国内初のLNG燃料供給船、「かぐや」と命名 【1面】
JERA、川崎汽船、日本郵船、豊田通商の4社は18日、近く完工する日本初のLNG燃料供給船を「かぐや」と名付けたと発表した。伊勢・三河湾で10月にも操業を開始する予定。
燃料供給船を利用したシップ・ツー・シップ(STS)方式による本格的なLNGバンカリング(船舶への燃料供給)事業の国内第1号になる。
LNG燃料供給船は、川崎重工業の坂出工場(香川県)で建造中。5月に進水するなど、工事は順調に進んでいる。日本郵船の長澤仁志社長、川崎汽船の明珍幸一社長、JERAの中村直常務など関係者が参加して16日、命名式が現地で開かれた。「かぐや」という名称は、日本最古の物語である「竹取物語」にちなんで付けられた。LNGバンカリング事業が竹のように長く高く成長してほしいとの思いを込めたという。