アンケートで各事業者が回答した経年埋設内管の対策状況を掲載する。各社は、保安上重要な建物(保安重)の対応のほか、一般建物の経年埋設内管についても、需要家と交渉を行いながら、取り組みを進めている。
●東京ガスネットワーク
保安上重要な建物(保安重)における「白ガス経年埋設内管」は、顧客へ取り替えてもらうよう周知等を継続して行い、保安の確保に努力していく。
保安重のうち、公的施設については、資金面や他律的な要因による改善工事(建物解体含む)遅れのものを除き完了しているが、未改善件名については完全完了を目指し引き続き改善折衝を行い、準公的施設は、腐食リスクレベル判定を積極的に活用しながら改善促進を行う。
●大阪ガスネットワーク
1999年より本格的に活動を展開している。保安重残り8461棟(2022年12月末)について、取り替え実施のための周知、折衝を継続して保安の確保に努めている。
なお準公的施設については、30年度までの改善完了を目指し、引き続き改善折衝を行っていく。
●東邦ガスネットワーク
保安重における経年埋設内管は、改善の同意が得られなかった顧客を除き、15年度末までに対策を完了。同意が得られなかった顧客のうち、公的施設については、21年度末までに対策完了。公的施設に準ずる建物については、25年度までの完了を目指し、折衝の継続および改善・建替計画があれば進捗状況の確認を実施。
●西部ガス
保安重を対象に自主漏えい点検(年1回)を実施し、点検結果の報告機会を活用した効果的な改善折衝を行っている。さらに、オーナー変更の機会を的確に捉えて改善折衝を進めている。また、折衝済み物件においても繰り返し改善意志の確認を行っている。
●京葉ガス
定期的にダイレクトメール(DM)による安全周知を実施。なお、保安重のうち公的施設については、20年度(21年3月)で対策完了、公的施設に準ずる建物残り1件の改善折衝を実施している。
●北海道ガス
保安重および木質系建物経年管のポリエチレン管への入れ替え折衝を継続実施。長期閉栓中の建物に対する巡回やDM送付により、撤去折衝を継続実施。
●広島ガス
公的施設に関しては、22年度に改善完了している。民間施設のうち、公的施設に準ずる建物は30年度の改善完了に向け活動している。本支管入れ替え工事の沿線に居住する顧客に対しては訪問して改善折衝を行っている。
●仙台市
経年埋設内管を所有するユーザーに対し、DM送付や定期ガス設備点検などの業務機会を通じて、継続して対策の必要性を伝え取り換え提案を行い、改善促進に努めている。
●北陸ガス
周知チラシのDM送付や各種業務機会を利用した折衝により改善を促進している。
●静岡ガス
保安重(準公共建物)に加え、一般戸建を中心とした保安重以外についても改善目標件数を設定し、道路上の工事等の接点機会を利用するなどして折衝を行う。
●四国ガス
保安重については、DMの送付や業務機会を通じて改善交渉を実施する等、引続き改善に向けて努力する。保安重以外は、本支管入れ替え工事に合わせた改善交渉や、業務機会を通じた周知活動を実施している。
●東部ガス
〈1〉建物区分等から優先順位付けを行い、改善折衝を実施している。〈2〉保安重については、15年末で対策を完了した。
●サーラエナジー
昨年度に引き続き、保安重の中でも特に公的機関の経年埋設内管の対策を進めてきた。今後も保安重を中心に経年埋設内管の対策を行い、改善の同意が得られなかった顧客については、DMの送付や各種業務機会を捉え、引き続き安全周知を実施していく。
腐食リスクレベル調査を実施し、調査結果を顧客への経年内管取り換え提案時に活用することで、経年埋設内管の改善を促していく。また、これまで改善してもらえなかった顧客へ再度折衝するきっかけとして活用し、経年埋設内管の改善を促していく。
●武州ガス
本支管入れ替え路線を中心に経年内管対象需要家の巡回・折衝を実施している。改善の主旨、必要性を分かりやすく説明し、理解いただくよう努力している。
●山口合同ガス
あらゆる業務機会を通じて、経年埋設内管の改善折衝を行い、削減を図っている。やむを得ず残存する物件については、詳細な折衝記録を作成することにしている。本支管改善工事路線にある対象物件に対して、改善工事に合わせて改善・削減の折衝を行っている。また、状況により更生修理施工の提案を行っている。
●大多喜ガス
業務機会を通じた改善折衝および更生修理工法により改善促進を図っている。
●日本ガス
埋設年、埋設環境(土壌、水位)建物下埋設配管状況、建物構造および建物区分、建物用途を考慮し優先度の高いものから対策を実施している。腐食対策措置としては、管の取り換え、更正修理工法、流電陽極法等の適切な工法を選択し、経済的かつ環境にも配慮した手法を選択している。
●岡山ガス
公的施設の改善は完了しており、準公的施設の改善折衝を進めている。また、保安重以外についても、専従折衝員による改善折衝を実施している。
●東彩ガス
経年本支管入れ替え時と単独経年供給管入れ替え時の同時改善提案実施。イベント会場等での取り換え提案を実施。また、専属員を配置し折衝に当たっている。
●釧路ガス
地区単位で狙いを定めてDMを発送し、更に経年管入れ替え工事をしてもらった顧客宅付近の経年管入れ替え対象の顧客宅へ直接訪問して折衝を試みている。それと並行して、空き家等長期不使用経年埋設内管の撤去を行い、削減を図っている。
●旭川ガス
顧客周知文内に経年年数を記載し周知している。アンケート付DM返信ハガキを郵送し、入え替えの見積もりを希望すると答えた顧客宅に訪問し改善提案を実施。法定検査時に周知、取り換え提案の実施。本支供給管工事に合わせて対象需要家に訪問し入れ替え提案を実施。古い未使用の経年管を優先に撤去してもらうよう巡回して提案。空き家の場合も所有者を探し撤去の提案を実施。
●滝川ガス
完了している。
●美唄ガス
対策方針毎年、対象需要家を訪問し、職員が計画を立て確実に実施していく。対策状況毎年計画に沿って実施し、早期の完了を目指している。
●岩見沢ガス
本支管入れ替え路線に対し他業務機会に折衝していく。
●帯広ガス
DM、キャンペーンの実施、自社検針時配布のちらしなどを活用したPR強化を継続して行っている。
●苫小牧ガス
定保等の業務機会を通じて顧客に更新の案内を行っている。本支管入れ替え工事時に不使用供給管の切り離しを行い、対策を講じている。
●室蘭ガス
保安重を中心に、毎年DMおよび面対にて改善について周知している
●長万部町
定期的な広報掲載および業務機会を利用した入れ替え促進活動。本支管更新工事時に、当該本支管に接続されている経年埋設内管の需要家には個別訪問し、対面で入れ替え折衝。
●青森ガス
定期保安調査時に入れ替え見積もりを提案し、依頼があった顧客へ見積もりを提出し交渉している。
●五所川原ガス
本支管入れ替え工事・建物の建て替え時および定期保安調査等の顧客と対面時に埋設内管の交換をお願いしている。
●弘前ガス
本支管入れ替え時の取り換え、パンフレット配布によるPR等。
●十和田ガス
長期間閉栓中の経年埋設内管について、顧客の同意を得て廃止している。また、他工事の機会を捉えて顧客に入れ替えをお願いし実施している。
●八戸ガス
優先順位を付けた経年管入れ替え計画表を基に、事業計画にて予算を計上し、入れ替えを進めている。
●黒石ガス
定期保安検査等、業務機会を通じて折衝。
●盛岡ガス
保安重は建物区分番号順に順位付けを行い、継続して折衝している状況である。戸建てについては本支管入れ替え工事・定保時等の業務機会を通して、対象の顧客を訪問し、折衝している。
●花巻ガス
本支管入れ替え工事時に、提案折衝を行っている。
●水沢ガス
定期保安巡回時、建て替えおよびリフォーム工事時に内管入れ替えを勧めている。本支管入れ替え時に供給管と併せて内管の入れ替えを勧めている。
●釜石ガス
本支管、供給管の入れ替え路線で、同時期による内管入れ替え折衝を強化。
●のしろエネルギーサービス
特になし。
●男鹿市
工事の都合上、敷設替えが必要な内管については、負担して更新しているが、過疎化・高齢化が進み、需要家負担が厳しく、対策に苦慮している。
●にかほガス
保安重以外は進んでいない。
●由利本荘市
自社工事による入れ替えのほか、他工事と併せて入れ替えを行っている。
●酒田天然ガス
保安重の公的機関は18年度末に終了したので、民間所有の保安重の入れ替えを最優先に実施していく。保安重は年に1回以上訪問する。保安重以外は定期保安点検等業務機会を通じて、折衝し改善を推進する。
●鶴岡ガス
本支管の更新に併せて改善折衝を実施。あらゆる業務機会を通じて改善提案を行う。
●寒河江ガス
定期保安調査や経年機器需要家訪問時に折衝をしている。
●山形ガス
本支管入れ替え工事に併せた改善折衝。担当要員による対象需要家巡回、改善折衝を行っている。
●庄内中部ガス
折衝員による巡回折衝、不在の場合はチラシ投函をしている。毎月60件前後の経年埋設内管チラシのDMを送付している。その他業務機会に入れ替え提案、折衝をしている。
●庄内町
独自広報誌を定期的に発行し、経年埋設管の交換の必要性を周知している。また、内管工事や業務機会において発見した際は、顧客に取り換えの必要性を説明し、入れ替えの促進に努めている。
●気仙沼市
業務機会を通じ周知。
●古川ガス
定期的に顧客宅を巡回している。
●仙南ガス
該当なし。
●石巻ガス
建物区分による優先順位や保安上の重要性、埋設年数、埋設環境を考慮し計画的に、対策を実施している。
●塩釜ガス
経年管は、顧客との入れ替え工事の折衝がなかなか難しいため、あまり進んでいない。
●福島ガス
保安重にあっては一巡し振り分け、対策完了となっているが、その後においても未対策物件にあっては引き続き折衝等を行っていく。保安重以外にあっては、入れ替え路線上の経年内管保有需要家について本支管工事広報時から入れ替え提案を行い、供給管工事と同時に改善できるよう折衝を行っている。
●若松ガス
本支管の耐震化工事の際に、灯外内管まで入れ替えを計画して残数減に努めたいと考えている。また、集合住宅や商業ビルのオーナーに働きかけ、経年内管の入れ替えについても進めたいと考えている。
●東北ガス
継続してPRを実施。
●常磐共同ガス
顧客へ入れ替えの促進を周知。内面シール(NEXT)による対策を実施。
●新発田ガス
本支管、供給管については下水道工事の機会を捉えて取り換え工事を実施。併せて、優先順位付けをするとともに高度化設備リース事業を利用し、取り換え工事を実施。保安重の経年管改善折衝は継続して実施している。
●越後天然ガス
本支管=ねずみ鋳鉄管引替完了、白管引替完了、アスファルトジュート巻管電気防食にて中・低圧管共に対策済。供給管=本支管入れ替え等に改善折衝および未使用管巡回時の撤去折衝。灯外管=優先順位をつけて、個別折衝および本支管入れ替え、増改築時に改善折衝や未使用管巡回時の撤去折衝。
●蒲原ガス
保安重および建物区分上位の経年内管の顧客に対し個別訪問、折衝を行い、改善の促進に努めている。業務機会を通じて、経年埋設内管所有の顧客に折衝、入れ替え促進を行っている。本支管入れ替え工事現場においては、工事店と協力し、経年埋設内管所有の顧客へチラシの配布、折衝、入れ替え提案を実施。
●小千谷市
重要箇所を優先し、計画的に敷設替えを実施。経年管対策に伴う費用が多額のため、予算範囲内で計画的に実施。灯外内管は引き続き需要家へ周知。
●魚沼市
定期保安点検時に対象の方に入れ替えをお願いしている。経年管入れ替えのお願いを魚沼市ホームページに掲載している。ガス水道フェア(年1回開催、今年度中止)で広報している。
●上越市
保安重については、灯外内管の白ガス管は改善完了。白ガス管が残存する需要家には、法定調査等の訪問時に対面の機会を利用し入れ替えの周知を実施。建物解体や内管工事の際に、白ガス供内管の入れ替えや撤去を指導している。
●妙高グリーンエナジー
特に保安重の経年埋設内管について、入れ替えの依頼文を検討している。
●糸魚川市
定期周知パンフレットで敷地内ガス管の入れ替えをお願いしている。指定工事事業者教育の機会を利用して、需要家が直接工事相談をする工事業者に、経年内管対策の必要性を周知し、需要家の助言となるよう教育する。
●白根ガス
腐食劣化対策管更新現場での工事延長上の顧客には全件経年管の更新折衝を行い、交換について周知啓発活動を行っている。
●栄ガス消費生活協同組合
法定検査での訪問時に取り換えのお願いをしているが灯外内管は顧客の資産にあたるため、進んでいない。リフォームや建て替え等の機会を狙い粘り強く交渉していくことが大事。
●佐渡ガス
あらゆる業務機会を通して経年管折衝に取り組んでいる。
●栃木ガス
埋設年度、修理履歴の有無などの状況から取り換えの優先順位を決めて行っている。
●足利ガス
専属交渉員による計画訪問や、本管入れ替え工事に係る物件のうち経年管対象の物件への訪問により入れ替え交渉を行っている。保安上重要な物件については継続的に交渉を行うとともに、1年に1回の頻度で漏えい検査を行っている。
●鬼怒川ガス
要所に試掘を行い、導管状況を確認し入れ替えの検討を実施。
●北日本ガス
来年度中に入れ替えを完了すべく、対象の顧客宅を巡回し入れ替えを進めている。
●佐野ガス
経年管対策チームとし4人体制で活動している。入れ替え対象となる顧客に対しての折衝訪問も2巡目となり、何らかの理由で、取り換えは思うようには進まなくなってきている。供給管入れ替え時、定保時、あらゆる訪問機会を利用し、減少に努めている。
●沼田ガス
定期保安巡回、他業務機会に経年埋設内管の入れ替えを提案している。
●渋川ガス
内管検査・消費機器調査完了後のチラシによる案内および経年管入れ替え対象路線に該当する顧客へ事前入れ替え提案の実施。
●桐生ガス
本支管入れ替え工事時における沿線需要家への折衝、定期保安巡回や営業機会に改善説明を行う。
●館林ガス
協会発行のパンフレットを活用し、業務機会に改善提案を行っている。
●伊勢崎ガス
工事費用負担の面で理解が得られず、思うように進んでいないが、粘り強く交渉していく。
●太田都市ガス
22年度中の対策完了は困難な状況。
●本庄ガス
毎年サブユーザーにはチラシによる周知・PRを行い、経年管の需要家には危険性や耐震性に関する事項が記載してあるDMによるPRを行っている。
●坂戸ガス
保安重に関しては19年度に完了した。一般建物(残461件)に関しては、専任者による継続的な折衝で改善を進めている(22年35件減少)。
●入間ガス
年1回訪問し、入れ替え折衝を行っている。
●鷲宮ガス
法定の4年に1回以上のガス漏れ検査実施時の周知と、ホームページにてお知らせを掲載。
●日高都市ガス
該当なし。
●武蔵野ガス
業務機会を利用して入れ替えのPRを実施している。
●西武ガス
長期閉栓需要家へ撤去折衝を実施。
●松栄ガス
経年白ガス管対象需要家に訪問し改善の必要性周知と灯外内管漏えい検査を年1回実施している。
●大東ガス
対象物件の所有者に対し、DMを発送後、担当者による個別訪問を行い、ガス管取り換えの必要性を理解してもらえるよう折衝を行っている。
●伊奈都市ガス
経年埋設内管の対象はなし。
●エネクル
経年内管先へのチラシ配布、接点業務時に入れ替えの提案・折衝を行っている。
●フジオックス
経年埋設管は対策済み。
●角栄ガス
経年本支管入れ替え工事時にできるだけ内管まで入れ替え工事を行う。それ以外は巡回を行い、折衝する。
●野田ガス
需要家情報で管理し定期保安巡回・機器修理等で訪問した際に入れ替え折衝を行っている。
●銚子ガス
定期保安巡回等業務機会および本支管工事に折衝を行い、改善を進めており、可能な限り早期に対策完了を目指す。
●東金市
東金市のホームページ・広報での周知を行っている。また、定期保安調査・本管入れ替え工事・内管増設工事等に併せて、需要家への入れ替え折衝を行っている。
●大網白里市
増設工事等の依頼や現地調査で経年埋設管があった場合は、入れ替えについて説明し必要であれば入れ替え工事の見積りを作成し検討してもらう。
●白子町
外部委託等により折衝に取り組んでいる。
●習志野市
需要家に対し、戸別訪問、本支管工事の際に周知文を投函するなど、改善の必要性を訴え、入れ替えをお願いしている。
●東日本ガス
経年埋設内管対策は、経年管入れ替え促進チラシを年3回対象の顧客へ投函等を行いその対象需要家へ電話連絡にて入れ替えを勧めている。
●京和ガス
経年埋設内管対策は、主に定期設備時点検時に周知。
●長南町
開栓時や防災訓練等のイベント開催時にポリエチレン管(PE管)への入れ替えを推進。
●ニチガス
顧客宅訪問時に提案を行っている。
●昭島ガス
経年埋設内管については、保安重およびそれ以外の建物を巡回し灯外内管のガス漏れ検査を実施している。それと同時に改善してもらえるよう折衝も行っている。
●青梅ガス
経年埋設内管対象の顧客については例年「ガスと暮らしの安心」運動期間中にDMを送付し入れ替えを提案するとともにアンケートを実施している。アンケートの回答内容に応じて、掘削調査や漏洩検査を実施するなど、顧客に関心を持ってもらえるように取り組んでいる。
●武陽ガス
経年管に対しては、毎年計画(更新含む)を立て、全件周知折衝等の対象として対応しているが、特に重要度の高い需要家にガイドラインに沿って(危害の大きさ等)優先順位付けを行っている。
優先順位1—鉄筋系の一般業務用建物・一般集合住宅であって、灯外内管が建物内床下配管の建物。
優先順位2—1以外の鉄筋系建物、一般業務用建物および一般集合住宅。
●長野都市ガス
保安重(公的物件)の改善は完了した。今後は、一般物件に対して、漏えい発生時などの業務機会に改善提案を継続していく。
●大町ガス
対象の需要家への業務機会を利用しての周知。建物改修に合わせた入れ替えを提案。未使用需要家宅の経年管は調査の上、供給管も含めて処理を行う。
●上田ガス
定期保安巡回、ガス展、顧客付近道路のガス管取り換え工事時等あらゆる機会を捉えて経年管対策の重要性について周知を継続。
●松本ガス
保安重、一般の建物にそれぞれ専従の折衝員を設け、早期の対策完了を目指す。定保時に周知チラシを配布。
●エナキス
埋設内管は全てPE管で直近4年以内に設置したもので、経年管に該当するものがないため、現状では対策は考えていない。
●諏訪ガス
定期保安巡回や検針時のチラシなど、あらゆる業務機会を通して入れ替えをお願いしている。
●信州ガス
保安重物件の残存件数は17物件。公的施設については全て完了した。経年本管の入れ替ええが完了している沿道で残存している対象物件(保安重物件以外)の対策が課題となっている。
●厚木ガス
今年度は改善提案済で検討中の顧客について、意向確認を中心に実施。各種工事機会を通じて折衝(本支管入れ替え時、供給管入れ替え時、増雑工事時等に実施)。費用や物理的に入え替えが厳しい物件は、主に更生修理工法を提案する。
●秦野ガス
公的機関は対策完了。その他は業務機会を通じて入れ替えの提案実施。
●小田原ガス
保安重は、顧客、オーナーに改善提案が完了している。戸建てについては業務機会(本支管入れ替え工事)を捉えて継続的に改善折衝を行っている。
●湯河原ガス
対象の顧客への継続的な周知の実施や、ガス機器の交換・増設時などの機会に入れ替えをお願いしている。
●吉田ガス
保安重の建物は年に1件の割合で対策することを目標に折衝に取り組む。保安重以外の建物は経年本支管入れ替え工事時に極力入れ替えてもらえるよう折衝を行っている。
●東京ガス山梨
保安重については、継続して巡回を行いオーナー等への周知を実施。これ以外の経年対策については、業務機会(法定点検・その他出張時)を通じての周知を継続実施。
●熱海ガス
埋設年度、管種、管径、漏えい履歴を基に、優先順位付けした導管の計画的な入れ替え工事を実施。本支管工事に合わせて供給管の入れ替えを実施し、保安重の経年埋設管(供・内管)は、地区ごとにブロック化して危険度の高い地区から優先的に入れ替えを実施。
●伊東ガス
システム管理、ホームページによる周知、専門部署が本支管入れ替え時に折衝、特に保安重の削減に取り組んでいる。
●下田ガス
消費者・他工事業者への周知活動や連絡網の構築を進めている。
●御殿場ガス
経年本支管入れ替え時に必ず入れ替え折衝を行っている。拒否の顧客が多く、苦慮している。接点業務時にパンフレット等を渡して折衝している。
●島田ガス
本支管入れ替え工事や他工事がある時に、対象路線に近接する顧客に折衝を行ったり、営業機会などでも対象物件を意識して入れ替えの折衝を行っている。
●中遠ガス
専任担当者を中心に本支管入れ替え工事時の巡回、定期保安巡回時等あらゆる接点機会の中で実際の経年管の写真等を見てもらうことで理解を深め、経年管入れ替えに努めている。
●袋井ガス
非開削工法の採用により灯外内管の改善成約が高い確率で実施。併せて灯内内管の入れ替えも提案している。
●東海ガス
顧客とのさまざまな接点を契機に入れ替えを提案している。ガス漏えいがあった場合、灯外、灯内全ての入れ替えを積極的に提案している。
●犬山ガス
本支管入れ替え時に経年埋設内管の折衝を行っている。その他リフォーム等、顧客との接点機会に入れ替え折衝している。
●津島ガス
本支管入れ替え工事時に顧客に入れ替えのお願いをし、一本でも減らせるよう折衝している。
●上野都市ガス
要対策導管は取り換え済みであり、維持管理導管としての白ガス管の取り換えを優先して実施している。同時に耐震化としてネジ鋼管路線の取り換えも行っている。
●名張近鉄ガス
顧客接点機会での入れ替えをPR。外管工事に随伴した内管入れ替え折衝。内管変更工事に伴う入れ替え提案等。
●甲賀協同ガス
現在残存する経年埋設内管は、8本。本支管の敷設替えに併せて、対象需要家に入れ替え交渉を実施している。
●大垣ガス
近年の進ちょく率はコロナの影響で、顧客への訪問や面会機会が得られず、停滞しているが、次年度以降は経年埋設内管の折衝に注力し改修を加速させたい。
●日本海ガス
経年埋設内管については、定期保安調査・漏えい対応時などの業務機会を通じてチラシを配布し理解を得ている。大型(保安重)物件については、物件台帳を作成し計画を立てて折衝を行い、一般業務用物件・一般集合物件に関しては、オーナーにDM発送を行い、対面による折衝を行っている。また、本支管入れ替え地区については経年埋設内管の折衝を積極的に取組んでいる。
●高岡ガス
本支管入れ替え工事や保安点検等の機会を通じて入れ替え提案を行っている。
●金沢エナジー
本支管改良工事に伴い、敷設替え・更生修理工法を需要家にお願いしている。公的機関で保安重の改善は完了した。
●小松ガス
本支管同様にリスクマネジメント手法を運用し、保安重については、取り換えを基本としながらも更生修理工法等も活用し改善を進め21年度には全て完了した。また、保安重以外の物件も本支管改修工事沿線および業務機会を捉えて計画的に折衝を実施し、改善に努めている。
●福井都市ガス
全戸へ年1回配布する安全周知チラシにより、経年埋設内管の取り換えのお願いを実施している。消費機器調査において、該当する顧客へ直接、取り換えのお願いを実施している。
本支管の改修工事施工に併せ、工事区間内で経年埋設内管を保有される顧客への直接取り換えのお願いを実施している。顧客負担の経年埋設内管の取り換え工事費用を助成する制度を制定・運用している。
●越前エネライン
ガス管取り換えの工事費の負担に難色を示している顧客が多い。近年、経年内管からの漏えいも増加傾向にあり、調査やイベント等におけるチラシ配布の際に必ず説明するようにしている。本支管の取り換え時に、その沿道の顧客には、この機会に合わせて内管工事を行うことにより工事費用が低減できる等のメリットを説明、交渉し、更新を図っている。
●丹後ガス
22年度は2件改善を実施し、残りは12件。引き続き、折衝を行っていく。
●福知山都市ガス
323本の灯外内管が残っている。引き続き本管工事、定保の機会に取り換え提案を行っていく。
●長田野ガスセンター
本支管は全数完了済み。内管は99・3%完了。残り1件(保安重はなし)で、定期的に折衝を続けている。
●大津市
14年度より経年埋設内管改善工事への補助金制度を実施し、対象需要家に対して改善を促している。
定期保安巡回時にチラシを配布して周知するとともに、窓口だけでなくホームページからも補助金申請の様式をダウンロードできるようにして、顧客の利便性を高めるように努めている。
●大和ガス
道路部分の経年管入れ替えの機会に折衝をして入れ替えを進めている。
●五条ガス
保安重を優先し、改善折衝を実施。閉栓中需要家の経年灯外内管の撤去を進めている。
●桜井ガス
法定点検時に経年埋設内管の取り換え等PR。
●大武
全ての経年管の入れ替えを完了している。
●新宮ガス
保安重物件の改修は終了している。現在は木造建物の経年埋設内管の改修提案を行っている。
●河内長野ガス
保安重物件の改修は完了している。内管工事見積依頼時や漏えい修繕工事時に経年管の入れ替えを勧めている。本支管入れ替えに伴う供給管入れ替え時に経年埋設内管の入れ替えを提案している。
●豊岡エネルギー
定保・検満時等の業務機会に取り換えの訴求を行っている。対象顧客を「ガスてん」会場に誘致して、取り換えの訴求を行っている。
●篠山都市ガス
保安重の早期改修に向けて、今後も継続的に周知改善を行い、改善推進に務める。
●伊丹産業
本支管の入れ替え時に経年内管の入れ替えも提案している。入れ替えに至らない場合は、更生修理工法を用いている。経年内管の入れ替え提案時には経年内管の腐食状況の写真を基に老朽管の危険性およびPE管に入れ替えた際の高い安全性を説明し折衝を行っている。
●津山ガス
保安重における灯外内管を継続的に折衝している。戸建住宅の経年埋設内管は、定期保安調査・機器更新時などあらゆる業務機会を通じて折衝している。
●水島ガス
保安重については、4巡目を巡回中であり、不成約の物件に対して周知完了確認書にサインを頂いている。一般の顧客については、入れ替え交渉が不成約になった場合、白ガス管であれば、更生修理工法の折衝を実施している。
●福山ガス
一般建物の経年埋設内管については、本支管取り換え工事に併せて取り換えの折衝を行っている。また、保安重については、毎年の漏えい調査に併せて取り換えの折衝を行っている。
●因の島ガス
業務機会での入れ替え・撤去の折衝を行っている。
●松江市
保安調査等の接点業務時に、経年埋設内管についての周知や内管入れ替え提案を行っている。
●出雲ガス
専任者を設けてはいないが、他工事の機会を逃さないように取り組み、不使用設備の把握と対応を行っている。
●浜田ガス
本支管入れ替え工事および顧客の改修工事等の営業機会に入れ替え提案を行っている。オール電化、空き家等長期不使用の顧客に境界付近での切り離しの提案を行っている。
●久留米ガス
DM送付による改善促進(鉄筋系・保安重)。
●大牟田ガス
経年本支管入れ替えを利用した改善折衝。漏えい修理における確実な改善。
優先順位1位については専任者を置き、再見積もり・再訪問を行う。
●筑紫ガス
経年埋設内管は前年度に引き続きDMを活用し改善促進に取り組んでいる(DMに返信用ハガキを設けており、返信で改善を希望する顧客には改善折衝を行う)。地区巡回により経年管の対象となる顧客へ入れ替えの折衝を行ない改善促進に取り組んでいる。
●高松ガス
経年埋設管なし。
●唐津ガス
顧客への費用負担が発生することにより、あまり進んでいない。
●佐賀ガス
保安重については優先順位付けし、都度折衝している。全般的に法定点検時に対象需要家へチラシを活用した周知を実施、本支管入れ替え工事に伴い、入れ替え路線を担当が巡回し、改善を図っている。
●鳥栖ガス
本支管入れ替え路線を1件1件折衝、入れ替え工事を行っている。
●エコア
経年埋設内管対象先への交渉(他の業務機会を通じて)。
●宮崎ガス
重要度の高いもの、本支管工事沿線や漏れが発生した顧客を優先して取り組んでいる。
●南日本ガス
保安重については、民間の対象建物が残存しており個別に改善提案を実施継続し、改善を進めている。また、一般建物は、経年本支管入れ替え工事時や業務機会を通じ改善と折衝を実施している。
●加治木ガス
埋設年度の経過している古い順で計画を実施し入れ替え等に着手している。
●国分隼人ガス
経年管の該当なし。
●出水ガス
定期保安調査の際、内管漏洩検査を行っている。
●沖縄ガス
関連会社へ経年埋設内管の需要家へ訪問し、趣旨説明と入れ替え交渉を行っている。承諾を得られたら社員が再度訪問し工事調整を行う。
