油・ガスは確認できず、佐渡南西沖の試掘調査/経済産業省 【7面】
経済産業省は22日、4月から行っていた新潟県佐渡南西沖での石油・天然ガスの試掘調査について、微量の石油・天然ガスの徴候を確認できたが、顕著な量が存在する油田・ガス田の徴候は確認できなかったと発表した。年度内に試掘地点周辺での石油・天然ガスの存在状況の分析・評価を行い、調査報告書をまとめる。
調査は佐渡南西沖約30kmで、委託を受けたJX日鉱日石開発(平井茂雄社長)が4月14日~7月20日まで行った。地球深部探査船「ちきゅう」を使い、日本周辺海域では初めて水深約1130mの大深海で、海底面下1950mまで掘削した。