
田坂隆之取締役常務執行役員は代表取締役副社長執行役員に昇格、尾崎裕代表取締役会長は取締役相談役に就く。社長交代は2015年4月以来。
本荘社長は会見で藤原氏を指名した理由について「大局観、馬力があり、実行力がある。また洞察力に優れ、細やかな心配りもでき部下から慕われている。当社グループの大部分の領域で幅広い経験を有し、変革の時代のリーダーとしてふさわしい」と説明した。10月19日の創業記念日に意向を伝え、藤原氏はその場で即答した。