6年ぶりに減少、冬季の高気温が影響/15年度ガス販売量 【3面】
2015年度の全国206事業者のガス販売量は前年度比1・7%減の364億6200万m3(41・8605MJ/m3換算、卸は除く)となり、6年ぶりに減少した。冬季の気温が昨年より高く推移した影響で、暖房・給湯需要が減少し、家庭用、商業用、その他用で前年度を下回った。ただ、販売量の水準としては14年度、13年度に次ぐ、過去3番目となる。
用途別でみると、工業用は0・7%減の201億1329万m3と6年ぶりに減少した。顧客設備の稼働減が影響した。
家庭用は3・5%減の92億4194万m3と2年ぶりに減少した。冬季の気温が前期に比べ高く推移した影響で、暖房・給湯需要が減少した。
商業用は1・9%減の42億3284万m3と3年連続で減少した。気温が高く、暖房需要が減少した。