【地方ガス経営者に聞くコロナ時代の戦略】九州ガス 栗林宏光社長 【3面】
九州ガスは2014年4月に九州ガスホールディングス(HD)を設立し、持ち株会社体制に移行した。傘下に多様な業種のグループ会社を増やし、規模を拡大する一方、グループ内ではLPガス会社や都市ガス会社を九州ガスに集約してきた。
九州ガスおよび九州ガスHDの社長を務める栗林宏光氏に新型コロナウイルス感染拡大への対応を聞いた。
――新型コロナの都市ガス事業への影響は。
ホテルなど、販売量が前年より減少している分野も一部あるが、全体的にはそれほど大きなマイナスにはなっておらず、今のところ経営に大きな影響は出ていない。ただ、長崎県内の感染者数は8月に入ったころから急増。都市ガス供給エリアの諫早市、大村市でも感染者が出ており、状況を注視しているところだ。