![【2019年度事業計画アンケート特集】(下)](https://www.gas-enenews.co.jp/wp-content/uploads/2019/05/20190527-tokusyu-part-21024_1.jpg)
○【課題と施策】
●久留米ガス
家庭用開発ではハウスメーカーとの関係強化、前年功を奏した衣類乾燥機を切り口にしたガス化提案。
業務用開発では補助金を有効に活用し、工場等に停電時対応型コージェネレーションシステムの採用・燃料転換の提案を実施。
機器販売では浴室暖房乾燥機、床暖房、エネファームの提案方法等の勉強会を実施し、販売を強化。ファンヒーターについては集合住宅、特にボックスガス栓設置物件に対して重点的にレンタルを提案。
工事面では外管・内管共に通ガス期限が集中し、工程が逼迫したため、新規工事会社の採用も含め新たなスキームを検討し、工事対応力の強化を図る。施工トラブルが頻発する工事会社に対しては監督・指導の具体的な方法を策定する。
●大牟田ガス
営業=供給エリアでの人口減、高齢化の進展など、顧客戸数の減少や家庭用需要の先細りが想定される中、エネファーム、床暖等のシステム機器拡販、ファンヒーター、浴室暖房乾燥機を中心とした暖房需要の開拓、併用需要家の燃転促進等で家庭用原単位のアップを図っていく。
また、エリア内外を問わず、他燃料転換を目指した産業用潜在需要の掘起こしを行い、総販売量の維持拡大を図る。顧客戸数に関しては、新たなサブユーザーとの関係構築等を行い、新規顧客の獲得にも注力し、顧客戸数の維持拡大を図る。また、子会社である大牟田ガスリビングにおいて水回りを中心としたリフォーム事業のさらなる拡大等を行い、大牟田ガスグループ一体となった事業拡大を目指す。
(1)原単位のアップ、(2)暖房需要の開拓(BOXガス栓増設、「ぬっかプラン」のPRなど)、(3)潜在需要の掘起こし、(4)新規顧客の獲得。
供給=経年管取り換えの推進を中心に、安心安全の向上を図る。
(1)経年管改善(2020年までに完了)、(2)保安教育の拡充(工事会社向け教育の徹底など)、(3)事故ゼロ推進(他工事事故の低減)。
●直方ガス
課題=会話の出来る社員の育成
施策=短期、中長期で目標計画を立案して、実行する。
●筑紫ガス
中期経営計画の2年目となる今年度は、「基礎体力の強化」、「エネルギーシェアの拡大」、「付加価値の創造」の3本の柱を具体的な行動に進めて行く。
導管計画および保安の推進=導管強靭化計画に伴う導管の敷設と、地震・災害対策の強化。保安技術力を高めるための資格制度の検討と自己技能診断の実施。保安技術に係るビジネスモデルの模索。
電力事業の推進=小売り販売取次件数の獲得推進とスキルアップ、電力販売に向けた準備と体制構築。
グループ全体の営業強化=対面営業の実施とサポートによる既存顧客接点の強化、新築営業のスキル診断と、営業力強化研修の実施によるスキルアップ、業務用営業に関する他社共同営業の実施。
筑紫ガスブランドの構築=当社主催イベント、および既存のツールを活用した地域企業との共同事業の構築。域内各自治体との連携の強化と、各種地域イベントへの参画。ウェブおよび紙媒体のブランド戦略の構築と刷新。
人事体制の確立=人事評価制度の再構築。人事評価制度に基づく、人財育成の大枠の作成。システムを含めた職場環境の整備。新卒・中途を含めた採用の強化-の5つの重点項目に取り組み、「地域活性化に貢献し、成長し続ける地元№1エネルギーサービス企業」の目標達成を目指す。
●唐津ガス
当社が活動する地域においても人口減少(少子高齢化)は止まるところがなく、また、電気、他社プロパンとの競争等による都市ガス顧客の減少が顕著である。これをいかにして防御していくか、また、都市ガス売上の減少分をどうやってカバーしていくのか、利益率が低下していく状況をどうやって改善していくか、といった課題がある。
売上全体の約8割近くを都市ガスに頼っている現状であるが、将来のために新たな事業で売上比率を上げていく努力をしていかなければならない。
現状から脱却できない組織にも課題があるので、新たな分野に挑戦していけるような組織改革も必要になってくる。そして、工事、保安など肝心な部門を自社で実施できる技術者の養成も急務である。外部委託できるところとできないところを明確にして、会社が自立できる環境を作っていかなければならない。事務部門や管理部門などの定例化できる業務は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)等の導入も検討して、人の仕事は、業務の改善、イノベーション、マーケティングなどに集中する時間を増やしていきたい。
そして、管工事はもとより、水道、土木などの入札工事に参加できるだけの準備もしていきたい。また今年度は、地域エネルギー会社の設立が予定されており、当社も出資、経営参画等で深く関わっていく方向である。太陽光、風力、地熱、小水力、バイオマスなど風土にも恵まれた特性を生かし、エネルギーの地産地消によって生じた利益の一部を地域に還元することによって、地域の課題解決にも貢献できればと考えている。
単なるガス会社を脱却して、総合エネルギー事業、さらには生活インフラ全般まで関わっていける企業を目指して、準備を進めていきたい。
●佐賀ガス
重点課題は「需要家軒数の増大と販売数量の拡大」とし、既存供給区域内での需要開発を推進し、ガス販売量の維持、増量を図る。まずは既設導管綱内の潜在需要の掘り起こし、新築需要の獲得、既築の燃転活動に注力し、消費量の増加のため、暖房需要獲得にも努める。
また、他エネルギーへの離脱防止および都市ガス切り替え対策の強化として、エネルギー供給業務を基軸としたサービスの充実、ワンランク上のサービス品質の提供による、顧客満足度の向上を図る。
顧客への安全・安心の継続的提供のために、保安の高度化と供給基盤の強化を目指す。安定供給・保安の確保に重点を置き、特に災害時対応力の強化を図る。
●伊万里ガス
都市ガス需要の拡販を目指し、供給区域内外での新規需要の開拓および燃料転換に注力する。
●宮崎ガス
課題1=顧客も多種多様な情報が得られる今、選んでもらうには「ガス」のみの提案では厳しい。内容のある充実した付加価値をいかに提供できるか。また、人口減に伴う家庭用ガス販売量減を業務用の顧客獲得によりカバーし、全体販売量増につなげるか。
施策1=(1)「顧客戸数の死守」に向け、各用途に沿った提案営業を積極的に実施する。(1)家庭用の顧客向けには「生活支援サービス」等の付加価値を提案し総合的な判断により当社を選択してもらう。(2)業務用の顧客向けには、新ガス料金メニューの創設等により、より納得頂けるサービスを提供する。
(2)「ガス販売量増」に向け、引き続き中小規模の都市エネルギー需要の獲得に全力で取り組む。(新規需要の獲得、家庭用の灯油ボイラー、業務用・産業用の油ボイラーからの燃転促進)。
課題2=熟練社員の退職に伴う次世代の保安を担う人材育成と、南海トラフ巨大地震への対策をどう図るか。
施策2=(1)社内教育・講習会の見直しと充実化、OB嘱託社員の雇用延長(希望者は70歳まで延長)でベテラン社員を確保し、知識・技術伝承を行い、若年層社員の技量底上げを図る。(2)経年管の計画的な取り換えを実施し、PE管普及率と耐震化率を高める。(3)地震津波対策への計画的な投資を行う。(4)経年に伴う製造設備機器類の更新を計画的に行う。
●南日本ガス
保安向上計画2020の着実な推進のため「保安の確保」「安定供給」のさらなる改善向上に努めている。特に維持管理導管としている経年本支管と保安上重要な建物の経年灯外内管の早期改善完了を急務と考えており課題でもある。そのため、年間目標を立て達成に向け全員で取り組んでいる。
ガス小売自由化については、現在のところ新規小売り参入の予定はないが、スイッチング業務の円滑化への取り組みが進み、競争の激化も予想される。開発地区と既設配管区域の営業開発、さらに供給区域外の普及計画を立案し需要家増に取り組む。
●国分隼人ガス
課題=需要家件数の増加、需要家との接点を深耕、顧客満足の推進、供給、製造に関する技術力向上および事故ゼロの推進、ES(従業員満足度向上)への取り組みと人材育成。
施策=継続的な営業展開とガス料金の見直し、ポイント登録推進による電気販売強化とサービス分野での新規取組、業務毎の現場力向上による顧客満足の推進、受託保安業務における緊急時対応能力向上のための維持管理業務の徹底と予防保全の実施、人事制度等の見直し、中期研修計画の策定と内外部研修会の実施。
●出水ガス
オール電化住宅が一般的となり、家庭用新設は難しい状況である。また高齢者の自然減も加速すると考えられる。今までの調理と給湯以外での需要を開拓する必要がある。2019年度の目標として、GHPの提案を積極的に行う。
●沖縄ガス
保安力の向上、営業競争力の向上、経営基盤の強化、やるべきこと・守るべきことの強化、新規事業の拡大。
●関西電力
当社は、中期経営計画において2021年度に150万t、そして2025年度に170万tまで販売ガス量を拡大するという目標を掲げており、目標の達成に向けて、全力で取り組んでいく。
家庭・法人小口の顧客に対しては、大阪ガスの一般料金よりお得になる料金メニュー「なっトクプラン」や、当社の電気とガスを組み合わせた「なっトクパック」を設定し、積極的な販売活動を展開していく。
2019年3月末には、累計100万件を超える顧客から「関電ガス」の申し込みがあった。感謝をこめて、2019年5月1日から8月31日の4カ月間、関電ガスのキャンペーンとして、「祝!関電ガス100万件令和元年!なっトク感謝祭!」を実施する。
法人大口の顧客に対しては、個別のアプローチを展開するとともに、自営導管販売の強化等により、ガス事業全体の販売量を押し上げていきたい。
今後も引き続き顧客に選んでもらえるよう、魅力ある料金メニューやサービス等の拡充について検討を進め、電気事業とともにガス事業を成長させるために積極的に取り組む。
●中部電力
自由化された小売り市場の中で顧客に選ばれ続けるために、安定・安価なエネルギーだけでなく、顧客の暮らしやビジネスに関するあらゆるサービスを届けていく。
主な施策として、「競争力・柔軟性のあるエネルギー調達」、「電気・ガスと顧客の『暮らしを豊かにする』サービス・商材をセットで提供」、「販売チャネルを強化し、顧客との接点を高める」、「CDエナジーダイレクトを中心とした首都圏での販売拡大」に取り組む。
○【新規事業への取り組み】
●東京ガス
【デジタルイノベーションの取り組み】今年度新たに「新事業創造プロジェクト部」を設置し、2019年度内に別会社化することにより、デジタル技術を活用した新事業・サービスの創造を加速していく。
また、厳しい経営環境にある中、収益基盤の確保が重要であることを踏まえ、新たに「企業革新プロジェクト部」を設置し、効率化・高度化を図るBPR(業務プロセス改革)等を通じた生産性向上に取り組んでいく。
●大阪ガス
顧客とのつながりの強さを示す「お客さまアカウント数」の最大化を目指す。都市ガスに加えて電気、LPGなどのエネルギー供給件数、エネファームの設置数、さらにライフサポートサービスの提供件数など、当社と顧客との継続的なつながりを深く・強いものにしていきたいと考えている。
ガスのスイッチングはあるものの、都市ガス事業での新設や電力獲得、そしてエネファームやメンテ保証契約などを積み上げ、18年度の1年間で約48万件増加し、累計875万件となった。
今後も顧客アカウントを増やしていくためには、「住ミカタ・サービス」などの当社の既存サービスをより多くの顧客に知っていただくことと、より多くの顧客のニーズに応える新サービスを検討していくことが重要と考えている。これらを着実に実施することで、19年度は900万件を目指したいと考えている。
●東邦ガス
エネルギー関連では、LPGや電力の販売強化に努めるとともに、新たなエネルギー周辺サービスによる付加価値提供を目指す。その他の新規事業では、国内外において、エネルギー事業とシナジーを発揮できる新規事業の開発に、積極的に取り組む。グループ事業では、「総合ユーティリティサービス事業」「リフォーム事業」「製造・供給技術の外販」「保有不動産の活用」の4つの領域を中心に、着実な拡大を図る。
●西部ガス
ガス事業との親和性が高い不動産事業について、収益の柱としての成長を期待し、グループを挙げて取り組みを強化していく。暮らしの「あたたかさ」といったガス事業者のイメージと親和性の高い事業として温浴事業やホテル事業の開業準備を進めているほか、昨年シンガポールに初の海外拠点を設置し情報収集に努めている国際エネルギービジネスについても早期の事業化に向けた検討を精力的に進める。
●京葉ガス
18年3月より実施している『KEIYOGASACCELERATOR2018』で採択された協業案(AIチャットボット・コミュニケーションロボット・地域の電子掲示板)の実証実験を実施中。実験終了時に結果・効果を検証し、事業化判断を行う予定。
また、19年4月に新規事業に関する専属チームを発足し、新規事業創出に関する考え方やプロセスの体系的な整理を進めるとともに、当社グループ全体で新たな価値を継続して創出し続ける仕組みの構築を進めるべく、社内への情報発信、社外とのネットワーク作りに積極的に取り組んでいく予定。
●北海道ガス
18年11月より、北ガスポイントを活用した新サービスとして「北ガスグルメチケット」を発行した。札幌市内の北ガスグルメパートナー(飲食店)で利用できる。ポイントの使い勝手向上を目指し、飲食店に対しては北ガスが無料で店舗PRをサポートし集客アップを図る。
19年2月より、モバイルバッテリーシェアリングサービスの実証事業を開始した。「持ち運べる北ガスの電気」としてモバイルバッテリーを充電し貸し出し・返却に対応する設備を、JR札幌駅など市内各所に設置している。生活に不可欠なスマートフォン等の充電ニーズに応え快適に過ごせるまちづくりを推進し、災害時はバッテリーを解放することで災害に強い地域社会づくりにも寄与する。
●広島ガス
顧客向けサービスとして、「Web会員サイト」「ポイントサービス」「くらしサービス」を17年から開始している。新料金プランとして、昨年7月から、保育所、学校、老人福祉施設を対象とした、「学びと長寿応援プラン」をスタートした。今後も、さらなるサービス向上をめざし、新たなサービスメニューの充実について、引き続き検討していく。
さらに、既存事業との相乗効果を図るべく、再生可能エネルギーなど、環境への貢献につながる事業展開と次世代エネルギーの研究を通じ、総合エネルギー企業としての発展を目指す。
●仙台市
電力・ガスの自由化を契機に、首都圏や関西圏では、電気とガスのセット販売や生活関連の新たなサービスの提供が開始されている。本市においても、こうした新たなサービスの提供による市民サービスの向上や、新たな事業展開による地域経済の活性化などが図られるべきと考え、19年度においては、ガス事業民営化について、公募再開に向けた具体的な検討を進める予定である。
●北陸ガス
新規事業については、あらゆる可能性を含めて検討中。
●静岡ガス
新たな技術の活用では、マンション内電力融通システム「T-グリッドシステム」のさらなる普及を図るとともに、水素ステーションの運用を通じて、エネルギーの高度利用と水素社会実現の可能性を追求していく。また、IoT等のデジタル技術を活用して顧客先のエネルギー機器を制御することにより電力需給調整を行うバーチャルパワープラントの実証事業にも取り組んでいく。エネルギー以外の分野で検討中(未公表)の事業、取り組みについて、現時点で開示できるものはない。
●四国ガス
現在実施中の会員向けポイントサービス「ガポタ」と、会員制駆けつけサービス「くらしサポタス」については、さらなるサービスの充実と普及促進に努める。
●東部ガス
家庭における全ての困りごとに応えることで、顧客とのきずなを一層強いものにしていく。困りごとに応えるサービスを「ウチ住まるごとサービス」と総称し、エネルギーに関連するものの他、リフォーム、家電製品の販売、ハウスクリーニングサービス、家事代行サービス等のサービスを展開し、拡大していく。
●中部ガス
今年、サーラeパワーの東三河バイオマス発電所が稼働予定である。当社は地域における総合エネルギー事業者として、同発電所の電気も含めた料金・サービスメニューの拡充で、エネルギーの最適提案を一層推進する。
●武州ガス
エネルギー関連としては、太陽光発電事業(2013年)、「武州でんき(低圧は取次店、高圧は小売電気事業者として実施)」(16年)、インターネット光回線を提供している「武州ひかり」(17年)を現在実施している。エネルギー関連以外では、農業事業や家庭用サービス事業等を検討している。
●大多喜ガス
エネルギー関連=電力事業は、本年4月から家庭用を中心とする低圧電気の販売を開始した。顧客が分かりやすいシンプルなサービス(料金プラン)を設定し、対面による提案営業を中心に展開する。各種取り組みは都市ガス営業・LPガス営業と連携して進める。
●日本ガス
自由化を見据えて開始した、ひだまり暮らしサポート「ハウスクリーニング」「家事代行」「トラブル駆け付け」の3つのサービスのほか、ポイント制度などの暮らしサービスをさらに拡大していく。今年度も新たな暮らしサービスについて引き続き模索していく。LNG(液化天然ガス)の冷熱を利用した完全人工光型植物工場事業について、引き続き生産量の拡大と新たな品種の栽培に向けた取り組みを展開していく。
●岡山ガス
顧客の困りごとに迅速かつ高い品質で応えるサービスの提供について検討している。
●東彩ガス
今年2月より電力の販売を開始した。ガスの新料金メニューとの組み合せによるセット販売に注力する。
●岩見沢ガス
一般家庭のリフォーム事業(住設機器全般)を重点にPRを実施して接点業務の機会を強化している。
●室蘭ガス
18年1月から「室ガスの電気」の取次契約を開始した。18年度よりシニア向け福祉施設用省エネ給湯暖房セントラル契約(シニア割)・家庭用ガス付帯割引(キッズ割)・家庭用省エネ給湯契約(お湯割り契約)を新設した。
●弘前ガス
電気事業への参入。
●花巻ガス
生活サービス関連(家庭内の水回りや照明器具・換気扇等の修理、取り換え業務)
●釜石ガス
復興公営住宅(4施設)での電気検針および料金請求業務や釜石市(9施設10カ所)のエネルギーマネジメント管理業務および省エネ診断を通じて、釜石市のスマートコミュニティ事業へ参画し、地域のエネルギー企業として協力している。
●酒田天然ガス
リフォームをはじめガス事業以外の分野へ進出することで、ユーザーの囲い込みを図りたい。その他の部分については現在、市場調査を行いながら検討中。
●山形ガス
エネルギー関連=20年4月に関連企業のLP会社を吸収合併し、都市ガスとLPガス両輪での総合エネルギー企業を目指す。
エネルギー以外=ポイント制度の導入(2018年7月開始)、リフォーム事業の強化。
●古川ガス
家庭用の顧客に関しては、「いんでガスポイントサービス」を切り口として、「カジタクサービス、うるのん(宅配水)、水回りの修理」リフォーム工事を実施している。
●石巻ガス
3年前から水回りを中心としたリフォーム事業を立ち上げた。近頃では水回り以外の部分を受注することもあり、拡がりが見えてきた。石巻市からの「津波浸水区域被災住宅小規模補修補助金」が昨年4月から支給開始され、受注の後押しとなっている。この補助金は、来年3月まで延長されたのでその効果にも期待している。その他の事業についても、鋭意検討中である。
●塩釜ガス
17年から、水道給排水事業・灯油販売を始めた。
●福島ガス
顧客の多様なニーズに応えるためにリフォーム事業を実施している。さらに、ガス機器交換時等において顧客へさらなるリフォームの提案の構築等を行い、リフォーム事業を高めていく。
●若松ガス
18年4月より「シェル電気」の販売を開始し、事業化しており、さらなる需要家獲得の新たな商材として複合提案している。
●東北ガス
上下水道工事業。
●越後天然ガス
新潟市秋葉区の公共施設に対する電力供給。
●白根ガス
現在、新規事業をさまざまな角度から検討はしているが、実施しているものはない。
●栃木ガス
ミネラルウォーターの販売(継続実施中)。
●北日本ガス
当社では、プレミアムプランとして、宅配水、U-NEXT、ニチガス光等とのセット割を展開し、加入した顧客のガス代の割引を実施中。
●伊勢崎ガス
17年4月から市内唯一の電気小売事業者として、都市ガス・電気の最適な提案をして拡販に努めている。
●太田都市ガス
当社が実施している電力販売は、まだ認知度が低く、PR不足のため、需要家訪問時やイベント開催時での電力PRを実施していく。
●坂戸ガス
リフォーム事業を新規事業の柱に位置付け、社内体制を整備している。地域に密着し、地元会社としての信頼性を強みとして、売り上げの拡大を図る。
●新日本ガス
ガスと電気を組み合わせたセット価格販売「でガ割」により毎月の割引料金設定。また電気のトラブルが発生した時のサポートサービス。
●大東ガス
EVの普及促進に伴い、EV充填施設について導入を検討。あわせて、「DAITOでんき」のEV向け割引料金も検討する。地域密着企業として、さらに地域との関係性を深め、引き続き地域貢献に努めていくことを目的とし、「見守りサービス」等の高齢者向け事業も検討しているところ。
●堀川産業
駆けつけサービス、会員優待サービス、光回線サービス、キッチン・バスのリフォームを実施。
●野田ガス
当社は、電気小売り全面自由化よりガスと電気のセット販売を推進している。顧客の生活に欠かせないエネルギーを「生活まわり駆けつけサービス」、「電気トラブルサポートサービス」とセットでご提供している。
今後も、顧客のニーズを聞きながら「快適な暮らしを提供する地域のガス会社」として努力する。
●銚子ガス
小規模の事業所なので新たな分野への進出はすぐには難しい。引き続き顧客との信頼関係を大事にし、他事業者への流出を防いでいくことを優先したい。
●総武ガス
太陽光発電所の増設。
●東日本ガス
新規事業ではないが、インターネットと動画通信の分野で顧客からさらなる信頼を得られるように拡販する。
●ニチガス
18年11月より、電気・ガスのセットプラン「でガ割」の販売を開始した。柔軟な価格設定が可能な自社ブランドでのセットプランにより、業界最安値に挑戦する。都市ガスと組み合わせて、セットプランでの価格競争力を強める。顧客向けスマートフォンアプリ「マイニチガス」を通じたペーパーレスなサービス提供を武器に、顧客基盤の拡大を目指す。
17年より都市ガスプラットフォーム事業を開始した。都市ガス事業の新規参入者向けに、3つの参入障壁(LNG調達、ガス保安、顧客管理システム)を打破するプラットフォームを提供。本事業を通じ、関東の都市ガス市場を活性させ、高質なイノベーションが生み出される競争環境を構築する。
●青梅ガス
16年4月から小売電気事業を開始している。その他の新規事業については現在検討中。
●武陽ガス
現在、電力販売については、家庭用の顧客を中心に低圧電気と新ガス料金プランのセット契約を案内している。今後、業務用の顧客へ高圧電気販売の本格化を図っていく。また、社内にて電気工事士、給水装置工事の資格取得を順次進めるなど、新たなサービスの創出に向けて準備を進めていく。
●長野都市ガス
当社供給エリアを中心としたLPG事業への参入検討。
●上田ガス
電力販売事業が開始後2年目となり、より積極的な営業活動が必要となる。今まで培ってきた顧客との関係性をより強くしつつ、電気契約獲得を通じてサービス向上を図る。
●秦野ガス
SNS等を活用した事業PR活動の拡大。
●小田原ガス
電力販売、光通信販売、くらしサポート巡回、ガス機器安心サポート、生活まわり駆けつけサービス、リフォーム提案等の各種商材をそろえ、顧客とのつながりを強化している。また、電力販売ではエネルギーの地産地消を掲げている「湘南電力株式会社」との連携強化を図っている。
●湯河原ガス
ガス器具の修理や消費機器調査時の顧客との接点機会を生かし、生活支援や見守りサービスの導入の検討や、スーパーの店頭において、都市ガスの営業や小規模のリフォームの営業を実施する。電気については、引き続き業務機会を通じ取次営業を実施する。
●吉田ガス
電力販売やガス機器、消火器リースを商材としメンテナンス体制を充実させて、顧客の足元まで踏み込み、困りごとなどの御用聞きができるよう地域に密着した企業を目指している。
●熱海ガス
ショールームのリノベーション、テナント誘致、マイクロ水力発電。
●伊東ガス
新規の収益源として、物販、営業サービスに付随する事業を構築したい。
●下田ガス
収益基盤拡大に向け新たなサービスメニュー創出の検討を開始した。検討を開始したばかりであるので具体例はないが、今後の事業化に向け検討を継続していく。
●御殿場ガス
顧客の暮らし全般に関する多様なニーズに応える商材を提供していく。主には電力販売への注力を継続するとともに、エネファームの拡販を通してのエネルギー地産地消システムの普及を推進する。
●島田ガス
2018年からSHIZGASでんきの代理店として電力販売を行っている。
●中遠ガス
「地域開放型中遠ガスギャラリー」による地域住民との接点強化を通じて、当社の地域における知名度アップを図る。利用例として、書道教室、ヨガ教室、高校同窓会会議など。
●東海ガス
エネルギー分野の事業以外にリフォーム事業を実施しており、その一環として福祉用具レンタルを行っている。介護認定を受けている利用者及びケアマネージャーに対し、状態に合った福祉用具を提案している。加えて要介護者の活動をサポートするための住宅改修の提案も行っている。福祉用具と住宅改修をワンストップ提案できることが強みで、利用者やケアマネージャーからも好評を得ている。
●犬山ガス
従来の水回りのリフォーム事業に加え、外壁塗装や玄関ドア取換工事等、リフォーム事業内容を拡充している。住宅まわりの軽作業(網戸、ふすま、障子の張替え等やハウスクリーニング)の代行サービスを開始した。
●上野都市ガス
業界においては競争力強化のための事業統合、業務提携が続いている。組織・業務の大胆な改革や事業内容の変更・追加に取り組み、技術革新による変化を取り入れ、強い体質で新たなサービス展開にチャレンジする。電気の販売、駆け付けサービスや宅配水事業に加え、これまで取り扱いのない商材に関してその足掛かりをつくる。
●甲賀協同ガス
新規事業としては、リフォーム事業をさらに積極的に展開していく予定だが、基本的に法令順守はもとより、さらなる自主保安の充実を図り、顧客に安全に安心してガスを使用してもらうことで、ガスだけでなく何でも相談してもらう信頼関係を築くことが最優先と考える。
●大垣ガス
今後も当社のガスを使う顧客に対する電力販売を推進していく。
●高岡ガス
あらゆる機会を通じて、ガスの優位性をPRし新規需要の獲得を目指す。共働き世帯の増加または高齢化への対策として、ガス衣類乾燥機や清掃性の高いレンジフードなど、家事の軽減につながる商材の提案を行う。
多様化する生活様式とともに、ガスの使用形態もさまざまとなってきている。こうした状況下での対応として、料金メニューの拡充に取り組んでいる。現時点では、衣類乾燥機向けの料金メニューを検討中。
●敦賀ガス
現在、CNGスタンド事業も行っているが、天然ガス車の普及が減少しており、当社の顧客数も減ってきているため苦慮している。
●丹後ガス
昨年度から、家電販売、リフォームにも取り組んでいる。
●びわ湖ブルーエナジー
事業初年度であり、まずは、大津市より継承した事業を確実に実施することを第一に考えている。
●大和ガス
顧客の生活を支えるサービスとして、宅配水とインターネットサービスを展開している。宅配水は、関連会社の大和ガス住宅設備がアクアクララの代理店となり、営業提案からウォーターサーバーの洗浄、設置、ボトルの配達まで全て社員で行い、接点強化を図る。
インターネットサービスは、NTTぷららの代理店として「大和ガス光」を扱っている。ガス料金の割引「大和ガス光割」を設定し、大和ガス光を契約することで、ガス料金が安くなることをアピールしている。
●新宮ガス
エネルギー関連=電力販売。
エネルギー以外の分野=消火器と警報器とのセット販売。
●大武
機器リース販売を新たに始めていく。そのためのシステム稼働や運用ルーチンの確立等が必要になってくる。
●河内長野ガス
17年度から18年度にかけ、河内長野ガスグループ将来構想検討委員会を発足させた。大学教授、地元民間企業関係者、市役所関係者等、有識者の方々に参画いただき、少子高齢化が進む河内長野において、地域課題として挙がった「街のにぎわいづくり」、「空き家対策」、「高齢者対策」、「健康事業」をテーマに議論を重ねてきた。
当委員会の中で、各委員からさまざまな意見が出され、空き家を利用したリノベーション事業や民泊事業、メディカルフィットネス事業、訪問看護・介護事業、宅配サービス事業等が候補として採り上げられた。今後は、社内で検討を重ね、候補を絞り、事業化を目指す。
●豊岡エネルギー
18年度から取り組んでいる家庭用市場でのリフォーム事業。
●篠山都市ガス
食料品、通信機器の販売を実施。
●津山ガス
昨年末より都市ガス区域外でのオンサイト設備によるLNG販売を開始した。災害の少ない土地として注目されている岡山県北部には、現存の工業団地にある工場に加え新たな誘致企業が増加する可能性があると考えている。同様の形態での取り組み先を今後も模索していきたい。エネルギー以外の分野で現状具体的な新規事業の取り組みはない。
●水島ガス
都市ガス事業、液化ガス事業に次ぐ新たな収益源の確保を目指し、16年10月からリフォーム事業を本格始動。リフォームイベントの開催やショールームの活用、ガス機器修理等の接点機会を活用して情報収集し、それをリフォーム営業担当者に迅速に情報リレーするなどしてリフォーム案件の上積みに取り組んでいる。
●因の島ガス
新規事業はないが非エネルギー関連ではミネラルウォーターの販売を行っており、自社配達することで、顧客との接点強化を図っている。
●久留米ガス
不動産業として土地の仲介販売を継続。10月には自社で新築賃貸マンションが竣工予定であり、都市ガス戸数の確保とサブリース運用による安定した収入を図る。更に最新ガス設備、暖房設備を採用した事で、住宅購入見込み客等に対して体感を通じてガスのメリットを訴求。ガスファンを創出し、将来的なガス需要の獲得も図る。
4月から久留米市内の市民団体と共同で久留米市の「市民活動サポートセンター」の指定管理業務を受託。市民活動を通して久留米ガスの一層の浸透を図る。
●大牟田ガス
子会社で取組んでいるリフォーム事業の拡大(エリアの拡張、売上増)を図る。
●直方ガス
Q-SANでんき(電力販売)、Q-SANクラブ(ガスをお使いの個人の方を対象に、お得な情報・サービスを提供している)
●筑紫ガス
今年度より、電力の取次販売を開始した。スキルアップをしつつ、拡販と体制構築を進めていく。併せて関連会社間の関係強化を進め、訪問巡回からの営業を進めている。
●唐津ガス
11年11月に、福祉用具のレンタル・販売事業を佐賀県に登録し、数年間営業してきた。当初は地域での認知度も低かったが、継続してきたことで福祉関連施設や、市民からも声をかけてもらう機会が増えている。18年から住宅関連設備事業も開始し、戸建ての水まわりの修理、取り換えなども行っている。将来はリフォームも視野に入れている。
●エコア
新規顧客営業による供給区域内普及率の増加、既存顧客の満足度アップを図る。新規顧客営業としては、新規事業である電力販売事業と合わせた新規開拓営業を行う。カルチュア・コンビニエンス・クラブのポイントサービスも導入し、ガスと電気のセット販売を提案する。
既存顧客については、新型ガス機器であるエコジョーズ、ハイブリッド給湯器をはじめ暖房機器を提案しガスの増販につなげ、またリフォーム等による住設機器、太陽光発電、蓄電池、その他電気製品等の提案により顧客満足の向上を図る。
●宮崎ガス
(1)エネルギーサービス事業への参入=移転建替後の宮崎市郡医師会病院でのエネルギーサービス事業に参入(東京ガスエンジニアリングソリューションズと協業)。20年8月事業開始予定。
(2)ひむかエルエヌジーの設立=宮崎県延岡地区にある旭化成第3石炭火力発電所の天然ガス化に伴い、天然ガス供給のための合弁会社「ひむかエルエヌジー」を5社(大阪ガス、日本ガス、九州電力、旭化成、宮崎ガス)で設立(2018年12月)。22年の供給開始を目指し、基地や導管などのインフラ設備を建設中。
●南日本ガス
当社グループ内での取り組みとして、電力事業・新エネルギー関連事業に取り組んでいる。エネルギー以外では、リフォーム事業やお助けサービス・ポイント制等、生活関連サービス事業の導入を開始している。
●国分隼人ガス
現在実施のものは、電気販売事業。
●出水ガス
エネルギー分野では、電力販売に力を入れる。他の分野ではハウスサービス等の検討を行っていきたい。
●沖縄ガス
既存の顧客との関係強化=ショールームにおいて最新のガス機器・住設機器に触れて体験してもらうことで「ガスのある暮らしのすばらしさ」をたくさんの顧客へ発信する。
燃料転換の推進=家庭用はもとより、商業用や工業用の転換まで幅広く取り組む。
新しい顧客の開拓=電力市場の家庭用分野の需要取り込みを図るため「エネファームタイプS」の販売をなるべく早くスタートする。
電力事業の拡大=より多くの県民の皆さまに、安くて良質の電気を供給できる体制を整える。