総合部会「需要面の視点が重要」―電力需給検証小委を設置 【2面】
経済産業省は15日、総合資源エネルギー調査会総合部会(部会長=三村明夫・新日鉄住金相談役)を開催し、政権交代で中断していたエネルギー基本計画の検討を再開した。事務局の資源エネルギー庁が論点ペーパーを提示し、すべての委員が意見を述べた。年内に取りまとめを行う。また、電力の需給見通しを検証するため、総合部会の下に「電力需給検証小委員会」を設置することを了承した。
茂木敏充経産相は「安定供給とコスト低減に重点を置いて政策の方向性を明確に示す必要がある。特定分野についての賛成・反対ではなく、幅広い観点から大きな方向性を示してほしい」とあいさつした。