大津で都市ガスシンポアネックス、1100人が参加/日本ガス協会 【2面】
日本ガス協会は11月7日、滋賀県大津市の大津プリンスホテルで「2013都市ガスシンポジウムアネックス」を開催し、講演15件、ポスター発表36件を行った。約1100人が参加し、講演会場、ポスター展示会場ともに多くの人でにぎわった。
本荘武宏日本ガス協会近畿部会部会長(大阪ガス副社長)は開会あいさつを行い、「都市ガスを選択していただくには、多様化するお客さまニーズを満たす魅力あるガス機器の開発、都市ガスの利用拡大につながる技術開発が不可欠。保安面ではガス業界として行動計画『保安向上2020』を策定した。技術指針の作成、保安人材の育成などについて、2020年に向けた都市ガス保安対策の方向性を示している。これらを確実に実施し高い水準での保安レベルの維持とコストダウンの両立に向けた取り組みが不可欠となってくる。シンポジウムで新技術に触れて共有化し、各都市ガス事業者さまの技術開発と業務推進に役立てていただくことを祈願する」と話した。
講演のトップは、大津市企業局ガス販売促進課の金森一弘氏が「ガス・エネ診断書」による使用量管理の「見える化」などをテーマに行った。大津市企業局は、業務用の需要家に対して、最大使用量や夜間使用量のデータを収集し、月別の契約使用量に対する実績使用量などを「ガス・エネ診断書」として、年に4回提出している。診断書を営業ツールに活用し需要家への訪問回数を増やしていることを報告した。