![【特集】2023年度事業計画アンケート―記述回答(2)](https://www.gas-enenews.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/20230529-tokusyu-1-10-1-pdf.jpg)
ガスエネルギー新聞はこのほど、全国の旧一般ガス事業者197者、新規ガス小売事業者14者を対象に、事業計画アンケートを実施し、160者(旧一般ガス事業者158者、新規ガス小売事業者2者)から回答を得た。新規事業への取り組みに関する各事業者の記述回答を紹介する。
〈新規事業への取り組み〉
●東京ガス
非FIT/FIP(フィード・イン・プレミアム)向け再エネ需給調整サービス、家庭のガス機器や水回りのトラブルに対する修理「東京ガス修理サービス」、製造業向けIoTパッケージソリューション「JOYシリーズ」、毎日1杯のドリンクを楽しみながら社会貢献できる定額制サービス「よりみちパスポート」、TGオクトパスエナジー社による、顧客一人ひとりの幅広いニーズに合わせた電気・サービスメニュー、電気自動車充電サービス「EVrest」、実質再生可能エネルギー100%の電気料金プラン「さすてな電気」、賃貸管理サポートサービス「まもROOM」、建設・住宅業界向け温室効果ガス(GHG)排出量算定サービス、不動産業界のESG経営支援サービス「サステナブルスター」。
●大阪ガス
中期計画で掲げたミライ価値実現に向け、既存サービスを拡充するとともに、新たな領域をひろげつつ、Daigasグループのさらなる進化を目指していきたい。既存サービスの拡充では、デジタルプラットフォーム「スマイLINK」を活用し、家庭用の顧客と飲食店をつなぐデジタルチケットサービス「いっとくパス」を22年12月から開始しており、加盟店の拡充等でさらなるサービス向上を図りたい。新たな領域では、アンケートに答えてもらうことで、独自ロジックに基づいた献立の冷蔵食を宅配することで、「献立を考える」、「買い物に行く」、「料理する」といった手間をサポートする宅配冷蔵食事業を今年度中にサービス開始したい。
●東邦ガス
(1)くらしを豊かにするサービスの拡充=デジタルプラットフォームの強化により顧客接点を拡大するとともに、「住」「食」「健康・介護」などの分野をはじめとするサービスメニュー・商材の拡充を進める。
(2)ビジネスを支援するサービスの拡充=CN×P事業(エネルギーとエンジニアリングを一体提案できる強みを生かし、(1)把握(2)削減(3)維持のサイクルを繰り返すことで、CNの実現に貢献する事業)の拡大に加え、業務用の顧客向け会員サイトを通じたサービスメニュー・商材の提供などにより、顧客のビジネス課題の解決に貢献する。
(3)保有資産・ノウハウ等を活用した事業領域の拡大=知多クールサーモンの陸上養殖・高効率農業の栽培実証など、他業種との共創などを含めて、新領域での事業拡大にも積極的に取り組む。
●西部ガス
エネルギーとくらしの総合サービス企業グループとして、電力その他エネルギー事業や不動産事業を成長させていく。特に暮らしの重要な基盤となる不動産事業では、引き続き住宅分譲事業を推進するとともに、賃貸住宅やオフィス・商業施設の開発などの賃貸事業を強化する。
●京葉ガス
昨年公表した「CNチャレンジ2050」では「2030年でのカーボンフリー電源取扱量30万キロワット」という目標を掲げており、目標達成に向けて再生可能エネルギーへの投資を行っている。また「新規事業提案制度」で提案のあった「シニアライフサポートサービス」については現在事業化に向け実証実験を行っている。
一方、くらしサポートとして、防災備蓄品サポートサービス「そなサポ」、空き家管理サービス、害虫・害獣駆除サービス「くじょサポ」などを行っている。
●北海道ガス
「快適なくらし」、「安心なくらし」、「豊かなくらし」を追求した新しいくらしを提案。「住宅×エネルギー×サービス」をパッケージで提供することで、顧客との長期的な関係の構築を目指す。住まいに関わることで得られるデータ、ノウハウを活用し総合エネルギーサービスを進化させていく。
●広島ガス
バイオマス発電、太陽光発電、小水力発電等による再生可能エネルギー電源の開発(2)北米発電事業、東広島地域新電力への出資(3)廿日市市との特定送配電事業(4)広島空港民営化コンソーシアムへの参画(5)通信事業(このまちおもいネットワーク、5G関連事業)等を実施。この他、CNに資する取り組みを検討、実施していく。
●北陸ガス
新規事業については、あらゆる可能性を含めて検討中。
●静岡ガス
新規分野では、水道本管の敷設をはじめとした地域のレジリエンス強化や、地域データ、デジタル技術の活用などによる地域課題の解決にチャレンジする。エネルギー関連では、ご家庭や事業所における節電の取り組みを後押しするデマンドレスポンスサービスを推進していく。また、再生可能エネルギーの開発については、静岡県袋井市において国産材100%利用のバイオマス発電所「遠州フォレストエナジー発電所」(7100キロワット)を建設・運営する遠州フォレストエナジー合同会社へ出資することに同意しており、24年12月の運転開始を目指している。
●四国ガス
50年CN実現のため、再生可能エネルギーの利用・開発が急速に進んでいる。この市場ニーズに対応するため、当社グループの強みを生かし、再エネ電力の提供、さらにはその安定供給を図るための電源開発や調達を含めたサプライチェーン全体をスコープとした事業を検討していく。
●東部ガス
顧客の困りごとに応えるサービスを「ウチ住まるごとサービス」と総称し(商標登録済)、ガス販売、電力販売(実質再生可能エネルギー電力の販売メニュー追加を予定)、ガス機器の販売およびリース、リフォーム、家電製品の販売、ハウスクリーニングサービス、家事代行サービス等のサービスを展開していく。また、一部事業地において、地元の食材を使用した調味料を料理教室等で使用し併せて来場者への販売も開始した。今後も顧客のニーズに合わせたサービスの展開をしていくことで顧客との絆を一層強いものにしていく。
●武州ガス
エネルギー関連としては、太陽光発電事業(13年)、小売電気事業である「武州でんき(低圧は取次店、高圧は小売電気事業者として実施)」(16年)、インターネット光回線を提供している「武州ひかり」(17年)を現在実施している。
エネルギー関連以外では、20年度から近隣の遊休農地を活用した農業事業を実施しており、今年度も米の作付面積の拡大を予定している。
また21年度より新事業ユニットを新設し、同年にコインランドリー事業を、22年度よりうなぎの陸上養殖事業を開始した。地域の脱炭素化に貢献するための再エネ普及の推進など、引き続きガスの顧客や地域活性化・社会貢献を意識した新たな事業を検討する。
●大多喜ガス
エネルギー関連=総合エネルギー事業者として、新たなサービス、蓄電池・太陽光パネルの販売により、顧客への最適な提案に取り組んでいる。その他、家庭用卒FITの買い取りサービスを今年度中に開始する。
●日本ガス
ほとんどのエネルギーを輸入に頼る日本において、ロシアのウクライナ侵攻はエネルギー安全保障の課題を改めて意識させるきっかけとなった。
当社は、22年1月より鹿児島市南部清掃工場において処理される生ゴミ等を精製して発生するバイオガスを都市ガス原料として受け入れを開始したが、23年度はバイオガス精製の際に排出される二酸化炭素(CO2)を活用した地産地消型メタネーション実証に地元自治体、大学とともに産官学で取り組むとともに、静脈系の地域資源である下水汚泥や農業残渣などを使ったエネルギー創出の取組も進めていきたい。また、PV―PPAや太陽光・蓄電池をからめたエネルギーマネジメント事業の強化も図りたい。
●岡山ガス
顧客の困りごとに迅速かつ高い品質で応えられるよう立ち上げたリフォーム事業のさらなる充実、拡大を目指す。EVを導入支援する事業として、4月より企業・自治体向けに「EV導入ワンストップサービス」の営業活動を開始した。導入相談や車両リース、運用システムなどの一連のサービスを伴走しながら提供する。
再生可能エネルギーの導入促進を目的に、昨年11月より企業・自治体向けにPV―PPA事業を開始した。オフサイトPPAや余剰電力の有効活用などを考慮し、電力小売事業参入も検討していく。
また、地域の有能なベンチャー企業などとの連携や支援を模索し、事業の多角化を検討していく。
●東彩ガス
新規事業については現在検討中。
●滝川ガス
電気保安法人、市営住宅の指定管理事業。
●岩見沢ガス
一般家庭のリフォーム事業(住設機器全般)を重点にPRを実施して接点業務の機会を強化している。
●苫小牧ガス
CN都市ガスの販売へ向けた準備を行っている。
●室蘭ガス
北海道ガスの電力取次事業として、「室ガスの電気」の新規獲得を目指し営業促進している。
●弘前ガス
電力事業への参入。
●十和田ガス
新電力事業者の販売代理店として4年目となる。厳しい状況であるが、引続きガスと電気のセット割を提案し、顧客サービスの向上と他燃料からの切り替えによる新規需要獲得を目指す。
●八戸ガス
20年より、「ENEOSでんき」の販売代理店となり、顧客を中心に広報紙やホームページ等で周知・案内を行ってきたが、昨年の原料価格の高騰により、電気料金が値上がりしたことを受け、現在は周知・案内等は控えている。
●盛岡ガス
本業での黒字化を第一とし、新規事業は検討していない。
●花巻ガス
現在、何を行うか検討中。
●水沢ガス
22年4月に東北電力と電気販売における業務提携契約を締結し、「ガス・電気セット割引販売」(電気代理販売)を開始した。しかし、ウクライナ情勢などによる原料高騰などの影響で、現在、セット割引サービスの新規受付を停止している。再開できるよう検討を進めている。
●釜石ガス
ENEOSでんきの代理店業務を行い、低圧や高圧の切り替え提案を行っている。エネルギー以外では、リフォーム業務に取り組んでおり、浴室や台所の改築や給排水工事については、グループ会社と共に顧客へ提案している。
「まごころ巡回サービス」や「ガス機器購入者のフォロー訪問サービス」を、独自に展開し、顧客の困りごとを解決するのに寄り添い密着度を高めるとともに、そこを起点とした機器販売やリフォームの相談を受けている。
●のしろエネルギーサービス
現在実施中のものとして水道事業を行っている。また今後電力販売の実施も検討している。
●にかほガス
23年4月より、Jクレジットを活用したCN都市ガスの販売を開始した。地域の脱炭素化に貢献していくためにも、今後はにかほ市関連施設や地元企業に対し、積極的に導入提案をしていきたい。
●酒田天然ガス
電力小売り事業=電力小売り事業に参入し付帯事業としての収益増を図ることはもとより、ガスとのセット販売による既存のガス需要家の囲い込みを図っている。
リフォーム事業=リフォーム事業による収益増を図ると共に、既存のガス需要家の囲い込み、新規需要の獲得を図っている。
●山形ガス
ESP(エネルギーサービスプロバイダー)事業の拡大(2023年4月の外資系製薬会社へのESP事業への参画を契機に取引拡大を図る)。今年11月に供給開始する食品製造工場へのガス供給を万全に行う。同社隣接施設の都市ガスへの切り替え提案を継続して行う。
●古川ガス
家庭用需要家に関して。いんでガスポイントサービス、カジタクサービス、宅配水、水回りのリフォーム工事を実施している。
●仙南ガス
エネルギー以外の事業で、トータルサポートと称して需要家様の困りごとに対応するサービスを実施している。
●石巻ガス
地元電力会社と連携を組み「ガスと電気のセットプラン」を検討しており、年度末を目途に開始予定。
●塩釜ガス
新規事業の計画はないが、既に導入しているポイント事業(いんでガス会員)を軸に、電力セットプラン、宅配水、水道事業、ケーブルテレビとのバンドリングを強化し既存顧客の離脱防止を図ると共に、充実したサービスをPRし新規顧客獲得につなげていく。(昨年度末の「いんでガス」会員数1万1千件)
●福島ガス
これから実施を検討しているものとしてPPA事業、マンション賃貸事業などがある。
●若松ガス
電力小売事業、コインランドリー経営、訪問鍼灸マッサージ事業。
●常磐共同ガス
次世代エネルギー関連の実証事業に積極的に参画している。
●新発田ガス
CN都市ガスの販売に向けて引き続き情報収集と計画策定を進めていく。また電力販売を始めとする連携について、行政とのつながりも考慮しながら検討をしている。
●越後天然ガス
電力小売事業。
●小千谷市
都市ガスの需要拡大を図るべく、家庭用CGS利用者向けの新料金プランや、ガス衣類乾燥機利用者向けの料金割引制度を新設した。
●上越市
体感型ショールーム「ガステラス」を営業拠点に、新築やリフォームを検討される顧客に対し、都市ガスの利便性や安全性をPRするとともに、家庭用温水暖房契約などの割引料金プランを提案していくなど、都市ガスの採用拡大に向けた情報発信を引き続き行っていく。また、今年度から新たにガス衣類乾燥機の助成金制度を新設し、設置に対して3万円/台を助成することにより、機器の導入を促し、ガス採用率のアップにつなげたいと考えている。さらに都市ガス導入促進事業として他燃料の給湯器や給湯設備の耐用年数が経過している顧客に対し、ダイレクトメール(DM)を送り、取り換えを促す事業を展開する。
●妙高グリーンエナジー
地域のユーティリティ・コーディネーターを目指し、低CO2排出電気や再生可能エネルギー供給事業を幅広く展開したい。上下水道事業の包括委託事業についても、その委託範囲拡大(管路更新工事、漏水修繕工事)の前倒しを目指す。
●白根ガス
現在、新規事業(小売電気事業、総合生活サービス等)を新型コロナウイルス感染症により変化した「新たな生活様式」を含めたさまざまな角度から検討しているが、実施に至っているものはない。
●栃木ガス
21年4月より開始した当社顧客限定サービス「買い物代行サービス」を展開中である。栃木市においては高齢化が進み、「重い荷物を持つことが大変」などのニーズに応えサービスを継続中だが、もっと広い世代での利用を呼びかけている。また電力やウォーターサーバーの取次営業など、顧客のニーズに対応できるサービスを進めている。
●北日本ガス
電気・ガスのセット販売の促進により加入率もアップしている。今後もセット販売を柱にセット率のさらなる向上を目指す。
●渋川ガス
電気販売の取り次ぎ、住宅リフォームを現在実施している。その他の新規事業については現状予定なし。
●伊勢崎ガス
市内唯一の電力小売事業者として、都市ガス・電気の最適な提案をして拡販を進めていく。
●太田都市ガス
メガソーラーPPAを計画。電力は、全て行政に売却。市のCN化へ貢献。
●坂戸ガス
既築住宅向けに、さらなる需要家の囲い込みのために、ガスと電気のセット販売に加え、ハウスクリーニング事業を開始。リフォーム事業、不動産事業、電力事業(太陽光発電他)のさらなる成長を志向。
●入間ガス
当社の新規事業として、「入間市ゼロカーボンシティ構想」に伴い、庁舎と隣接する立体駐車場の屋上に太陽光発電設備を設置(PPA事業)、また、庁舎正面玄関前にカーポート型太陽光発電設備を設置し、公用車のEVカーシェアリング事業を行った。
EVの導入による省エネ・CO2削減と、災害時における発電やEVを活用した外部電源車としてBCP対応を図る。また、公用車の使用時間外(土日、夜間)はEVカーシェアリングを一般市民向けに開放し、環境普及促進のPRを行う。23年1月に竣工し、2月に操業を開始した。
●鷲宮ガス
18年7月より電気取次販売(鷲ガス電気)を開始。
●大東ガス
電力事業のさらなる深化を目指し、さらに高付加なサービスの提供を検討。また、「エネルギーの脱炭素化」を推進すべく、ガス・電力に関わる有効かつ効果的なビジネススキームを検討。
●エネクル
電力販売、駆け付けサービス、会員優待サービス、光回線サービス、キッチン・バスのリフォームを実施。
●野田ガス
ガス供給事業だけでなく電力契約獲得の推進、顧客の生活に関連したリフォーム、外壁塗装、生活家電等などの販売施工。顧客のニーズに対応し快適な暮らしを提供できる事業を模索している。
●銚子ガス
小規模の事業所なので新たな分野への進出はすぐには難しい。引き続き顧客との信頼関係を大事にし、他事業者への流出を防いでいくことを優先したい。
●東金市
今のところ導入時期は未定だが、スマートメーター・ガバナー遠隔監視の導入について検討を進めている。
●白子町
国の補助金制度を活用し、他燃料からの転換の推進を図る。
●習志野市
企業局庁舎等で自家使用する電気の脱炭素化を図るため、オフサイトPPAに関する検討を進める。
また、20年10月1日から、スマートフォンなどを利用した電子決済を導入し、現在、七つのアプリに対応している。
●東日本ガス
新規事業としては実施中・実施検討はないが、現行事業でのICT化を進め、より高度な顧客提案を実現し、さらなる信頼を得られるように拡販していく方針である。現行事業でのICT化導入事例として、顧客向け自社グループアプリ「マイニチガス」を活用した案内を展開し、保安周知実施やアプリ上案内により紙面チラシの削減を実現している。
●京和ガス
大口の顧客にCN都市ガスの販売を昨年から開始。さらに顧客に提案を予定。電力販売は、自社小売電気と代理店電気を併用して顧客に最適なプランを提案しているが、世界情勢の動向を受け新規の申込を一時停止中。
●ニチガス
デジタルにより最適化したオペレーションを他社にシェアリングし、収益化するプラットフォーム事業で地域のインフラを支えるエネルギープラットフォーマーを目指す。
プラットフォーム事業とは、「共創」の概念に基づき、これまでのニチガスの効率的なシステムや取組みを他事業者様にご提供していくビジネスである。
プラットフォーム事業では、検針やBtoB向け受発注システム等を他事業者様へ連携し、地域サービスの共通インフラとして広く浸透させていきたい。
●昭島ガス
GXチームを中心に、昭島ガスが生き残るため、既存の事業の拡大や、見直し、新規事業の立上げなどを今後検討していく。
●青梅ガス
太陽光のPPA事業スキームの確立。住宅用蓄電池、導入・展開方法も検討し付帯事業の拡大を視野に入れて取り組む。
●武陽ガス
新規事業は地域新価値創造プロジェクトチームを立ち上げ、「地域課題の解決」をテーマに新価値創造に向けて取り組んでいる。
電力販売はエネルギー市場の状況を考慮して、家庭用の低圧電気や業務用の高圧電気販売をガス利用の有無にかかわらず進めていく。
また社内にて電気工事士、給水装置工事の資格取得を順次進めるなど、新たなサービスの創出に向けて準備を進めていく。
今後は既存の都市ガス事業に加えて、地域住民や地域企業と連携を図り、新たな地域の魅力創出を進め、「この地域に住み続けて良かった」と思っていただけるようなサービスや取り組みを実施していく。
●長野都市ガス
再生可能エネルギー事業の検討。
●上田ガス
サービス向上につながる事業を検討。
●エナキス
エネルギーベストミックスによるコスト削減・環境へ寄与するシステム提案を企業・一般家庭へ実施していく。
●信州ガス
電力販売、余剰電力買い取り、ガス機器長期保証サービス、駆け付けサービス(検討中)。
●厚木ガス
PPA事業。
●秦野ガス
実質再生可能エネルギー100%の電気「秦野ガスさすてな電気」の販売を開始した。また、将来的には地元エネルギー会社としてPPA事業への参画を検討している。
●小田原ガス
前年度、新規事業具体化研修により提案のあった事業に関して今後着手していく。電力販売に関しては、湘南電力との連携を今後も強化し、エネルギーの地産地消を起点として持続可能なまちづくりに貢献していく。
●東京ガス山梨
東京ガスグループ企業や地元企業等との連携により、東京ガス電力の販売を強化していく。
●吉田ガス
電気販売・太陽光エネルギーサービスやガス機器、消火器リース、あんしん保障、水回りのリフォーム事業、くらし商材を充実させながら、メンテナンス体制を整え顧客の足元まで踏み込み、困りごとを解決しながら地域密着の企業を目指す。
●熱海ガス
従来通り、電力販売は継続していく。太陽光発電と蓄電池の販売に着手する。電気自動車の充電スタンドを運営開始した。
●伊東ガス
昨年5月に開始した水事業(電解水素水生成器のサブスクリプション事業)のさらなる拡販。通信事業への参入検討。空き家のリノベーション事業への参入検討。
●下田ガス
電力取次販売の拡大、余剰電力買取サービス、太陽光エネルギーサービス(PPAモデル=一般家庭・業務用)。
●御殿場ガス
グループ戦略でもある「SHIZGASでんき」の獲得施策を継続的に実施し、顧客との結びつきをさらに深める。
また、業務機会を通じて、リフォームを始めとする生活関連商材の提案営業も同時に展開し、地域でのプレゼンスを高めていく。
●島田ガス
SHIZGASでんきの代理店として、電力の普及拡大を進めるとともに、ガス需要家以外に対しても、卒FIT電源の買い取りに積極的に取り組んでいる。
ガス以外の商材としては、非常用備蓄用品や発電機をセットにした防災商品「あんしんくん」に加え、今年から水回りトラブル等の困りごと支援サービス「かけつけサービス」を開始するなど、顧客の生活に役立つような新商材の開発を進めている。
●中遠ガス
掛川市と民間事業者等が手掛ける、電気小売事業と地域課題解決事業を目的とした新電力会社の設立に当たり出資を行い、地域循環創出の一翼を担っている。
●袋井ガス
暮らしサービス商材(リフォーム、電気、消火器等)を拡販していく。
●東海ガス
地域密着型の企業として、市町村が進めている地域の活性化・まちづくり施策と連動した新規事業を計画・推進している。現在は、市が管轄している広場を借り受けたオートキャンプ場の案件が進捗している。長期的にも、行政が主導し進めるプロジェクトをサポートする形で、地域貢献を同時並行で実現できる事業を産み出していく。
また、コロナ以降の衛生面への気遣いの強まりから島田ショールーム敷地内にコインランドリーをオープンし、利用者から好評を得ている。6月には藤枝ショールーム敷地内に2店目をオープンし、地域の顧客の利便性向上に貢献していく。
●犬山ガス
従来の水回りのリフォーム事業に加え、外壁塗装や玄関ドア取換工事等、さらなるリフォーム事業の拡大展開を図るとともに、住宅まわりの軽作業(網戸・襖・畳等の張替えやハウスクリーニング)の代行サービスの拡充、そして顧客接点強化への取り組みの一環として、30分以内にできる簡単な作業を、500円で請負う「ワンコインお助けサービス」を拡充。また、電化商材の販売・施工に加え電気コンセントの取り換えなど、身近な商材も取り入れて行く。
●上野都市ガス
電力販売やグループ会社が取り組む企業向けのPPA、水宅配、駆け付けサービスの他、取得した山林の活用方法を検討中。また、国の22年度第2次補正予算で設けられた「中小企業等に向けた省エネルギー診断拡充事業」に診断事業者として参画し、知見の獲得と地域の省エネに貢献する。
●名張近鉄ガス
30年温室効果ガス削減、50年CNを見据え、取り巻くさまざまな環境、人的リソースを含む経営資源を考慮し、持続的成長に向けた新規事業、新サービスを引き続き検討していく。
昨年開始した水宅配サービスに引き続き、サービス内容をさらに充実させた「生活サポートサービス」の拡充、業務用分野での太陽光PPA、バイオマス活用などエネルギー事業者として低炭素化へ向けた提案も行っていきたい。
●甲賀協同ガス
リフォーム事業を中心に展開し、不動産業への取り組み、空き家活用事業、福祉リフォームへの取り組みなどの検討をしていく。
基本的に法令遵守はもとより、さらなる自主保安の充実を図り、まず顧客に安全に安心してガスを使用してもらうことで、ガスに加え、何でも相談してもらえる信頼関係を築くことが最優先。
●大垣ガス
現在、新規事業への参入は、特に考えていない。
●日本海ガス
フランチャイズによる飲食店事業および乳幼児向けの食品販売事業を展開する新会社を設立。ハウジング部門を独立し、リフォーム事業の強化と新築・リノベーション事業への本格的な取り組みを開始。新たな事業・サービスの提供により、地域の「快適で豊かな暮らし」を提供する「トータルライフ事業」を推進。
これまで培ってきた計測技術や省エネルギー診断に関する知見を活用し、CN戦略や脱炭素戦略を立案・実行を支援する「脱炭素コンサル事業」や顧客のエネルギーに関する課題を解決する「設備構築およびエネルギーサービス事業」を実施する新会社を設立。
「アクセラレータプログラム」を開催し、スタートアップ企業等と共同で、既存事業の周辺領域を中心として新たな事業やサービスの開発だけでなく、新たな事業領域への進出も目指す。
●高岡ガス
地場の建築士によるセミナーを開催。当社で住宅リフォームやリノベーションができることを顧客に周知してきており、少しずつ実績ができつつあり継続する。
●金沢エナジー
従来、全量を電力会社に卸販売していた自社保有の水力発電所由来の電気について、23年度中に小売販売をスタートさせる予定。
●小松ガス
当社はこれまでガス専業で事業を遂行してきたため、経営多角化については、金融機関やコンサルとも相談の上、慎重に検討していきたい。現時点で具体的な新規事業が想定としてあるわけではない。
●福井都市ガス
今年度も昨年度に引き続き、ガス事業以外の新規事業を立ち上げる計画はなく、これまで事業開始以降の3年間で培ったガス事業のノウハウをさらに深化させる。特に世界情勢の先行き不透明な昨今において、原油価格が高騰し、エネルギーの多様化について叫ばれている中で価格面だけでなく環境面等においても都市ガスの優位性を顧客に理解してもらえるよう注力する。また、都市ガス事業だけでなくLPガス事業についてもサービスを提供しており、顧客のニーズに合わせた選択肢を増やしていく。
●越前エネライン
将来的には、社会福祉協議会等と連携した見守り活動等、生活関連サービス事業の拡大を目指して取り組む。
●丹後ガス
公務員宿舎管理人業務。
●福知山都市ガス
電力販売に取り組んでいる。
●大和ガス
電力は大阪ガスの取次代理店として取り組んでいる。また、宅配水のサービスで顧客の快適な暮らしをサポートしている。宅配水は、関連会社の大和ガス住宅設備がアクアクララの代理店となり、営業提案からボトルの配達まで全て社員で行い、接点強化を図っている。
また、ウェブでガス料金・電気料金を確認できるサイト「My大和ガス」を展開。大和ガスLINE公式アカウントとともに、ウェブサービスとして展開している。
●五条ガス
システムキッチンのリフォームを主とした、水回り関連事業を始めており、数件の依頼があり、2件の施工を行った実績がある
●桜井ガス
電力販売・通信事業等の新規事業は現在のところ考えていない。
●新宮ガス
電気小売りの代理店、防災リュック、消火器、家庭用火災報知器、水回りリフォームなど。
●大武
電力販売は既に開始している。その他の新規事業の予定は現在のところない。
●河内長野ガス
22年10月に液化石油ガス販売事業とリフォーム事業をスタートさせた。これらの事業はグループ会社であるリビングセンター長野から譲り受けた事業であり、今後はガス事業とリフォーム事業等との一体的な運用により、顧客志向を追求するとともに効率的な組織運営や体質強化を図る。
●豊岡エネルギー
リフォーム事業の拡大を目指し活動中。また、接点機会を利用した消火器リース等を検討。
●篠山都市ガス
電気の供給および販売、通信機器、食料品の販売。
●津山ガス
18年より都市ガス区域外でのオンサイト設備によるLNG販売を、21年より工業団地内での小売事業を開始した。災害の少ない土地として注目されている岡山県北部には、現存の工業団地にある工場に加え新たな誘致企業が進出する可能性があると考えている。同じような形態での取組先を今後も模索していきたい。エネルギー以外の分野で具体的な新規事業については今のところ予定していない。
●水島ガス
電力分野に関して、将来の小売販売開始を目指して、連携先やスキーム等の検討を行う。自社遊休地を活用した新規事業の検討も進める。
●福山ガス
現在、リフォーム事業、宅配水の販売代理店業務を実施している。
●出雲ガス
16年、低圧電力全面自由化により同年小売電気事業者登録を行い、電気小売事業を開始している。小売電気事業については、既存のガス顧客に対するエネルギー提案として開始した。
今後は、非ガス顧客に対しても事業展開していけるよう検討していく。また、今後の事業展開としては、地域に必要な地域が豊かになる事業をしっかりと模索しながら検討を進めていきたい。新規事業においては、非ガス顧客との新たなつながりを確立していけることに期待している。
●久留米ガス
久留米ガスの顧客向けにワンシーズン・ファンヒーターレンタルキャンペーンを継続。水回りリフォームチラシを活用した販売店との同行提案による、ガス機器の獲得拡大とリフォーム事業のスキームの検討。
●筑紫ガス
22年度は、カフェを併設したショールーム「nodoca(ノドカ)」をオープンし、これに隣接して保育施設を建築中であり、9月の開園を予定している。自治体の抱える待機児童問題などの解消の一助に加え、人が集える場所を提供することで、子育て世代を中心に幅広い層から支持される複合施設を目指す。地域が抱える問題に向き合い、共に地域の発展と活性化につなげたいと考える。
●唐津ガス
現在は、福祉用具のレンタル・販売事業、水回りに関する業務、入札に関しては、管工事に加え、水道施設工事の資格を取得できたので、今後注力していきたいところである。そして、まだ計画中ではあるが、不動産賃貸事業にも取り組んでいく予定である。
●エコア
22年10月からCNLPGの取り扱いを開始した(LPG供給先の学校に主に販売している)。
●宮崎ガス
自治体と連携し、公共施設および未利用地への再エネ設備導入など、電力事業への検討を行う。
●南日本ガス
グループ内での取り組みとして、エネルギー関連では電力事業、新エネルギー事業に取り組んでいる。また、エネルギー以外ではリフォーム事業、家電販売など生活関連サービスも行っている。
●国分隼人ガス
現在、電気販売事業ではガスと電気のセット割引を行っており、リフォーム事業も手掛けている。
●沖縄ガス
再エネ由来の電源開発として、太陽光発電開発、下水道処理場から発生する消化ガスを利用したバイオマス発電開発を行っている。