GENIX-CN70

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7月12日終値

7月12日 GENIX-CN70は3週連続で上昇し、先週に続き2週連続で指数算出以来の最高値を更新した。日本酸素、岩谷産業、栗本鉄工、前澤工業などが本年高値を更新した。
市況情報

 中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)7月分は、プロパンが6月分と同値の1㌧当たり580㌦、ブタンも6月分と同値の565㌦となった。

 原油市況はこのところ1バレル80㌦台で堅調に推移する一方、中国向けなどLPGの需要は落ち着いているもよう。米国プロパンガス市況も1㌧400㌦をはさんでのもみ合いが続いている。

 なお、中国に次ぐ世界第2位のLPG輸入国インドで総選挙が行われ、このほど与党の勝利が明らかになった。同党はLPG普及政策を強力に推進してきた経緯があり、LPGの国際需給に影響を与えうるとして選挙結果が注目されていた。

 (2024年7月1日配信)

【過去解説記事】

 14日東証 GENIX-CN70は前週末比0.94ポイント高の192.96と2週間ぶりに反発した。指数構成銘柄ではK&Oエナジーグループ、三菱重工業、伊藤忠が上場来高値を更新したほか、岩谷産業、関西電力、東邦ガスなど大手電力・ガス株も根強く物色された。

 K&Oエナジーの株価は今年大きく値上がりし、11日の上場来高値4230円は昨年末終値2041円から2倍を超える上昇になっている。同社は千葉県で天然ガス・ヨウ素を産出しており、ヨウ素が次世代太陽光(ペレブスカイト太陽電池)の材料となることから注目を浴びているようだ。

 経済産業省が5月29日、第1回「次世代型太陽電池の導入拡大及び産業競争力強化に向けた官民協議会」を開催したことも手掛かり材料になっている。同協議会では日本が先行するペレブスカイト太陽電池の普及促進を目指している。日本のヨウ素生産量は世界第2位であり、エネルギー安全保障の観点からも期待が大きい。また、今週は米国でスタートアップがペレブスカイト太陽電池の工場を新設するとの報道も関心を集めたようだ。さらに、同業の伊勢化学工業の株価が昨年末の8590円から、本日の最高値40500円まで実に4.7倍となる大相場を演じていることも刺激になっている。

(2024年6月14日配信)

 米国で天然ガス先物価格(ヘンリーハブ=HH)が上昇している。6月11日の期近終値は百万BTU(英国熱量単位)当たり3.129ドルと、今年1月12日の3.313ドル以来、5カ月ぶりに3ドル大台に乗せた。2~3月には1.5ドル台の安値を付けていた。また1年前のこの時期は2ドル台半ばで推移していた。

 最近の市況動向についてJOGMEC調査部白川裕調査役は、「市況低迷時に掘削井が絞られた影響で、ガス生産量がジワリ減少している。そこに米国南部を中心とした記録的な猛暑による発電用ガス需要増が加わった」と指摘する。また、当面の値動きについては、「ガス発電用の需要は既に限界に達しているため、先物価格がこの先もさらに大きく値上がりする展開は想定しにくい」としている。

(2024年6月13日配信)

 6月7日東証 この週の東証株価は高値圏で伸び悩み、7日の東証株価指数(TOPIX)終値は前週末比0.6%値下がりした。GENIX-CN70も上値が重く2週間ぶりに反落し、前週末比1.9%の下落となった。

 GENIX-CN70構成銘柄の足取りは総じて重いが、その中で異彩を放つ逆行高を演じたのがデンヨーだ。同社は量産型燃料電池式可搬形発電装置を開発するなど水素関連ビジネスを手掛けている。

 同社株価は2020年9月と同年11月に付けた2600円台の高値を一気に払い、2700円台半ばに到達した。約1カ月間で株価は2割を超える上昇となったが、業績は好調で株価指標面に割高感は乏しいと見られる。「チャート上の節目を突破してきたことで、目先妙味が膨らんでいる。また同社は可搬型、非常用発電機を手掛けており、梅雨入りを前に防災関連の切り口にも関心が向いている」(市場関係者)。日本ではゲリラ豪雨が頻発化しているが、同社が強みとする北米ではこの時期ハリケーンの多発が警戒されている。シーズン性を発揮する場面も期待されているようだ。

(2024年6月7日配信)

 中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)6月分は、プロパンが1トン当たり580ドルと前月分と同値だった。ブタンは前月比20ドル値下がり(下落率3・42%)して565ドルとなった。ブタンは3カ月連続で下落した。

 先週の米国プロパンスポット市況(MB)はトン当たり400ドル前後で推移。原油先物市況(WTI)は足元の堅調な在庫状況や長期金利の高止まりなどを受けて、1バレル70ドル台後半では上値が重くなっている。

(2024年6月3日配信)

 5月31日東証 GENIX-CN70は3週間ぶりに最高値を更新した。次世代太陽光発電(ペレブスカイト)関連として注目されるK&Oエネジーが一時未踏の4000円台に乗せたほか、栗本鉄工は18年ぶりの5000円台、川崎重工は9年ぶりの6000円台、ENEOSは6年ぶりの800円台となるなど大台替わりが相次いだ。北海道電力、九州電力などの電力株や、商社、海運株なども根強く物色されている。

 三浦工業が急伸し、およそ3カ月ぶりに本年高値を更新した。同社は5月30日、ダイキンと業務資本提携すると発表。工場向けに空調や蒸気ボイラ、水処理システムなど熱・空気・水に関するトータルソリューションをワンストップで提案する。それぞれの強みを生かして工場のカーボンニュートラル化のニーズに応える。三浦工業は国内の工場に、ダイキンは海外に強固なネットワークを有しており、市場はメリットを発揮しやすい組み合わせと受け止めているようだ。また、ダイキンは三浦工業の発行済み株式4.67%を三浦工業の自社株から購入する。三浦工業はその売却代金でダイキン子会社の株式49%を取得する。株式価値の希薄化や当面の株式需給悪化を招かない資本提携スキームも好感されたようだ。関連記事(https://www.gas-enenews.co.jp/gijutsu-shinseihin-hoan/40495/

(2024年5月31日)

 米国の天然ガス市況が上昇している。ヘンリーハブ(HH)先物期近価格は5月23日、百万BTU(英国熱量単位)当たり一時2.9ドル台に上昇した。3ドルは今年1月以来となる高値水準。「米国ガス市況は2~3月に1ドル台半ばまで大きく下げた経緯があり、その際に生産リグの稼働台数が削減された。その影響がここにきて出始めている」(JOGMEC調査部白川裕調査役)という。また、米国南部を中心にこの夏の気温が高めになるとの予報や、米フリーポートLNG輸出プロジェクトが本格生産に復帰したことなども材料視されているという。

(2024年5月24日配信)

 5月17日 GENIX-CN70は前週末比2.35ポイント安の192.12と4週ぶりに下落した。総じて利益確定売りに押される展開となったが、その中で13日に決算を発表した岩谷産業、14日に決算・大規模な自社株買いを発表したENEOSの株価が急伸した。どちらも一時本年高値を更新するなど人気付いた。

 岩谷産業の決算について市場関係者は、「前期実績も今期予想も2桁増益の好決算。ただ今期の配当金予想額が据え置かれたため、株価は急伸後伸び悩んだが、持分法対象のコスモエネルギーの寄与分も見込め、今後増配期待から見直される可能性がある」とする。

 ENEOSの自社株買いは上限が発行済み株式総数の2割強におよぶ大規模なもので、市場にサプライズを与えた。「経営陣の資本効率・株主還元への意識の高さを感じる内容。大型投資がなく、JX金属がIPOに向けて資産売却を進める中、財務体質が良好になっていることが背景にある」(大手証券アナリスト)と見ている。

(2024年5月17日)

 GENIX-CN70は10日、前週末比2.33ポイント高い194.47ポイントと3週連続で値上がりし、前週に続いて過去最高値を更新した。

 指数構成銘柄では大阪ガス、北海道ガスなどが過去20年来の高値を更新。大阪ガスは8日発表の自社株買いが好感されている。「3月発表の中期計画で株主資本配当率に基づく増配方針が打ち出されたばかりの株主還元策で、サプライズとして受け止められた」(アナリスト)。北海道ガスは4月30日発表の株式分割(1対5)や今期実質増配を手掛かりに人気化している。PBRは0.8倍台に上昇し、課題の1倍割れ解消が現実味を帯びてきた。

 岩谷産業も急伸し、4月に付けた最高値9311円を射程に捉えてきた。同社の3月期決算は5月13日午後2時半に発表予定だが、同社がさきごろ筆頭株主となったコスモエネルギーホールディングスが昨日決算発表を行い、堅調な業績と自社株買い、年間300円配当を維持する方針が明らかになった。コスモエネの株価は本日、一気に高値を更新、岩谷産業の株価支援材料になっている。

(2024年5月10日配信)

  中東産LPG日本向け長期契約価格(サウジCP)5月分は、プロパンが1㌧当たり580ドルと前月比35ドル下落した(下落率5・69%)。値下がりは4月分に続いて2カ月連続。

  ブタンは前月比35ドル値下がりして(下落率5・65%)1トン当たり585ドルとなった。ブタンも2カ月連続で下落した。

(2024年4月26日配信)

 中国税関が18日に発表した3月のLNG輸入量は前年同月比24・1%増の665万㌧となり、3月としては2021年の564万㌧を上回り3年ぶりに過去最高を更新した。1~3月の累計輸入量は同20・4%増の1985万㌧と、年間輸入量が過去最高だった21年同期を0・8%上回った。

 今年第1四半期の国内総生産は5・5%増と昨年第4四半期の5・2%増を上回った。輸出産業を中心に二酸化炭素排出削減のためのガスシフトも進んでいる。同期間のLNGスポット市況が前年同期を4割下回るなど割高感が薄れたことも需要喚起につながったようだ。今後の見通しについてエネルギー・金属鉱物資源機構調査部竹原美佳部長は、「国際市況はこのところ上昇に転じており、LNGスポット調達は目先一服しそうだが、地方政府のガス火力建設推進や船舶燃料のグリーン転換などもありガス需要そのものは高まる方向」としている。

(2024年4月18日配信)

 東証4月12日 東京ガスの株価が一時前日比54円高の3899円と前日に続いて上場来高値を更新した。同社株は今週に入って騰勢を強め、年初からの株価上昇率は20%に達した。3月中旬、大阪ガスの時価総額が一時、東京ガスを逆転したが、東京ガスが再び首位に立ちリードを広げている。4月19日に全国知事会が東京ガス横浜ステーションを視察し、e‐メタン製造実証の説明を受ける予定となっている。カーボンニュートラルに向けた同社の技術力に注目が集まりそうだ。株価上昇により、株価純資産倍率(PBR)は0.94倍へと上昇。1倍乗せが視野に入ってきた。

 都市ガス株では、北海道ガスの株価も上昇基調にあり、この日も前日マークした上場来高値2960円まで一時買い進まれる場面があった。年初からの上昇率は34%に達するが、同社株のPBRはいまだ0.7倍台にとどまり、依然割安感が漂う。北海道では半導体工場の新設で電力消費の大幅な伸びが予想され、北海道電力の株価もこのところ大幅に上昇している。

(2024年4月12日配信)

 4月3日 米原油先物(WTI)は前日比28セント高の85.43ドルと3日続伸、本年の高値を更新した。ウクライナによるロシア主要製油所への無人機攻撃や、イラン大統領によるイスラエルへの報復表明など地政学的リスクの高まりが背景にある。また週間統計で米国原油在庫が前年同期比18.5%減と減少が目立ったことも材料視されている。

 注目されたOPECプラス合同閣僚監視委員会は、生産目標維持を決定。また、米連邦準備理事会パウエル議長は講演で利下げを急がない姿勢を示したとされる。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部・芥田知至主任研究員は、「中東、ウクライナ情勢は今後一段と動向が注視される。また、米金融政策、中国当局による経済運営、産油国の生産方針なども引き続き注目される。ただ、米中の景気は石油需要を上振れさせるほどには強くないとみられ、相場の上昇傾向を決定づける材料は出にくいと思われる。相場は再び一進一退の推移となりやすい」と指摘。もっとも、今年後半にかけて米利下げを受けてドル安が進む展開となれば、ドル建ての原油価格には割安感が生じ上昇圧力がかかりやすくなるとし、今年度は1バレル95ドル程度の上値が見込めるとしている。

(2024年4月4日配信)

 GENIX-CN70は年度内最終売買日となった3月29日、前週末比0.55ポイント上昇し189.41と、2週続けて最高値を更新した。3月末割り当てで1対10の大幅な株式分割を実施した三菱重工業は権利落ち後も堅調で、修正株価は連日の最高値となった。GENIX-CN70構成銘柄では他に理研計器が1対2、川崎汽船が1対3の株式分割を3月末割り当てで実施した。

 岩谷産業の株価が3連騰で、連日の上場来高値更新。3月28日にコスモエネHD株式を追加取得し、持ち分法適用会社にしたと発表したことが材料視されている。コスモエネの今期純利益予想は780億円、岩谷産業は335億円。持ち分比率2割相当の利益が来期以降、上乗せされるインパクトの大きさが期待されているようだ。また、会社側は本件株式取得に要する資金を借り入れで賄うとしており、「増資による一株当たり利益の希薄化が回避される見通しになったことも好感されている」(国内証券調査部)という。

(2024年3月29日配信)

 米国3月26日、米パイプラインガス(ヘンリーハブ=HH)先物価格が終値で5日続落し、百万BTU(英国熱量単位)当たり1.575ドルに下落。2月20日に付けた本年安値1.576ドルを1カ月ぶりに割り込んだ。ザラ場安値は1.4㌦台まであった。

 米エネルギー情報局(EIA)が3月21日に発表した週間データによると、米国の地下ガス在庫量は3月15日時点で前年比21%増、過去5年間の平均値に対しては41%上回っている。エネルギー・金属鉱物資源機構・白川裕調査役は、「気温が上がり需要が低下して、在庫がさらに積み上がったことと、生産がすぐには低下しないことが主要因」と指摘する。こうした在庫の荷余り感が先物市況の上値を重くしているようだ。

 HH先物価格の過去15年間の値動きを振り返ると、期近先物価格が1ドル台まで下落した年は2012年、16年、20年の3回あり、当該年の安値形成月はそれぞれ、4月(1.9ドル)、3月(1.6ドル)、6月(1.4ドル)となっている。春に安値を付ける習性と、この間の価格水準が切り下がる傾向が見て取れる。

(2024年3月27日配信)

 3月22日、ガスエネ株価指数カーボンニュートラル70(GENIX‐CN70)は2週間ぶりに過去最高値を更新した。GENIX‐CN70構成銘柄はほぼ全面高となり、K&Oエナジー、三菱重工、岩谷産業、大阪ガスなどが最高値を更新した。

 なお、三菱重工(1株→10株)、理研計器(1株→2株)、川崎汽船(1株→3株)は3月28日付で株式分割の権利を落とす。株式分割のメリットとしては、単位投資額の引き下げによる投資家層のすそ野拡大、流動性の向上などが指摘される。昨年以降で、株式分割を実施したリンナイ、NTT、三菱商事、京セラは、権利落ち後も堅調な値動きを保っている。

(2024年3月22日配信)

 3月15日 ENEOSHD(GENIX―CN70構成銘柄)の株価が朝方から買い進まれ、5年3カ月ぶりに700円台に乗せてきた。他にもINPEXや石油資源開発、コスモエネルギーHDなどの石油関連株、資源高が利益に結び付く商社株も軒並み値上がりしている。コスモエネルギーは国内大手証券が投資格付けを引き上げたことも好感され、株価は上場来高値を更新した。

 株式市場は、米原油先物(WTI)が14日、期近4月渡し終値で1バレル81.26ドルと続伸し、昨年11月6日の80.82ドル以来の80ドル台乗せとなったことを材料視しているようだ。国際エネルギー機関(IEA)が同日公表した市場レポートでは、今年の石油需給は供給不足になるとの予測が示されている。産油国の自主減産延長による供給減や、紅海におけるタンカー襲撃で海上輸送距離が延びておりバンカー燃料の需要増加を織り込んだという。もっとも原油市況は過去1年余りにわたって、おおむね70ドルから80ドルのレンジで推移しており、80ドル台では上値の重さも意識されそうだ。

(2024年3月15日配信)

 3月8日 大阪ガス(GENIX CN‐70構成銘柄)の株価が前日比153円高の3350円で寄り付き、直後に230円高の3427円まで上昇。1月11日に付けた上場来高値3242円を一気に更新した。同社は7日、3カ年中期経営計画を策定し、配当を原則減配せず維持または増配する累進配当制度を導入すると発表し、好感された。

 2024年3月期の配当金は前期比12円50銭増配して72円50銭(従来予想65円)に、25年3月期は95円を目指す方針も示した。株主資本配当率を3%とする方針を掲げ、機動的な自己株取得も検討するとした。この他、自己資本利益率(ROE)の目標は26年度に8%程度、投下資本利益率(ROIC)は5%程度を目指す。「株価を意識した経営姿勢に変化していると株式市場が受け止めており、都市ガス株の中でも相対的な値上がりが目立ってきている」(中堅証券)という。この日前場終値での時価総額は、大阪ガスが1.43兆円、東京ガスは1.41兆円となり、大阪ガスが東京ガスを逆転した。

(2024年3月8日配信)

 2月22日 東証では朝方から買いが先行し、日経平均株価は大幅に反発した。終値は初の3万9000円台で、1989年12月以来の史上最高値更新となった。注目された米エヌビディアの決算が市場関係者の事前予想を上回り、3連休控えにもかかわらず、マーケットのセンチメントは強気に傾いた。半導体関連株をリード役に、主力株を中心に幅広く買い進まれた。

 GENIX‐CN70構成銘柄も軒並み上伸した。三菱重工業が上場来高値を更新し、日本酸素HD、川崎汽船は最高値をうかがう動き。原油市況の上昇を背景に石油資源開発など石油関連株も値上がりした。

(2024年2月22日配信)

 米国パイプラインガス市場価格(ヘンリーハブ先物)が2月15日、8日連続安となり、百万BTU(英国熱量単位)当たり1.5㌦台まで下落、2020年6月以来の安値水準となった。在庫の積み上がりが背景にあるという。

 エネルギー・金属鉱物資源機構の白川裕調査役は「原油市況が1バレル80㌦弱と堅調なことから、パーミアン盆地を中心にシェールオイルの生産が盛んで、随伴ガスの生産量も増えている。気温が高めに推移していることもあり、地下在庫は過去5年間の最高水準に到達している」と指摘。

 先物市場の中心商いが春の需要閑散期に移りつつあることから、市況は当面弱含みで推移しそうだ。
(2024年2月16日配信)

2月12日 米国で天然ガス市場価格(ヘンリーハブ先物価格=HH)が5日続落し、期近終値は百万BTU(英国熱量単位)当たり1.768ドルに下落した。1.7ドル台は2020年7月以来の安値となる。市中在庫が高水準にあり、市場のセンチメントを圧迫している。

HHは昨年11月以降、3ドルを割り込むなど市況の低迷が続いているが、生産量が落ち込む兆しはいまだ見えないという。エネルギー・金属鉱物資源機構の白川裕調査役は「原油市況が1バレル80ドル弱と堅調に推移していることから、オイルリッチなパーミアン盆地を中心に油狙いの生産が盛んになっている。このため副産物であるガスの生産も増加している」と指摘する。

(2024年2月13日配信)

米国市場でガス市場価格(ヘンリーハブ先物価格)が続落している。7日に心理的な下値めどと見られていた百万BTU(英国熱量単位)当たり2ドルを割り込むと、8日終値は一段安となり1.917ドルまで下落した。およそ3年5カ月ぶりの安値水準となる。

市況下落の背景には、マーケットの荷余り感があるようだ。「このところの気温上昇で暖房用需要が低下しており、地下在庫量は過去5年間の上限レベルに到達している。当面は上値の重い展開が続きそうだ」(エネルギー・金属鉱物資源機構・白川裕調査役)。

ヘンリーハブ価格の下落に伴い、米国産LNGの輸出価格も低下しており、現状は世界の主要輸出国の中でも最も安価な水準となっている。

(2024年2月9日配信)

2月6日 東証後場 三菱重工業の株価が昨日の1万円初登頂に続いて一段高となった。この日午後、同社は3月末割り当てで株式1株を10株に分割すると発表。合わせて発表された今2024年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比11%増、純利益は同倍増となるなど好調ぶりが明らかになった。通期の受注見通しを6兆円とし、従来予想に4000億円上積みした。これら大幅な株式分割と好調な業績動向が素直に好感され、買いが買いを呼ぶ好循環となっている。

同社株は1年前の2月には5000円前後で推移しており、そこから株価水準はちょうど2倍になっている。

(2024年2月6日配信)

1月31日 サウジアラムコがこのほど日本のLPガス輸入事業者に通知したプロパン2月分出荷価格(サウジ2月CP)は、前月比10ドル値上がりして630ドルとなった。値上がりは昨年8月分(470ドル)以降、12月分の変わらずを挟んで8カ月連続。

LPガス市況に影響する原油市況が、12月初旬を底に水準を切り上げているほか、世界最大のLPガス輸出国である米国において、プロパン在庫の取り崩しが進み、市況が上昇したことが背景にある。米国ではLPガスの一大輸出地域であるメキシコ湾で濃霧が観測されており、輸出作業への影響も警戒されたという。サウジCP2月ブタンも、前月比10ドル値上がりして640ドルとなった。

(2024年2月1日配信)

1月26日GENIX-CN70は前週比0.64ポイント値上がりして169.36ポイントとなった。7週間連続の上昇で、3週続けて統計開始来の最高値を更新した。一方、東証株式市場全体としては、このところの上げピッチの速さから利食いが広がり、東証株価指数(TOPIX)は7週ぶりに値下がりした。

GENIX-CN70の構成銘柄で値上がりが目立ったのは、25日に2023年12月期決算を発表したHIOKI。24年12月期も増収増益を見込み、配当金を年200円に連続増配する方針が好感されたようだ。

このほか、三菱重工業、三菱化工機が高値圏で頑強な値動き。SMBC日興証券が目標株価を引き上げたウエストホールディングスも下値を切り上げている。

(2024年1月26日配信)

 欧州パイプラインガス先物価格が17日、百万BTU(英国熱量単位)当たり8ドル台まで下落し、昨年8月以来の安値水準となった。北東アジアLNGスポット価格も続落しており、17日は昨年6月以来の9ドル台を付けている。先物の決済期日が2月から3月に移り冬場の需要期を過ぎることで、足取りが弱くなっている。昨年の安値は欧州ガス先物価格が7ドル台、スポットLNGは8ドル台だった。

 当面の市況動向についてエネルギー・金属鉱物資源機構の白川裕調査役は、「カタールから欧州にLNGが年間1500万トン供給されており、スエズ運河の通航リスクが警戒されているものの、それでも欧州の在庫水準が依然として高いため、中東からの輸送に支障が生じても当面の供給は何とかなると見られている。昨年10月から輸出を再開したエジプトLNGもまだ量は少ないとはいえ心理的な支えになっている。不需要期の相場は数年前なら3~4ドルもありえたが、安価になったスポットLNGを中国が仕込む動きも見られるため、今回はそこまで下がらないだろう」とする。また、「足元のスポット需要は弱いが、供給力に余裕があるほどの状況でもない。幸いにして供給設備のトラブルは昨年から起きていないが、いつ起きても不思議はない。先行きを楽観視するわけにはいかない」と指摘する。

(2024年1月18日配信)

東京株式市場は年末・年始と値上がり基調を強めており、GENIX-CN70も12月15日から1月12日終値まで5週連続で上昇した。1月12日の終値は167.67ポイントとなり、昨年9月15日にマークした指数算出以来の最高値165.83ポイントを4カ月ぶりに更新した。

GENIX-CN70構成銘柄では、商社株の値上がりが目立ち、伊藤忠商事、住友商事が最高値を更新。海運株も高値圏でしっかり。個別銘柄では、三菱重工業、愛知時計電機が最高値を付けた。本日午前、2024年8月期第1四半期決算を発表し、大幅な増収増益が確認されたウエストホールディングスが急伸した。

(2024年1月12日配信)

中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)1月分は、プロパンが前月比10㌦高い1トン620㌦。ブタンも同じく10㌦値上がりして630㌦となった。小幅高ながら、極東マーケットは足元で強弱感が交錯しており、先行きの方向感は乏しい状況。米国のプロパンスポット市況(モントベルビュー)は12月分が1トン357㌦と、前月から約25㌦値上がりした。依然として近年の安値圏での値動きではあるが、市中の在庫水準は過去5年平均並みまで減少しており、底堅さも見られる。

(2024年1月10日配信)

1月5日 2024年の年明けの東京株式市場は、能登半島地震を受けて4日の大発会は売り物先行でスタートしたが、新NISA開始に伴う投資資金流入などによる先高期待から押し目買いが優勢となり、結局、東証株価指数(TOPIX)は4日、5日と続伸した。

GENIX-CN70も12月最終週に続いて上昇し、5日終値は164ポイントと、5週ぶりに160ポイント台を回復。昨年9月15日にマークした最高値165.83に急接近した。指数構成銘柄では、大阪ガスが大幅高となり、5日に一時3111円まで上昇。12月13日に付けた最高値3077円を上回った。4日以降終値ベースでも初めてとなる3000円台を維持している。このほかでは、海運株が人気を集めており、日本郵船、商船三井が最高値を更新した。

(2024年1月5日配信)

12月29日 東京証券取引所最終売買日(大納会)は、今年1年の相場を象徴するような堅調な展開だった。その中でGENIX-CN70は前週に続いて上昇し、3週連続高で今年を締めくくった。GENIX-CN70の年間騰落率はプラス25%となり、東証株価指数の上昇率と互角の好成績だった。

GENIX-CN70構成銘柄の中で値上がりが目立ったのは、川崎汽船、日本酸素、栗本鉄工、愛知時計電機、関電工など。一方、不調だったのは、イーレックス、レノバ、テスHD、ウエストHDなどだった。なお12月末割り当てで、京セラが1株を4株、三菱商事は1株を3株に株式分割した。GENIX-CN70もこれに合わせて、株式分割の影響を考慮した修正株価指数を算出している。

(2023年12月29日配信)

12月22日 GENIX-CN70は前週に続いて上伸した。全般は高安まちまちだが、値がさ株の海運3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)がそろって本年高値を更新し、CN70を押し上げた。また、工場新設で恩恵を受ける理研計器が12月20日上場来高値を更新した。

海運株が動意付いたのは先週末。紅海で武装組織による商業船への攻撃が相次いだことで、海運会社がスエズ運河の航行を見合わせ、迂回経路による輸送距離の延長などで海運市況が上昇するとの思惑が働いた格好。海運株はコロナ禍前後の市況高騰局面で株価が5倍以上に跳ね上がっており、その記憶がまだ新しいだけに思惑が先行しやすいようだ。

(2023年12月22日配信)

12月15日 GENIX-CN70は3週ぶりに反発した。指数構成銘柄では、理研計器の株価が13日に上場来高値を更新。大阪ガスも同日最高値を更新し、未踏の3000円台に一時到達した。

岩谷産業の株価はコスモエネルギーホールディングスの筆頭株主になると発表した12月1日以降、大きく値下がりしたが、15日終値は7日ぶりにプラスに転じた。

14日に一時5996円まで下げ、4月初旬以来8カ月ぶりとなる6000円大台割れを見たことで、値ごろ妙味が台頭したようだ。9月高値からこの安値までの下落率は26%に達し、一株当たり純資産5249円も意識される水準となっていた。チャート面から当面の戻りめどを探ると、25日移動平均線の6866円、9月高値から直近安値までの下げ幅の半値戻し6770円など、6800円あたりが意識されそうだ。

(2023年12月15日配信)

12月13日 GENIX-CN70構成銘柄の大阪ガスが4日続伸し、一時3077円の高値を付けた。3000円台に乗せたのは上場来初。12日大引け後に、日本経済新聞が「伊藤忠と大阪ガス、世界最大級の水素生産に最大4割出資」と報じ、これを材料視する買い注文が朝方から集まった。

株価は11月初旬、自社株買いの発表を契機に大きく上放たれ、過去16年来の上値抵抗線となっていた2600円前後の節を突き抜けてきた直後とあって、しこり感のないチャート妙味も好感されているようだ。

12日に発表された欧州の水素企業Everfuelのニュースリリース

(2023年12月13日配信)

12月8日 GENIX-CN70は前週に続いて下落した。急速な円高進行や世界的な景気減速懸念を受けて、東京株式市場はこの日、ほぼ全面安となった。GENIX-CN70構成銘柄にも利益確定の売りが先行した。中でも、原油先物市況の下落を受けて、石油、造船、商社、海運株などが大きく値を下げた。

12月1日引け後にコスモエネルギーホールディングス株式大量取得を発表した岩谷産業は、週明け4日から株価が大きく下げ、発表前の終値7141円から8日安値6388円まで5日間で10%を超える下げとなった。9月の本年高値8040円からの下落率は20%に達している。アナリストからは「コスモエネ株取得に1千億円を超える大金を投じることについて、どのようなリターンを見込んでいるのか、できる限り定量的な説明が欲しい。株価の下げは合理的な反応。投資家は追加情報を待っている」との声が聞かれる。コスモエネ株が取得価格を割り込んでいることも嫌気されているようだ。

(2023年12月8日配信)

米原油先物価格(WTI)は12月6日、前日比2.94ドル安の69.38ドルと5日連続で値下がりした。節目と見られた1バレル70ドル台を5カ月ぶりに割り込んだ。9月に付けた本年高値93.68ドルからの下落率は26%に拡大するなど下値を模索する動きとなっている。

注目された11月30日のOPECプラス会合は、各国から自主減産(来年1~3月期に日量約220万バレル)が発表されたものの、想定の範囲内と受け止められたようで、相場の下落基調を反転させるには至らなかった。

相場が弱含んでいるのは、世界的な景況悪化に伴う需要減少への警戒があると見られる。「不動産不況が続く中国経済の停滞や、ここまでの利上げで減速が見込まれる米国景気などを考慮すると石油需要は伸び悩み、自主減産してもなお需給は引き締まらないのではないか」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部芥田知至シニアアナリスト)との指摘がある。当面は今週末発表される米雇用統計をはじめ、主要な経済指標を横目にみながら神経質な値動きが続きそうだ。

(2023年12月7日配信)

12月1日 岩谷産業(GENIX‐CN70構成銘柄)はこの日、コスモエネルギーホールディングスの株式を追加取得すると発表した。旧村上ファンド系と見られる既存株主から計約1740万株を1053億円で取得する。取得済みの持ち株と合わせた保有比率は19.93%となり、同社の筆頭株主になる。

1株当たりの取得価格は約6051円で、この日の東証終値5616円を約8%上回るが、価格の算定根拠については明らかにしていない。今後については、「より一層連携を深め、新たなシナジーを創出する」としているが、具体的な方向性はまだ示されていない。また、今3月期連結業績への影響については「精査中」としている。

サウジCP12月分は、前月と同価格の1バレル610ドル、ブタンも変わらずの620ドルとなった。

(2023年12月1日配信)

11月24日 東京証券取引所で三菱重工業(GENIX‐CN70構成銘柄)の株価が前日比529円高と大幅続伸し、およそ2カ月ぶりに8800円台まで水準を切り上げた。

同社は11月22日に防衛事業説明会を開催し、来年度からの3カ年は防衛力整備計画の大幅な拡充を受けて同社の事業規模は2倍以上になると発表した。過去長期にわたり同事業規模は5,000億円弱で推移していたが、来年度からの3カ年は1兆円規模になるとした。祝日をはさんでこの日は朝方から買いが先行、業績拡大への期待感を織り込む動きを見せた。株価が1万円に近づいていることから、株式分割を催促する値動きにも映る。

ガスエネルギー新聞が注目する同社のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みも続いている。弊紙11月20日付では三菱重工エンジン&ターボチャージャの「水素混焼50%で安定燃焼、5700キロワット級ガスエンジン」を技術面トップで紹介している。また、同日付紙面には「水素特集」を掲載しており、三菱重工の高砂水素パークなどを詳しく紹介している。

(2023年11月24日配信)

11月14日の東京証券取引所で大阪ガスが4日続伸し、ザラ場の高値は2920.5円まで買い進まれた。11月7日にマークした上場来高値2914.5円を5営業日ぶりに更新した。10月27日発表の中間決算が好感されているほか、同日発表の自社株買いも歓迎されているようだ。マーケットでは、大阪ガスの株価格付けを従来から「買い」としていたみずほ証券が、目標株価を2600円から3300円に引き上げたとの情報もこの日伝わった。

大阪ガスの株価をローソク足(日足)で見ると、11月9日から10日にかけて、さらに10日から13日、13日から14日にかけても連続して窓「空」ができた。4本の陽線と「三空」で形成される高値圏でのこの形は「三空踏み上げ」と呼ばれ、チャートを投資判断のよりどころとする投資家は、空売りを仕掛ける急所とみる。同社株の信用買い残は、売り残が買い残を超過した状態にある。確かに目先は急伸した後だけに強弱感が対立しやすい場面と言えるが、この日の株価は株価純資産倍率が0.7倍台と依然として割安な状態にあることから、むしろ売り方の手仕舞い(買い戻し)による一段の上昇を読む向きもある。

関連記事 大阪ガスが上昇率首位、愛知時計は最高値を更新/GENIX―CN70 - ガスエネルギー新聞 (gas-enenews.co.jp)

(2023年11月14日配信)

 11月2日のGENIX‐CN70は3週ぶりに反発した。自社株買いを発表した大阪ガスが急伸し、最高値を更新したほか、業績好調の日本酸素、愛知時計も高値を更新した。

 中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)の11月分は、プロパンが1トン当たり前月比10㌦値上がりして610㌦(前月比1.67%高)となった。ブタンは同5㌦値上がりして620㌦(同0.81%高)。プロパン、ブタンともに4カ月連続で値上がりした。

 LPG市況に影響を与える原油相場の値動きはこのところ重くなっているが、LPG市況はこれから需要期を迎える季節性もあって、先高観が根強いようだ。日本向け米国産LPGの航路に当たる中南米パナマ運河が、渇水の影響で渋滞解消に時間がかかるとの見通しも強気の見方を支えているようだ。

 CPのこの1年間の価格推移を振り返ると、プロパンは2月に790㌦のピークを迎え、その後は大きく値下がりして、7月に400㌦のボトムを付けている。ブタンも同様に2月の790㌦でピークを打ち、7月には375㌦の安値を付けている。

(2023年11月2日配信)

10月27日 GENIX-CN70は前週末終値から0.2ポイント下落して155.81と2週連続で下落した。東証株価も0.06ポイント下がって142.76となった。

10月以降、株式市場は調整色を強めており、9月最終週との比較ではGENIX-CN70、東証株価ともに約3%下落している。

GENIX-CN70の構成銘柄のうち9月末比で上昇したのは全体の2割16銘柄にとどまる。その中で愛知時計が本年高値を更新したほか、日本酸素、栗本鉄工、川崎汽船などが高値圏で頑強な値動きを見せている。

(2023年10月27日配信)

10月19日の米原油先物(WTI)価格は3日続伸。中東地域の紛争拡大への懸念が市況を押し上げた。

国際ガス市況も値上がりしており、欧州パイプラインガス先物価格(TTF)は13日に百万BTU(英国熱量単位)当たり16ドル台、スポットLNG価格は18日に19ドル台へと上昇している。

イスラエル沖の海洋ガス田(タマル)が操業を停止したと報じられており、このガスを原料とするエジプト産LNGの出荷に影響が及ぶ恐れが指摘されている。

(2023年10月20日配信)

 10月9日の米原油先物(WTI)市況は2日続伸し、1バレル前日比3.59㌦高の86.38㌦に上昇した。6日の米雇用統計は市場の予想を上回る数値で、長期金利上昇を促したが、原油市場は底固い動きを見せた。そこに、イスラエル・パレスチナ間で大規模な武力衝突が発生。中東の地政学的リスクが高まったことで、買い気が優勢となったようだ。また、本年高値を付けた9月27日以降の下げが急だったこともあり、買い戻しも入りやすかったと見られる。

 一方、連休明け10月10日の東京株式市場は、朝方から買い戻しの動きが広がりほぼ全面高でスタート。GENIX‐CN70構成銘柄もこのところ下げがきつかった石油株などが買い気配で始まるなど総じてしっかりした動き。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部の芥田知至主任研究員は当面の原油相場について、「今回の武力衝突にイランの関与があるのかどうかなど中東情勢には不透明な部分があり、不安定要素が増えた格好だ。他方、このところの米長期金利上昇やドル高が原油相場を下押しするとの見方や、米欧の金融引き締め効果で石油需要が鈍化するとの懸念も根強い。さらに中国の不動産不況、全米自動車労組(UAW)のストライキ、米予算審議の難航なども需要を鈍化させる要因として意識されている。当面は地政学的リスクや需給などの強弱材料が交錯する中で、不安定な推移が見込まれる」としている。(了)

(2023年10月9日配信)

米原油先物が10月4、5日と続落し、1バレル82㌦台まで下落、8月30日以来の安値水準となった。4日は下落率が5・61%に達する大幅な下げで、下落率が5%を超えるのは5月2日以来5カ月ぶり。9月27日に付けた本年高値93・68㌦から5日までの下落率は12%強に広がった。市場では、米ガソリン在庫の急増や強含んでいる長期金利の動向を警戒。今晩の米雇用統計の発表を注視している。

一方、米天然ガス先物(HH)価格は3日続伸し、今年3月以来となる百万BTU(英国熱量単位)当たり3ドル台に乗せてきた。

(2023年10月6日配信)

米原油先物が10月4日、前日比5.01㌦安の1バレル84.22㌦と急反落し、8月31日以来の安値水準に後退した。1日の下落率の大きさは5.61%に達した。5%を超える大幅な下げは5月2日の5.29%以来、5カ月ぶり。市場では、同日発表された米石油在庫統計でガソリン在庫の急増が明らかになり、これが利益確定売りを誘ったとの見方が出ている。

JOGMECの首席エコノミスト・野神隆之氏は、「統計で明らかになった米ガソリン需要の低迷は、この時期としては2000年以来の低水準。他にもロシアの軽油輸出禁止の一部解除検討の報道、サプライズのないOPECプラス産油国共同閣僚監視委員会の内容などの弱気材料がそろって現れた。このため、市場は狼狽売りの様相を呈しているが、今年第4四半期に供給不足に陥るとの認識に変化はなく、市場のセンチメントが根本的に変化したとは言い切れない。原油市況は売られ過ぎ気味の領域に入りつつあり、値頃感から買い戻しが発生しやすい状況ではあるが、まずは明日6日発表予定の米国雇用統計が注目される」としている。

10月5日の東証は朝方、昨日までの大幅安に対する自律反発の動きとなり、TOPIXが6日ぶりに反発するなど全般に買い物優勢の始まりとなったが、原油の急落を受けて、GENIX‐CN70構成銘柄のINPEXや石油資源開発など石油関連株は売り気配のスタートとなった。

(2023年10月5日配信)

中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)の10月分は、プロパンがトン当たり前月比55㌦値上がりして600㌦(前月比9.09%高)、ブタンは同50㌦値上がりして 615㌦(同9.82%高)となった。プロパン、ブタンともに3カ月連続で値上がりした。背景には原油市況の上昇が指摘されている。

(2023年9月29日配信)

東証9月28日前場の寄り付きは、GENIX‐CN70構成銘柄のINPEX、石油資源開発、日揮など石油株が大幅高でスタートした。朝方は全般に利益確定売りが先行する中で、石油関連株の値動きの強さが目立った。石油資源開発は2008年以来、13年振りとなる6000円台に到達した。

 前夜27日の米原油先物(WTI)価格は前日比3.29㌦値上がりして1バレル93.68㌦となり、7営業振りに今年の高値を更新した。また、当面の戻りのめどと見られていた昨年10、11月に付けた92㌦台の高値を一気に上抜いてきたことで、市場関係者の間では先高ムードが一層強まっている。

(2023年9月28日配信)

9月22日の東証株価は前夜の米国株式下落を受けて、朝方から売り先行で始まった。GENIX-CN70構成銘柄も商社、海運株など総じて下落した。半面、INPEX、石油資源開発、ENEOSなど石油株の一角は底固い動き。GENIX-CN70は前週末比2.08ポイント下落して164.04ポイントと5週ぶりに下落した。

21日の米原油先物市場は、米金融政策の引き締め長期化懸念が台頭し、利益確定売りに押された。期近終値は前日比0.65㌦安い89.63㌦と、3日続落し、6営業日ぶりに1バレル90㌦台を割り込んだ。

9月25日付紙面の関連記事「原油100ドルが視界に サウジ減産の影響を注視」

(2023年9月22日配信)

9月14日の米商品先物市場では、原油先物(WTI)価格が2日ぶりに反発し、終値は前日比1.64㌦値上がりして1バレル90.16㌦と、当面の節目と見られていた90㌦大台を突破した。90㌦に乗せるのは2022年11月7日の91.79㌦以来、10カ月ぶり。市場関係者の間では、原油需給の引き締まり感から先高を予想する声が強まっている。

原油市況の上昇を受けて、15日の東証ではGENIX-CN70構成銘柄のINPEX、石油資源開発、日揮、ENEOS、三井物産、三菱商事といった、石油やエンジニアリング、商社など資源関連株が一斉に買い進まれた。INPEXは2008年以来、この週急伸した日揮は2018年以来の高値水準。

(2023年9月15日配信)

9月13日の東京証券取引所では、朝方からINPEX、石油資源開発、ENEOSなどGENIX-CN70構成銘柄の石油株が買い先行でスタートし、本年高値を更新した。前夜12日の米原油先物価格(期近終値)が前日比1.55㌦高の1バレル88.84㌦と反発し、約1週間ぶりに本年高値を更新したことが買いの手掛かりになっていると見られる。

原油市場では需給に引き締まり感が指摘されるなど、市況は当面強含むとの見方に傾斜しているようだ。ENEOSのこの日の株価は4年8か月ぶりとなる600円台を目前に捉えている。INPEXは2008年10月以来、石油資源開発は2009年6月以来の高値水準に来ている。

米原油先物は2008年に145㌦の最高値を付け、2011年から2014年にかけて100㌦前後で推移していた。最近の石油株は原油100㌦時代の再来をあたかも織り込むかのような値動きを見せている。

(2023年9月13日配信)

9月8日の東京株式市場は、前夜の米国株式市場の下落を受けて、朝方から利益確定売りが先行する展開となったが、この週のGENIX-CN70は前週末比1.67ポイント上昇して161.86と3週連続値上がりし、前週に続いて指数算出以来の高値を更新した。この週は三菱重工、川重重工、三井物産、石油資源開発などが指数をけん引した。

原油先物価格(米WTI)は9月7日、前日比0.67㌦安い1バレル86.87㌦と、10日ぶりに値下がりし、前日まで値上がりが目に付いたINPEX、石油資源開発、日揮、ENEOS、三井物産、三菱商事などの資源関連株には利食い売りが広がった。

また、個別では、このところ物色人気を集めていた三菱重工も6日ぶりに反落した。半面、三菱重工の急上昇に対して出遅れ感が台頭していた川崎重工はこの日も買いが途切れず逆行高、10連騰となった。

三菱重工の本紙最新ニュース:長崎で脱炭素基盤技術 既存拠点連携し開発推進/三菱重工

川崎重工の本紙最新ユース:世界初ドライ式水素タービン、NOx抑制と高効率を両立/川崎重工
(2023年9月8日配信)

市況情報

【ガス事業者重点施策アンケート(1)地域貢献の取り組み】

【ガス事業者重点施策アンケート(1)地域貢献の取り組み】

●東京ガス

地域の皆さまや多様なパートナーと連携し、快適で心豊かに暮らせる持続可能な社会の実現を目指し「安心・安全な暮らし・街づくり」「環境によい暮らし・社会づくり」「豊かな生活文化づくり」に資する地域貢献活動を推進していく。

さらに、共生社会の実現に向け、お互いを尊重し、支え合い生き生きと安心して快適に暮らせる社会・街づくりにつながる活動を展開していく。

また、ガス・電気をワンストップで届けるプラットフォームを構築し、顧客のニーズを踏まえた生活まわりのメニューを提供していく。ビジネスパートナーと協業し新たなサービスを展開していく。

●大阪ガス

Daigasグループの大阪ガスクッキングスクールでは、大阪農業を応援したいという想いから、将来の日本の農業を支える若手農家が集まって活動している団体「大阪府4Hクラブ連絡協議会(4Hクラブ)」と連携し、大阪産の野菜を使った料理教室「農家直送・大阪産(おおさかもん)DEクッキング」を昨年度から開催している。地元農家が丹精こめて育てた旬の農作物を使った料理講習や、若手農家による、生産時のエピソードや食材の見極め方、最適な保存方法等を直接参加者に伝える等、生産者と消費者の交流を通して、大阪産の農作物の魅力や農業への理解を深めてもらう機会としている。料理教室開始前は、大阪ガス本社ビル1階で地元野菜の物販も実施しており、料理教室の参加者以外も大阪産の農作物を購入できる。今後も、本取り組みを継続的に行うことで、地産地消の推進や大阪農業の活性化に貢献していきたい。

●東邦ガス

新たな中期経営計画では、取り組む四つのテーマの一つとして「SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献」を掲げ、地域に根差した企業として、ステークホルダーとともに、地域に貢献していく方針を掲げた。

具体的には、カーボンニュートラル(CN)支援や地域冷暖房の導入など、多方面で自治体との連携を深め、魅力的な街づくりに貢献するとともに、地域新電力の取り組みを通じ、地域経済の活性化に貢献する。また、産官学の連携強化により地域全体の防災力を高めるなど、地域のレジリエンス向上につながる地域共生の取り組みを強化する。

加えて、「東邦ガスの森」や里山における森林保全活動、生物多様性等をテーマにした次世代層へのSDGs関連教育、子供・高齢者の見守り活動など、地域に貢献する環境・社会活動を推進する。

●西部ガス

環境にやさしいエネルギーを中心に、食・レジャー・介護など、顧客の日々の生活やビジネスを支える多様なサービスの提供や、団地再生などの街づくり街づくり事業を推進し、西部ガスグループで地域が抱える課題解決に取り組んでいく。

●京葉ガス

(1)次世代を担う子どもたちへの取り組み

出張授業・キャリア教育=小・中学生を対象に、エネルギーや環境問題に関する出張授業を実施。また、キャリア教育の一環として、小・中学校対象の「職場体験」「職業講話」、高校生・大学生・専門学校生を対象とした「インターンシップ」を受け入れている。

京葉ガス絵画コンクール=小学生を対象とした絵画コンクールを開催。実施に当たっては、対象地域の各教育委員会の後援を受けている。

集金袋の寄贈=幼稚園・保育園、小・中学校に対し、1981年から集金袋の寄贈を続けている。

柔道教室・柔道授業支援=小学生対象の柔道教室を開講。週1回、京葉ガス柔道部OBが、体を動かすことの楽しさや礼法・作法などを教えている。また、中学校の体育の授業における武道必修化に伴い、柔道部OBを指導者として派遣している。

(2)地域コミュニティーに対する取り組み

地域行事・防災イベントへの参加=行政や地域諸団体が主催する地域行事(イベント)に、積極的に参加・協力している。

地域の見守り活動=行政と覚書などを締結し、検針などの業務中に地域の住民の安否に関して気になる状況を察知した際は、行政に速やかに情報提供している。

●北海道ガス

環境負荷低減、エネルギーセキュリティー向上につながる地域資源の活用モデルの構築に向け、地域の持続可能な街づくりのサポートに取り組む。エネルギー地産地消による地域のカーボンニュートラル化に取り組み、全道へ広げていくことで、北海道の低炭素・脱炭素に貢献していく。

●広島ガス

当社の企業スローガン「このまち思いエネルギー。」に込めた思いを実践するため、(1)ひと思い活動(次世代教育、スポーツ振興など)、(2)くらし思い活動(街づくり推進支援、文化振興など)、(3)環境思い活動(森林保全の実施・拡大など)——という分野を中心に活動している。

●仙台市

地域の産業振興に寄与する取り組みとして、年4回、検針時に全戸配布している広報紙「くらしの炎」の紙面において、仙台市域の企業や製品を紹介。その製造工程における都市ガスの役割を伝え、顧客の生活と企業の生産活動と都市ガスのつながりを認識してもらえるよう努めている。そのほか、スポーツ・文化振興の一環として、地元プロスポーツチームや伝統行事等への協賛を行っている。

また、職員が講師として小学校を訪問し、都市ガスの特徴や性質を発信する「理科特別授業」を通じ、「炎」が実生活のさまざまな場面において利用されていることを学ぶ機会を提供しているほか、ガスに関する疑問を解決できる「出前講座」を実施している。

●北陸ガス

引き続きエネルギー・環境教育支援を行っていくとともに、野球部による地元小学生への野球教室開催、地域イベント・防災活動への参加、自治体との連携に向けた検討など、地域に密着した事業を展開しSDGsの達成にも取り組んでいく。

●静岡ガス

当社グループは、2030年までの経営方針と取り組みを示す「静岡ガスグループ2030年ビジョン~地域の皆さまと共につくる新しい価値創造のサイクル~」を21年に公表した。地域の顧客や企業と深く連携する「地域共創」を通して、地域が抱えるさまざまな課題の解決に寄与し、持続可能な地域づくりに貢献していく。静岡県富士宮市を含む9者と締結した「ゼロカーボンシティ実現に向けた包括協定」によりエネルギーの地産地消に関するさまざまな取り組みを検討・着手していく。

また、静岡県内のフードロス削減を後押しする事業として、静岡県産品や県内の事業者が販売する商品に特化した社会貢献型ショッピングサイト「しずかる」を運営し、フードロス削減やエシカル消費も後押しすることで、SDGsの推進や地域経済の活性化に貢献していく。

●四国ガス

当社は「いつもの暮らしを、いちばんに。」を企業スローガンとして、地域の共通課題である脱炭素に向けて、確実に低炭素となる天然ガスを普及拡大させることで、トランジション期における地域の環境負荷低減に貢献していく。また、SDGsの視点を取り入れ、地方自治体や地元企業と連携し、地方創生・地域活性化などの取り組みにも積極的に貢献していく。

21年7月より地元企業と共同で不要になった学生服をリユースするための学生服回収ボックスを四国ガスショールーム「PiPOT」に設置し、地域と一体となって子供たちの未来を応援する活動を開始した。また、各地域の祭りや自治体等主催の防災訓練へ参加しており、備蓄食品のフードバンクへの寄付にも取り組んでいる。ほかに、NPO法人が主催する四国遍路道(約1200キロメートル)を1日で一斉にそれぞれの区間に分かれて歩き、遍路道を点検するイベントに参加し、四国遍路の世界遺産登録への取り組みを支援するなど、四国地域の発展のため、地域貢献活動にも積極的に参加していく。

●東部ガス

ガスだけでなく家庭における全ての困りごとに応える「ウチ住まるごとサービス」として展開しているリフォーム、家電製品の販売・ハウスクリーニングサービス、電力販売等のサービスの強化・拡大を図り、「地域で一番信頼される会社」を目指して取り組んでいく。

SDGsの活動の一環としてペットボトルのキャップ回収や、フードドライブへの寄付等について一部事業地で開始した。顧客への協力も呼びかけ、社員だけでなく、地域・顧客を巻き込んだ活動として行っている。

市町村との取り組みとして、今年東京ガスとともに茨城県守谷市、土浦市と「カーボンニュートラルの街づくりに向けた包括連携協定」の締結(市と東部ガスおよび都市ガス卸供給元である東京ガスの三者)を行った。「ゼロカーボンシティ」、「脱炭素化」に向けわれわれができることを模索しながら地域貢献につなげていきたい。

●サーラエナジー

サーラグループが生まれ育った東三河・遠州エリアを中心に、地域のために活動する組織・団体と密接に連携し、活動やイベントなどをさまざまな側面から支援している。また、スポーツ、教育、文化・芸術、社会福祉などさまざまな分野において地域振興・活性化に向けた活動を積極的に行い、地域社会との調和を図っている。

●武州ガス

地域に根差した企業として、また経営理念で掲げている地域社会の繁栄に貢献するため、以下の活動を行っている。

(1)各種スポーツ大会の支援(少年野球大会、サッカー大会、マラソン大会など)。(2)「武州・入間川プロジェクト」への参画(官民連携で、入間川流域で環境保全活動を行っている市民団体等を支援するための活動助成)。(3)飯能の森の保全(自然環境の保護を目的に山林を保有し、環境学習の場として利用)。(4)当社主催によるコンサートの開催。(5)「ENERGY(エナジー)」(地域情報誌)の発行。(6)次世代教育活動(小学生書道コンクールの開催、中学生環境イラストコンテストの開催、高校生学園祭ポスターコンテストの開催、出張授業の実施、中学生社会体験の受入、子どもエコクラブの開催)。

●山口合同ガス

地域と交流し町と関わる。皆さまと触れ合うことを大切にしている。コロナ禍のため、地域のイベントや祭りの中止が続いている中ではあるが、地域の要望に応え、万全の感染予防対策を行い料理教室やカルチャー教室などを開催している。

●大多喜ガス

千葉県茂原市との地域脱炭素の実現に向けた連携協定=茂原市、大多喜ガス双方の資源や人材を有効に活用した協働による取り組みを推進することにより、市内外に幅広く情報発信することで、市民の地球温暖化防止に対する意識醸成を図り、地域脱炭素の実現を目指す。

こども食堂をオープン(20年7月~)=基幹ショールーム「BeE」のスペースの提供やまなびルームの運営により、こども食堂「いちご食堂」の活動をサポート。地域の人々とのつながりの場・コミュニケーションの場としての発展を目指す。

茂原七夕まつりへの参加=当社グループとして、七夕装飾の設置、「もばら阿波おどり」に「ガス連」として100人を超える規模で参加している(※コロナの影響で20年以降開催中止となっている)。

●日本ガス

21年7月に鹿児島市(下鶴隆央市長)と「連携と協力に関する協定」を締結した。鹿児島市と当社は、これまでもさまざまな連携を図ってきたが、さらに幅広い分野において連携・協力を進めていくことにより、市民福祉の向上と地域の活性化に寄与することを目指していく。

本協定による具体的な取り組みの一つとして、今年4月に検針員を活用した「地域における見守り活動への協力」を開始した。

この取り組み以外にも、(1)市民の安全・防災に関すること、(2)地域共生社会の推進に関すること、(3)市民の健康増進に関すること、(4)地域の再生に関すること、(5)その他、市民福祉の向上および地域の活性化に関することなど——について、具体的な取り組みを進めていく。

●岡山ガス

岡山マラソンなど岡山を代表するイベントに協賛し、地域の活性化に貢献している。加えて、地域での清掃活動やエコクッキングなどさまざまな活動に取り組んでいる。

また、地域経済の活性化や雇用創出、SDGsの推進への取り組みとして、岡山ガスオープンイノベーションプロジェクトを立ち上げ、「ビジネスプランコンテスト2022」を開催している。岡山県内の有望な人材とプランの発掘、育成を進め、新たな技術やビジネス・アイデアを有する個人、法人を募集し新規事業・協業を創出する。岡山県の産業発展と地域・社会課題の解決を図り、地域活性に貢献することを目的としている。

●東彩ガス

災害時におけるガス供給の復旧工事や応急対応について相互協力を定めた災害時協定を地元自治体と締結しており、来るべき災害発生時には地域の復旧に迅速に対応すべく平常時から自治体と緊密に連携している。なお、締結先は順次拡大予定。

地元自治体で開催される少年サッカーフェスティバルの開催を通して、近隣の子供たちの交流を深める手伝いとともに、青少年の健全育成の一翼を担う活動を支援している。

●旭川ガス

今年3月に北海道旭川市との間で地域活性化に関する連携協定を締結した。内容は、(1)環境保全やエネルギーの利活用に関すること、(2)地域・暮らしの安心・安全、災害対策に関すること、(3)子ども・青少年育成に関すること、(4)暮らしのにぎわいや街づくりに関すること、(5)前各号のほか、本協定の目的の達成のために必要とされることとし、これを基に具体的に取り組みを進めていく。

●滝川ガス

当社では北海道滝川市市営住宅の指定管理業務を受託しており、入居者は幅広い年齢層にわたっているが、近年は高齢者の独居世帯が増加している。このため、自主事業として高齢入居者に対する見守り・安否確認が重要と位置づけて取り組んでおり、地元警察からもこの活動に対して評価をいただいている。

また、買い物が不便な場所に立地する団地については移動野菜販売を実施する等、従来から地域貢献および地域に密着した活動を実践しており、今年度も引き続き実施する方針。

●岩見沢ガス

近隣地域の清掃活動を定期的に全社で実地している、可能な限り自治体で開催のボランティア活動やイベント活動にも積極的に参加していく。

●苫小牧ガス

地域の清掃活動に春と秋の2回参加している。また、市の多目的施設へビルトンコンロの寄贈を行い、調理教室などに活用してもらっている。コロナの影響で開催できていないが、これまでのガス展では縁日やアトラクションなどを企画し、地域住民の方と交流を図っている。

●帯広ガス

地域貢献としては、コロナ関連において、飲食店支援のため弁当・オードブルの注文、新型コロナウイルス感染でクラスターが発生した病院・高齢者施設へのマスク・フェイスガード等の寄贈を行った。また、「酪農大国」である当地からの牛乳廃棄を回避するため、乳業メーカーから乳製品を購入し、消費促進を図った。今後もSDGsを含め、地域のため役に立てることを考え、実行に移していきたい。

地域密着の取り組みとしては、毎年行っていた「帯ガスまつり」について今年も開催を見送る方針。コロナ禍という制限された中で地域自治体との連携によるスポーツイベントの参加・協賛、食育向上のため地産地消の食のイベントへの参加の検討などを積極的に行っていく。

また、昨年度の2月に立ち上げた「カーボンニュートラル推進WG」にて、自治体との連携強化・自社の今後の在り方など検討を始めたばかりである。まずは、自治体との連携をさまざまな課と連携、関係を深めていくことから始めているが、今後の当エリア自治体の「カーボンゼロ宣言」への積極的な参画、また最終的には包括連携協定を結ぶことを目指していく。

●室蘭ガス

コロナ禍の地域支援として、市内飲食店よりランチ弁当の購入を昨年より継続して取り組んでいる。また、昨年4月よりインスタグラムを開始しており、営業日には毎日投稿を更新し、前述のランチ弁当のお店や新築物件の紹介、室蘭ガスの取り組みみ等のさまざまな情報を広く発信することで、多くの人々に「室蘭」と「室蘭ガス」を知ってもらい、地域と共に発展、愛される企業を目指している。

●弘前ガス

都市ガス、電気等でトータルエネルギー供給事業者として地域のニーズに応える。地域の小中学校等への出前授業を通して食育を推進する。

●十和田ガス

青森県十和田市の取り組みである「高齢者あんしん見守り協力隊」への参加登録や、警察の「特殊詐欺撲滅」に協力し、顧客訪問時の声掛け運動やリーフレットの配布等、地域貢献に取り組んでいる。また、同市連合町内会の自主活動である地域防災訓練に参加しマイコンガスメーターの取り扱い説明を行っている。

●八戸ガス

昨年末よりCNLNGの導入を開始し、カーボンニュートラルに向けて微力ながら活動を開始した。自社でのCNLNGの導入事例をもとに、行政や事業者に推進し導入を検討してもらうことが、最終的には地域貢献や地球環境の保護にもつながってくるのではないかと考えている。また、地域密着の取り組みとして地元のプロスポーツチームと年間のサポート契約を締結し、地域活性化に向けてともに取り組んでいる。

●黒石ガス

黒石地区防犯協会と連携して、定期的に防犯パトロールを実施している。また、子供たちの安全確保を目的として「こども110番」のステッカーを車両に貼り付けて、有事の際は警察へ通報することとなっている。

●盛岡ガス

地元の商工会議所青年部に複数の従業員を参加させ、地域課題の発見と仲間づくりに取り組んでいる。

●花巻ガス

コロナ禍で難しくなっているが、地域の行事、イベントの参加、協力を可能な限り行ってゆく。また、地域団体への支援・協力を検討している。

●釜石ガス

岩手県釜石市のスマートコミュニティ事業に参画、復興公営住宅へのエネルギー管理事業(電気・太陽熱)、メガソーラーの監視サービス業務、屋根借りによる太陽光発電事業への参画。

「釜石市ゼロカーボンシティ宣言」に伴う、推進協議会の構成委員として、50年の脱炭素化を行政とともに探っていく。釜石市の移住者向け補助金の受給者を対象にしたガス料金割引メニューを提供している。

●にかほガス

定期的な事務所周辺清掃を行う。コロナ禍で開催が難しい状況ではあるが、顧客との協働による海岸清掃活動等を計画したい。また、地域の祭りやイベントへの協賛および積極的な参加、少年スポーツ大会等への協賛も予定し、地域に貢献していく。

●由利本荘市

需要家に対して、当地域の国産天然ガスをPRし、積極的に地産地消を促す。地域産業の特徴の一つである工業系企業へも天然ガスの優位性をアピールし、燃料転換を図る。

●酒田天然ガス

酒田市美化サポーター活動、青色防犯パトロール活動、こども見守り活動、酒田市防災訓練への参加、地方イベントへの積極的参加(祭り、ハーフマラソン大会、産業フェア等)、社内献血、応急手当講習受講優良証の交付、料理教室の定期開催、出前講座の開催。

●鶴岡ガス

本社を会場としたガスコンロを使った料理教室を開催しガスの利便性、快適さを訴求している。また、中学生、高校生、高専生に対して職場体験、インターンシップの受け入れを行っている。情報誌「Hotひといき」を年4回発行し、地域の文化・歴史にまつわる記事や暮らしに役立つ記事などさまざまな情報を発信している。

●山形ガス

地域のプロスポーツチームや山形美術館、山形交響楽団、地元スポーツクラブの法人会員になり、スポーツ、文化等の支援・振興活動の他、社員の健康増進を行っている。

●庄内中部ガス

敬老会のカラオケ大会の協賛などをしている。

●古川ガス

毎年、大崎市の総合防災訓練に参加している。関係機関、各種団体と協力し地域住民の皆様と災害応急の意識と技術の習得の向上を図っている。

近隣の小学校の社会科見学「地域の街探検」に弊社のサテライト設備の見学等をガス会社(ライフライン)としての役割(仕事の内容)について子供たちへ説明と理解を促している(昨年はコロナにより中止)。今年は未定。

●仙南ガス

地域自治会の清掃活動へ参加地域子供会の廃品回収へ参加。

●石巻ガス

石巻広域消防と連携協定を結び訪問機会時には火災予防の啓発を実施している。

●塩釜ガス

地元商品取り扱い電子商取引(EC)による業務用需要家の復興に寄与およびコロナ対策非対面ガス機器販売にリニューアル実施。市体育協会の体育館のネーミングライツを取得し「塩釜ガス体育館」教育振興に協力している。

●福島ガス

21年度より、福島市の特定非営利活動法人・ビーンズふくしまと子ども食堂の協賛を実施している。

社長の方針でもある地域貢献、地域密着を検討していたところ、子ども食堂の応援ができないかと考え、ビーンズふくしまを主催とし、開催場所の提供や子供たちとの料理教室支援をメインに協賛する運びとなった。コロナ禍で思うように開催できずにいたが、計4回開催する。次回開催は、夏休み期間中の22年7月、8月を予定している。

また、12月に開催した子ども食堂の動画を撮影編集し、5月中を目途にホームページへ動画を掲載予定。動画の中で社長の思いもアップされている。

●若松ガス

コロナ禍においてガス展は2年間中止となったが、低迷する地域活動への貢献も踏まえ本年はウィズコロナの新しいガス展を企画実施する。今までのガス展にとらわれず、今だからこそやるべきガス展を地域のさまざまな企業と協力し、顧客へ喜んでもらえるよう準備している。今年をはじめに、地域との連携強化と会社PRのために初めてのイベントにも出店、多くの顧客へ喜んでもらうことができた。ガス展開催の必要性も痛感した。さまざまな活動を通して自治体や地域企業とのつながりを深め、地域活性化の一助となるよう今後も新たな活動にチャレンジしていきたい。

●東北ガス

都市ガス事業は、その事業インフラ自体が地域社会への貢献に寄与するものである。しかし、居住地域の郊外化や人口減少、脱炭素化社会等により、都市ガス事業単体ではその役割も変わりつつある。

そんな中、当社ではSDGsの取り組みを昨年より開始した。「7エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「11住み続けられる街づくりを」「12つくる責任・つかう責任」。

以上の三つが当社の取り組みであるが、特に11においては、強じんな街づくり(防災・減災)に寄与し、「予期せぬ災害時の一時的なライフライン確保をご提案します。」をモットーとし、白河市をはじめとする近隣自治体に非常用蓄電池等の販売を行った。

●常磐共同ガス

供給エリア内を中心に各地域の街づくり団体への加入、地域で行われる行事への積極参加を行っている。さらには役員等を務めて幅広いネットワーク構築に努めている。また、自社の会議室やキッチンスタジオを無料開放して地域の方々に利用してもらっている。青少年分野においては、小中高での職場体験等の受け入れ等を積極的に行っている。

●新発田ガス

商工会議所や青年会議所、行政主導の環境系委員会に参画し、地域のエネルギー会社としての意見を発信している。また、近年は再開発事業の委員としても参加し、都市ガスだけではなく地元企業の立場からも情報提供に努めている。

●越後天然ガス

新潟市秋葉区みらい会議の開催。

●蒲原ガス

(1)地元警察署と「地域の安全・安心」協定を締結し、「ながらパトロール」の実施および交通事故や犯罪被害の防止に関する啓発活動を推進している。

(2)認知症サポーター養成講座を全社員および検針員が受講し、高齢者等の交通事故や熱中症等の健康被害の防止に取り組んでいる。

(3)ガス機器購入時等の特典として、地域の各店舗で利用できるクーポン券を発券し、地元での消費喚起および地域の活性化に取り組んでいる。

(4)花を教材とした「花育」の開催で親子のコミュニケーションの場と、生命や個性について考えてもらう機会を創出している。

(5)地元マラソン大会のゴールスポンサーとして、選手出場やボランティア等の協力を積極的に行っている。

(6)地元消防局、消防組合と連携協定を結び火災予防の啓発活動に取り組みむとともにガス警報器、火災警報器、消火器の取り付け向上を図っている。

●上越市

梅雨時や降雪期に洗濯物が乾きにくいという地域特性やコロナ禍における家庭内衛生環境の変化等に鑑み潜在的な需要が見込まれるガス衣類乾燥機について、現状の需要動向などの市場調査を行う。

●白根ガス

地域の安全・安心活動への協力。地域住民が住み慣れた地域(供給区域内)で、より一層安全に安心して生活ができるように地元行政当局と協定しており、これに基づいたガスの検針や保安業務活動を通じ、高齢者等の見守り活動や防犯パトロールなどの地域の安全・安心活動に積極的に協力している。

また、地域消防との火災予防啓発に関する協定に基づき、住宅用火災警報器の普及促進および維持管理の啓発を行い、住宅火災による逃げ遅れや死者の低減、安心・安全な暮らしの推進を図っている。地域イベント・防災活動、清掃活動への参加。

●栄ガス消費生活協同組合

職員の行う定期保安巡回の機会に需要家との直接面談において情報交換を行い一層のサービス向上を目指している。

●栃木ガス

地域全体の活性化が、ガス事業には重要なファクターと考え、行政の施策などへの積極的な参画、提案を行っていく。その一つが環境貢献であると考え、CNLNG、カーボンオフセットLPG、カーボンニュートラル(CN)でんきの訴求に取り組む。

また、地域密着の取り組みとして買い物代行サービスの展開して行く。この取り組みは市長もご理解いただき、高く評価いただいており、地域貢献策として、継続して展開する。

●北日本ガス

自然災害や火災等への対応に関する協定を行政と締結し、地域のエネルギー供給の安全確保に努めている。また、行政との連携による高齢者見守り事業の活動、地域団体との連携による交通事故防止の啓発活動、子ども避難所の受入れなど、地域の安全活動に参画している。

●伊勢崎ガス

市や地域のイベント等に積極的に参加し、地域住民との距離を縮めるよう努めている。地域社会に貢献している各種団体に積極的に参加。

●本庄ガス

地域における街づくりの会や開発に参画して、自治体としての防災やレジリエンス強化の部分で地域の活性化に貢献するとともに、ゼロカーボンシティーを目指す取り組みにも地元のインフラ企業としてエネルギー卸元企業を交え協力していきたい。

地域密着の取り組みとしては、現在、コロナ禍により軒並み地域のイベントが中止になっているが、終息した際は毎年5月に埼玉県本庄市内総合公園で行われている春祭りへの出店や、同じく市内マリーゴールドの丘公園にて冬季2カ月間限定で開催されるイルミネーションイベントへも参加し、地域住民との交流を積極的に図っていきたい。また、埼玉県ガス協会主催の親子クッキングコンテストへの参加や、自社で開催している市内需要家向けの料理教室も再開していく。

●坂戸ガス

地域スポーツ発展のため、当社主催の大会を行う。また、各種スポーツ団体の大会への協賛もしていく。

当社が開催する「安心・安全フェア」に地元企業に出店して頂くことで、参加企業さまの発展に協力している(ただし新型コロナウイルス感染の影響のため、今年度の開催については未定)。

地元小学校に赴き、都市ガスについての理解を深めてもらうため、出張授業を行なう。

●入間ガス

脱炭素化を通じた循環型地方創成を踏まえ、官民と一体化した「ゼロカーボン協議会」を設立し、環境省の可能性調査実施(FS)など補助金を申請する予定。その後、当社を中心とした民間主体の地域新電力会社を設立し、公共施設への再生可能エネルギー導入など脱炭素に向けた取り組みを行う予定。

●鷲宮ガス

久喜市官公庁連絡会への参加。久喜市国民保護協議会への参加。久喜市・加須市の防災会議への参加。

●大東ガス

ガスの小売全面自由化を迎え競争が激しくなっていく中、顧客からより必要とされる企業であり続けるために、これからも地域密着型企業としての取り組みを行っていく。具体的には、地域の美化活動や防犯パトロールといった社員参加型の活動や、食育やエネルギーに関する教育のお手伝いなどを通して、地域貢献・社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。また、市町村が主催するイベント・行事に参加することにより、地域の顧客との交流を図っている。さらに、地域と一体となった防災力の向上に努めるため、自治体の防災訓練に参加している。

また、22年1月には埼玉県三芳町との「カーボンニュートラルの街づくりに向けた包括連携協定」を締結しており、三芳町のCNをはじめ、非常時の地域防災におけるレジリエンスの向上、防災や食育のイベント開催による地域共創など、自治体との連携を図り、脱炭素社会実現に向けた取り組みを行っていく。

●伊奈都市ガス

事業活動における地域見守り事業への参加。

●堀川産業

地元のイベントに積極的に参加。出店ができる機会があれば当社ガスのPRを行っている。

●フジオックス

供給エリアおよび事業所周辺の住民に対し、より便利な快適生活ができるように最新の住宅設備の紹介、提案を進める。

●野田ガス

「みんなでECO杯争奪家庭婦人バレーボール大会」に協賛している。

●銚子ガス

地域の高齢者や買い物弱者の方のためのお買い物代行を21年から開始し、今後普及を図る予定。

●白子町

かねてより地域密着型で事業展開してきたが、一般会計との連携強化および需要家ニーズに沿ったサービスづくりにより、継続した地域貢献に努める。

●習志野市

顧客サービス向上と地域福祉への貢献として、検針等業務を委託している事業者と協定を締結し、検針員が検針の際に声かけを行い、検針票の手渡しを行う「高齢者声かけサービス」を継続して実施し、本サービスにより高齢者の孤立感解消や異変の早期発見等に努めている。

また、20年10月1日から、スマートフォンなどを利用した電子決済を導入し、現在、六つのアプリに対応している。

●東日本ガス

地域密着の取り組みとして当社ショールームにて陶芸教室、料理教室を展開している。料理教室については一般家庭で使用するガス機器を用意し、最新機能による料理時間短縮と家族コミュニケーション向上を図る内容のコース展開、陶芸教室については高齢化社会に向けた生涯学習の一環としても展開し、教室や展示会等を通してコミュニティーとのつながりや信頼向上にも努めている。この他、各地域で定期的なイベント開催を地域に根差したエネルギー企業として努めていく。

●京和ガス

コロナ禍において、ガス展や地域イベント(お祭り・防災訓練等)の開催が中止となり、地域とつながる機会が減少している状況。献血活動(年2回)に30年以上取り組んでいる。

●ニチガス

地域防災や交通安全の取り組み、お祭りやスポーツなどのイベントを通じた地域活性化の取り組みに積極的に参加している。サッカー、バスケットおよび野球などのオフィシャルスポンサーとして、応援をするとともに、スポーツを通じた地域社会とのつながりを広げている。地域社会の皆さまとイベントやスポーツ応援を通じて一体感を生み出し、一層、地域社会に溶け込んだ活動を行っていく。

●昭島ガス

警察と連携を取った子供見守りパトロール、地域のクリーン運動、各種スポーツの協賛を継続して行っている。昨年は市内の小学生を迎えた職場体験や、中学校での出張授業等を実施した。

●青梅ガス

地域に密着したインフラ企業として、まずは地元自治体との連携強化をしなければならない。社会課題の解決・新たな地域共創のかたちができるよう検討中。

●武陽ガス

地域活性化の支援として、官民人事交流(経済産業省)の実績を踏まえ。地域の新商品・新サービスの創出、中心市街地活性化への支援、ならびに国や自治体の中小企業設備投資補助金や商店街向け補助金の手続きの支援を行っている。

地域の消防・警察への協力としては、全社員による救命技能認定の取得、防犯パトロール活動への参加、当社顧客向け広報紙による消防・警察の広報支援等を行っている。地域の学校教育への協力としては、中学校職場体験学習、工業高校との長期就業訓練等に積極的に参加している。

その他、地域の環境・文化・スポーツ活動・イベント支援等、地域密着の地元企業だからこそできる活動に積極的に取り組んでいる。

●長野都市ガス

「長野びんずる」をはじめとする地域行事への参加。長野を拠点に活躍するスポーツチーム、「AC長野パルセイロ」と「信越硬式野球クラブ」の応援・支援を行い、地域貢献活動においてもブランドスローガンである「もっと、ながのを、ホッとに。」を実践している。

当社社員および協力企業様、取引企業様とその全てのご家族を対象にコロナワクチンの「職域接種」を昨年度から合計で3回実施。

●大町ガス

コロナ禍により、防災イベント等の出展ができなくなっているが、展示会も含めて実開催の可能性も検討していく。

●上田ガス

自治体や顧客のサークルへギャラリーやキッチンスタジオを貸し出して、最新ガス機器を実際に使うことで、安全性、利便性を体験してもらう場として提供している。行政、自治体が開催する展示会等への参加。

●厚木ガス

新型コロナウイルスの影響により各種イベント等への参加活動は自粛しているが、市の主体となっているポイントサービスへ参加し地域活性、発展に努める。

●秦野ガス

神奈川県秦野市の緑地に対するネーミングライツ契約締結による環境保全への支援。市内小学校へのエコクッキングの出張授業。夏休み期間中に小学生向けに開催する子ども体験教室。市内の小中学生を対象にした地域少年スポーツ活動助成事業。地元少年スポーツ大会、車いすテニス大会への協賛。「災害時等における帰宅困難者の支援」に関して市と災害時応援協定の締結。

●小田原ガス

小田原市が取り組んでいる「地域エネルギーマネージメント」や「持続可能な街づくり」を実現するため、おだわらSDGsパートナー企業として登録している。また、「持続可能な地域づくり人材育成プロジェクト小田原留学」に参加し地域企業としてプレゼンテーションを行なった。

電力の需給ひっ迫時にEVに搭載された蓄電池から電力を取り出し、EV設置の需要場所の電力を賄うことで、系統からの電力量を抑制し、安定供給に貢献する取り組みについて、本社駐車場に設置しているEVステーションも参加する。

●湯河原ガス

今年から3年ぶりに実施される予定のイベントに参加し天然ガスの環境への貢献をPRする。

●東京ガス山梨

食品ロスの削減に取り組む山梨県と地元企業との連携により、食品ロスの削減・地産地消食材の活用・エネルギーミックスを目的とした「サステナクッキング」を開催。また、県内インフラ企業との協働による地域共創、地域貢献に向けた取り組みの実施等、地域とのつながりを基に山梨県等のSDGs諸目標の達成に貢献していく。

●吉田ガス

地域貢献として、毎週水曜日に会社周辺の道路清掃を実施し地域への貢献活動をしている。地域密着型としての「顧客ふれあい巡回」「大家さまふれあい巡回」を実施し、困りごとなど多様なニーズに答えることができる、顧客から顔が見える近くて頼れる会社を目指している。また新型コロナウイルス感染が全国で拡大している中、PE管を使ったフェイスシールドを発案し静岡ガスグループ全体で1600個超を制作、寄贈したことで地元での信頼を高めることができた。

●伊東ガス

伊東ガス杯学童野球大会の開催(04年から)。ガス展の景品に地元特産品の詰め合わせ「いとうのいいもの」や、市内で使える「飲食券」を採用(※20~21年度はガス展開催中止し、特別セールを実施)。ガス展の模擬店売上金で伊東市にガスポータブル発電機を寄贈(08年から)。一部の地域において、町内会・地域包括センターと連携して検針員による高齢者(特に単身世帯)宅の見守り活動を実施。地域の消防団に社員が加わり、消防団活動を業務に優先して対応。22年3月に「消防庁消防団協力事業所」に認定。地域のイベント・文化活動等に積極的に参加、協賛している。移住促進官民共同プロジェクトチームに参加し、地域の人口減少を、移住促進を切り口に解決を図っている。オレンジビーチのビーチクリーン活動を開始(22年2月から)。

●下田ガス

昨年10月に開始した静岡県下田市への電力販売に併せて、脱炭素と地域創生に資するプロポーザルとして、公共施設への太陽光発電設備設置や地域内経済循環などを提案している。次のステップとして、行政と連携しながら提案内容の早期実現を目指していく。

●御殿場ガス

静岡県御殿場市・小山町広域行政組合消防本部と住宅用火災警報器の設置または取替促進のために連携協定を締結し、周知チラシの提供など啓蒙活動に寄与している。

●島田ガス

静岡県島田市と当社を含む静岡ガスグループとの間で締結された「SDGsを先導し持続可能なまちづくりを推進する電力供給等業務に関する協定」に基づき、PV—PPAモデルによる再エネの推進やレジリエンス強化のための蓄電池の設置など、公民連携による地域エネルギー事業を通し、SDGsの推進を進めている。

市の公共施設マネジメント民間提案制度に参画し、現在、「公共施設の省コストに資する提案事業」として、公共施設のLED化を進めているとともに、「公共施設内の余剰スペースの利活用による地域経済活性化」として、市中心部の遊休地を活用した、マルシェの開催を定期的に行っている。

●中遠ガス

静岡県掛川市の地域課題となっている一人暮らしの高齢者孤独死を防ぐためガス・水道のスマートメーターを活用した見守りサービスの実証実験を開始した。これと合わせ検針、点検、修理などの通常業務で高齢者顧客宅を訪問した際に異常を見つけた場合、地域のケアマネジャーに連絡する「掛川市高齢者見守りネットワーク推進事業に関する協定」を掛川市と締結した。

●袋井ガス

自治体主催の環境イベント等への参加、秋に行う地域自治会祭典への協力を行っている。また、清掃活動(袋井駅周辺など)を当社と静岡ガスで実施している。

●東海ガス

今年度より静岡県藤枝市の指定管理者として、地元の総合運動施設の運営・管理に携わることとなった。地域行政との連携を強化し、新たな事業での連携や、地域貢献に取り組んでいく。

●犬山ガス

愛知県犬山市が推進している「高齢者見守り支援ネットワーク」に参画しており、一人住まいの老人宅においてガスの使用量異常や郵便物の異常等があれば、関係各所への情報提供を行い、連携し連絡がとれる体制を構築している。また、犬山警察署管内で季節ごとに行われる交通安全運動への積極的な参画を通じ、交通啓発活動を推進し地域住民との交流を図り、安全安心の町づくりへの一端を担えるよう努めている。また、一昨年からガス展への取り組みの一環として、コロナ禍で頑張っている地元の飲食店を応援するため、グルメチケットを発行し、地域における消費の喚起や下支えに貢献する取り組みを推進している。

●津島ガス

愛知県津島市が管理する某公園施設において、来年度より新たに指定管理者となる企業グループの協力会社として位置付けされ、同施設を含めた地域活性化のための活動・提案を進めていく予定。

●上野都市ガス

昨年度に引き続き、コロナ禍の影響を受けた地元飲食店への応援キャンペーンとして、上野ガスとともに「上野ガスGOTOグルメチケット」を発行。また、21年2月に締結した三重県伊賀市様との「地域見守り活動の協定」に基づく、従業員による地域の高齢者の見守り活動の実践、そして、05年以来継続して取り組む地元小学5年生に対する「環境出前授業」では、子どもたちが環境やエネルギーへ興味を持ってもらうための活動を続けている。

これからも地域密着企業として、ボランティア活動への参加やイベント協力など、幅広い企業活動を通じて地域活性化に努める。

●名張近鉄ガス

料理教室の開催、地元ケーブルテレビでの料理番組の配信によりガス機器の快適性・利便性やガスの魅力を伝える活動を実施している。

また地域貢献活動としてはSNS(交流サイト)を活用した地域のお店紹介、高齢者や学童への防災・環境教室、食育教育として三重県名張市と協同した活動などにより地域密着の取り組みを積極的に行っている。

●日本海ガス

自治体主催のSDGs普及啓発イベントに出展し、持続可能な社会の構築に向けたグループの取り組みを紹介。地域産業振興および地方創生に向け、ビジネスプランコンテストを定期的に開催、ビジネスインキュベーション施設の運営を行い、新ビジネス創出を志す起業家を支援。

平時はエネルギーを面的に利用し、地域の再エネを最大活用。停電時・災害時は、一般送配電事業者の系統線を活用して地域に電力を供給するマイクログリッドの導入プランを作成。

親子料理教室や離乳食教室、富山市と連携した料理教室を開催。また地区センターから児童クラブや老人会向けに、当社ショールームを利用しての料理教室を案内し、希望に沿った内容で毎年開催。

●高岡ガス

ガス会社は「顧客の暮らしを快適にする」会社であり、ガスを使っていただく地域が元気でなければならない。当社は中心市街地の発展やにぎわい創出のため、地域の各種事業に積極的に参加・協力し、地域社会発展に寄与していく。その取り組みに関わることにより地域社会との関係強化を推進するとともに社員の意識向上を図る。

●金沢エナジー

先ず、本年4月1日に金沢市と締結した「災害時における相互協力に関する協定」、「上下水道施設又はガス供給施設の工事に伴う相互の施設の保安に関する協定」を通じ、地域の重要インフラである都市ガスの安定供給・保安の確保に取り組む。

また、5月には金沢市と「連携協力に関する協定」を締結、電力の地産地消の推進などでゼロカーボンシティを目指す市に協力する。加えて、市イベントへの協賛など、スポーツ・文化活動の支援に取り組む。

●小松ガス

秋にガス展の開催を予定しており、地域密着のガス会社を目指している。また、年2回、石川県小松市役所環境美化ボランティア(わがまち美化ぴか隊)に参加し、地域貢献している。

●福井都市ガス

福井市域における事業活動に基盤を置くことから、地域に密着した企業として、地元と合同での清掃活動をはじめ、自治体の見守り活動、地元企業と連携した福祉活動などにも参加し、顧客および地域社会の継続的発展に貢献していく取り組みを進めている。

●越前エネライン

例年、地域のLPガス事業者と協調した地元保育園を対象とした食育教育、当社事業所が立地する町内行事における支援活動などを実施しているが、新型コロナ流行のため、2年間実施できていない状況である。事業所周辺の清掃活動は例年どおり継続して実施している。

●敦賀ガス

コロナにより地域の行事が、ほぼ中止となり例年祭等の参加をしてきたが、ここ2、3年はできていない。

●丹後ガス

市の活動の一環で社員一斉清掃(舞鶴の川と海を美しくする会)活動。

●福知山都市ガス

地域で行われている高齢者見守り事業や健康増進事業へ参画している。

●長田野ガスセンター

11年より京都府、福知山市と地域の暮らしを見守る活動として「中丹ふるさとを守る活動に関する協定」を締結し、見守り活動(都市ガス供給区域の暮らしを見守るセーフティネットへの貢献)と農村交流活動(農山村集落での草刈りボランティア)を継続している。

●大津市

19年度から市民の皆さまに選んでもらえるよう、多様なサービスを実施できる官民連携の新会社を設立し、本市のガス小売事業を承継した。導管事業については、公共の福祉増進の基礎となる導管整備を実施するため、引き続き公営で実施、運営する。

●大和ガス

大きな取り組みは、2点が挙げられる。1点目は、奈良県大和高田市、広陵町との「災害時における防災活動拠点の使用に関する協定」の締結である。締結により大規模災害発生時における関係官庁との協力体制を確立することで、よりスムーズな災害対応の実現を目指している。2点目は、自治体が主導している工業団地に対し、導管の延伸を行い、都市ガスを採用してもらうことで、環境負荷の低減を目指している。また、歴史的にゆかりのある明日香村の新庁舎については、環境性だけでなく、災害時を見据えた設備提案を行い、BCP対策にも貢献している。

地域活動では、社会人野球クラブチーム「大和高田クラブ」をサポートしている。18年は、社会人野球日本選手権大会に出場し、多くの地域の方々から応援してもらった。

●五条ガス

「すぽっとらい灯」という、インタビュー企画。この企画は、弊社顧客のうち、お店や、事業を営んでいる人にインタビューを行い、事業を始めたきっかけや、現在の状況等の内容を、当社ホームページに掲載し、地域の産業の再確認や、お店のPRを行うことにより、「街おこし」を目指す。

これら企画は冊子化し、現在、Vol2まで刊行している。また、地域のFM放送・FM五條にも参画し、レギュラー番組も持っており、内容は、上記インタビューに協力してもらった人にゲストとして出演いただき、当社社員と話をしてもらうもの。

●桜井ガス

地域活性化を図る町おこしイベントには積極的に参加予定、地方都市共通の課題である空き家対策に他事業者・地域需要家様と連携した取り組みを模索している。引き続き地域見守りネットワーク活動の継続。

●新宮ガス

新宮市消防本部と火災予防啓発に関する連携協定を締結している。

●大武

顧客宅への訪問機会が多い業種特性を活かし、奈良県香芝市と高齢者見守り協力業者ネットワーク協定を締結し、異変等の情報交換を行い、地域の見守りシステムを充実させている。

●河内長野ガス

自治体や警察・消防等の公共組織と持続可能な連携を強めるため、4月から広報・地域共創チームを設立。

環境出前授業や環境体験学習への参画など、地域の次世代育成への参画は従来から行っている。地域内に存在する空き家や空き店舗などの有効活用について、地域団体と協力し進めていく予定。

●豊岡エネルギー

会社設立記念事業として、老健施設へお花等を毎年寄贈。兵庫県豊岡市の「こうのとり基金」等への寄付。献血へ参加。四半期ごとの会社周辺清掃。

●篠山都市ガス

行政、地域企業が行う行事への参画により連携を図っている。特に企業誘致において官民協働で地域活性化に取り組んでいる。また、住まいのサポート企業としてガス関連以外の顧客ニーズにも対応し、地域住民の信頼関係向上に努めている。

●伊丹産業

自治体主催の防災訓練への積極参加。ガス会社の地震発生時対応として、都市ガス・LPガス両部門で参加し、供給停止から安全点検、供給再開の訓練を実施。市主催の他のイベントへの参加。

●津山ガス

特に目新しい取り組みはしていないが、06年のLNGへの転換以来近隣の小学校6年生を対象にした工場見学を毎年行っている(昨年その見学会への参加者が初めて当社に入社した)。それに加えて夏休み親子見学会を開催し、宿題の題材提供をしたり、写生大会を行って好評をいただいている。他には津山の夏祭り「ごんご祭り」でゴミステーションのボランティアを行ったり、道路清掃・河川清掃等に年に何度か参加している。ただ20年からのコロナ禍でほぼ全てのイベントは中止となり、見学会は年内開催しない予定。

●水島ガス

地域イベントへの参加、地域の見守りネットワーク事業への参画、食育の推進など、地域貢献活動の取り組みを継続するとともに、低・脱炭素化、地域振興、災害対応力強化といった地域社会の課題解決にも積極的に関与し、地域に根差したエネルギー事業者としての役割、存在感を発揮していく。

●福山ガス

ライフライン事業者4社(電力・NTT・水道局・ガス)の共同により、広島県福山市内の小学校に対して防災教室を開催している。地震や台風などの災害時に役立つ知識や、防災意識の向上を目的に昨年度は2校で実施。本年度も2校を予定している。

●因の島ガス

因島水軍祭り「小早レース」に企業チームとして参加しているが、ここ数年はコロナウイルス感染症の影響もあり祭りが中止となっている。地域密着の取り組みとしては継続する。また、地域環境保全の一環として定期的に道路のごみ拾いを行っている。

●米子ガス

地域の経済団体への加盟、地元の夏祭りへの参加、地域ボランティア美化清掃参加。

●出雲ガス

地域社会の皆さまが安心安全に生活できる環境整備。保安レベル向上、人材育成・教育体制強化。安定したエネルギー供給、防災対策の高度化。

地域とともに持続可能な社会の実現に向け、必要とされる組織や人づくり、SDGsを意識した目標を掲げ行動する。

●久留米ガス

社屋内ショールームにて、ガス機器を使用した料理教室を定期的に開催しており、新型コロナウイルス感染症対策を十分に行った上で実施。

●大牟田ガス

福岡県大牟田市が行っている企業出前講座「がんばる地場企業」に登録し、高齢者施設や公民館等でガスの保安やヒートショック予防についての豆知識講座を開催。小学校で天然ガスをメインとしたエネルギーの出前講座等を実施。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止を余儀なくされることもあるが、可能な限り感染予防を徹底し、活動を継続していく。

●筑紫ガス

新施設として22年4月にカフェを併設したショールーム「nodoca」をオープンした。駅前という立地を最大限活用して、多様な人々が集うことを目標に事業を展開していく。企業本来の事業であるガスショールームを中心に、地域の方々に活用されやすい場所としてカフェ、料理教室やワークショップの開催、防災拠点など、複合的な機能を持った施設を提供。人が集う複合施設というテーマを実現することで、市民生活の質を向上させ、地域の賑わい創出を図りたい。

●高松ガス

現在は新型コロナウイルスの関係で取り組みはない。コロナ以前は地域清掃活動やガス展示会、バスツアー等を実施していた。

●唐津ガス

21年5月から毎月1回、会社付近の清掃活動を継続している。また、地元である唐津駅前の清掃活動にも月2回程度参加している。6年ほど前より、唐津ガス杯グランドゴルフ大会、そして2年前から、中学生野球教室を開催していたが、現在はコロナ禍により中断しているがコロナが収束すれば再開する予定。

●エコア

現在はコロナ禍のため休止しているが、事業所会議室や多目的ホールをカルチャースクールとして開放し、教養や健康づくりなどを目的とした講座を活用してもらっている。地域イベント(プロレス大会)に協賛している。週1回、事業所周りの清掃活動を実施している。

●宮崎ガス

地域活性化につながるイベントの開催=(1)宮崎国際音楽祭、(2)宮崎ガスグループPresents演奏会、(3)宮崎ガスグループ杯レディースミニバレーボール大会、(4)宮崎ガスジュニアゴルフ選手権大会。

地域貢献活動=(1)企業による森林づくりへの参加「宮崎が好き(宮崎ガス樹)未来の杜綾」(宮崎県東諸県郡綾町の1・5ヘクタールの土地に約3750本の照葉樹を植林)、(2)地域のイベントや美化活動への積極的な参加、(3)事業活動や社会貢献活動を通じたSDGsの推進。

●南日本ガス

コロナ禍により地域で実施される催しは全て中止となったが、例年市内外の多数の企業・団体が次世代エネルギー関連のさまざまな製品や取り組みを紹介するイベントに弊社も参加し、各イベント・活動への協賛も行っている。また、独自の取り組みとして工場見学会を企画し、小学生の夏休み体験学習として多数参加してもらっている。

●加治木ガス

展示会等を通し地域密着型をテーマに開催していたが、コロナ禍のため、開催できない状況。今後の課題と考えている。

●国分隼人ガス

行政が行う地域内公的活動への参加(夏まつり準備等)。加入団体での地域内ボランティア活動(草刈り・公園遊具塗装等へ参加)。イベントの景品等、地域特産物の積極利用。

●沖縄ガス

下水道処理場から発生する消化ガスを利用した再エネ発電事業を行っている。

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