LNG火力が最も安価、再エネの調整費用反映で/エネ庁 【5面】
資源エネルギー庁が6年ぶりに実施した発電コストの検証作業が終了した。基本政策分科会の発電コスト検証ワーキンググループは3日、取りまとめ案を大筋で了承し、4日の同分科会に報告した。今回は、自然変動電源の比率拡大と安定供給維持の両立のために電力システム全体で発生する費用を、各電源種の追加導入に起因するコストとして初めて算出。その結果、LNG火力が最も安価になった。従来の電源単体の試算では、2030年には事業用太陽光が最も低廉になる可能性が示された。