GENIX-CN70

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7月12日終値

7月12日 GENIX-CN70は3週連続で上昇し、先週に続き2週連続で指数算出以来の最高値を更新した。日本酸素、岩谷産業、栗本鉄工、前澤工業などが本年高値を更新した。
市況情報

 中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)7月分は、プロパンが6月分と同値の1㌧当たり580㌦、ブタンも6月分と同値の565㌦となった。

 原油市況はこのところ1バレル80㌦台で堅調に推移する一方、中国向けなどLPGの需要は落ち着いているもよう。米国プロパンガス市況も1㌧400㌦をはさんでのもみ合いが続いている。

 なお、中国に次ぐ世界第2位のLPG輸入国インドで総選挙が行われ、このほど与党の勝利が明らかになった。同党はLPG普及政策を強力に推進してきた経緯があり、LPGの国際需給に影響を与えうるとして選挙結果が注目されていた。

 (2024年7月1日配信)

【過去解説記事】

 14日東証 GENIX-CN70は前週末比0.94ポイント高の192.96と2週間ぶりに反発した。指数構成銘柄ではK&Oエナジーグループ、三菱重工業、伊藤忠が上場来高値を更新したほか、岩谷産業、関西電力、東邦ガスなど大手電力・ガス株も根強く物色された。

 K&Oエナジーの株価は今年大きく値上がりし、11日の上場来高値4230円は昨年末終値2041円から2倍を超える上昇になっている。同社は千葉県で天然ガス・ヨウ素を産出しており、ヨウ素が次世代太陽光(ペレブスカイト太陽電池)の材料となることから注目を浴びているようだ。

 経済産業省が5月29日、第1回「次世代型太陽電池の導入拡大及び産業競争力強化に向けた官民協議会」を開催したことも手掛かり材料になっている。同協議会では日本が先行するペレブスカイト太陽電池の普及促進を目指している。日本のヨウ素生産量は世界第2位であり、エネルギー安全保障の観点からも期待が大きい。また、今週は米国でスタートアップがペレブスカイト太陽電池の工場を新設するとの報道も関心を集めたようだ。さらに、同業の伊勢化学工業の株価が昨年末の8590円から、本日の最高値40500円まで実に4.7倍となる大相場を演じていることも刺激になっている。

(2024年6月14日配信)

 米国で天然ガス先物価格(ヘンリーハブ=HH)が上昇している。6月11日の期近終値は百万BTU(英国熱量単位)当たり3.129ドルと、今年1月12日の3.313ドル以来、5カ月ぶりに3ドル大台に乗せた。2~3月には1.5ドル台の安値を付けていた。また1年前のこの時期は2ドル台半ばで推移していた。

 最近の市況動向についてJOGMEC調査部白川裕調査役は、「市況低迷時に掘削井が絞られた影響で、ガス生産量がジワリ減少している。そこに米国南部を中心とした記録的な猛暑による発電用ガス需要増が加わった」と指摘する。また、当面の値動きについては、「ガス発電用の需要は既に限界に達しているため、先物価格がこの先もさらに大きく値上がりする展開は想定しにくい」としている。

(2024年6月13日配信)

 6月7日東証 この週の東証株価は高値圏で伸び悩み、7日の東証株価指数(TOPIX)終値は前週末比0.6%値下がりした。GENIX-CN70も上値が重く2週間ぶりに反落し、前週末比1.9%の下落となった。

 GENIX-CN70構成銘柄の足取りは総じて重いが、その中で異彩を放つ逆行高を演じたのがデンヨーだ。同社は量産型燃料電池式可搬形発電装置を開発するなど水素関連ビジネスを手掛けている。

 同社株価は2020年9月と同年11月に付けた2600円台の高値を一気に払い、2700円台半ばに到達した。約1カ月間で株価は2割を超える上昇となったが、業績は好調で株価指標面に割高感は乏しいと見られる。「チャート上の節目を突破してきたことで、目先妙味が膨らんでいる。また同社は可搬型、非常用発電機を手掛けており、梅雨入りを前に防災関連の切り口にも関心が向いている」(市場関係者)。日本ではゲリラ豪雨が頻発化しているが、同社が強みとする北米ではこの時期ハリケーンの多発が警戒されている。シーズン性を発揮する場面も期待されているようだ。

(2024年6月7日配信)

 中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)6月分は、プロパンが1トン当たり580ドルと前月分と同値だった。ブタンは前月比20ドル値下がり(下落率3・42%)して565ドルとなった。ブタンは3カ月連続で下落した。

 先週の米国プロパンスポット市況(MB)はトン当たり400ドル前後で推移。原油先物市況(WTI)は足元の堅調な在庫状況や長期金利の高止まりなどを受けて、1バレル70ドル台後半では上値が重くなっている。

(2024年6月3日配信)

 5月31日東証 GENIX-CN70は3週間ぶりに最高値を更新した。次世代太陽光発電(ペレブスカイト)関連として注目されるK&Oエネジーが一時未踏の4000円台に乗せたほか、栗本鉄工は18年ぶりの5000円台、川崎重工は9年ぶりの6000円台、ENEOSは6年ぶりの800円台となるなど大台替わりが相次いだ。北海道電力、九州電力などの電力株や、商社、海運株なども根強く物色されている。

 三浦工業が急伸し、およそ3カ月ぶりに本年高値を更新した。同社は5月30日、ダイキンと業務資本提携すると発表。工場向けに空調や蒸気ボイラ、水処理システムなど熱・空気・水に関するトータルソリューションをワンストップで提案する。それぞれの強みを生かして工場のカーボンニュートラル化のニーズに応える。三浦工業は国内の工場に、ダイキンは海外に強固なネットワークを有しており、市場はメリットを発揮しやすい組み合わせと受け止めているようだ。また、ダイキンは三浦工業の発行済み株式4.67%を三浦工業の自社株から購入する。三浦工業はその売却代金でダイキン子会社の株式49%を取得する。株式価値の希薄化や当面の株式需給悪化を招かない資本提携スキームも好感されたようだ。関連記事(https://www.gas-enenews.co.jp/gijutsu-shinseihin-hoan/40495/

(2024年5月31日)

 米国の天然ガス市況が上昇している。ヘンリーハブ(HH)先物期近価格は5月23日、百万BTU(英国熱量単位)当たり一時2.9ドル台に上昇した。3ドルは今年1月以来となる高値水準。「米国ガス市況は2~3月に1ドル台半ばまで大きく下げた経緯があり、その際に生産リグの稼働台数が削減された。その影響がここにきて出始めている」(JOGMEC調査部白川裕調査役)という。また、米国南部を中心にこの夏の気温が高めになるとの予報や、米フリーポートLNG輸出プロジェクトが本格生産に復帰したことなども材料視されているという。

(2024年5月24日配信)

 5月17日 GENIX-CN70は前週末比2.35ポイント安の192.12と4週ぶりに下落した。総じて利益確定売りに押される展開となったが、その中で13日に決算を発表した岩谷産業、14日に決算・大規模な自社株買いを発表したENEOSの株価が急伸した。どちらも一時本年高値を更新するなど人気付いた。

 岩谷産業の決算について市場関係者は、「前期実績も今期予想も2桁増益の好決算。ただ今期の配当金予想額が据え置かれたため、株価は急伸後伸び悩んだが、持分法対象のコスモエネルギーの寄与分も見込め、今後増配期待から見直される可能性がある」とする。

 ENEOSの自社株買いは上限が発行済み株式総数の2割強におよぶ大規模なもので、市場にサプライズを与えた。「経営陣の資本効率・株主還元への意識の高さを感じる内容。大型投資がなく、JX金属がIPOに向けて資産売却を進める中、財務体質が良好になっていることが背景にある」(大手証券アナリスト)と見ている。

(2024年5月17日)

 GENIX-CN70は10日、前週末比2.33ポイント高い194.47ポイントと3週連続で値上がりし、前週に続いて過去最高値を更新した。

 指数構成銘柄では大阪ガス、北海道ガスなどが過去20年来の高値を更新。大阪ガスは8日発表の自社株買いが好感されている。「3月発表の中期計画で株主資本配当率に基づく増配方針が打ち出されたばかりの株主還元策で、サプライズとして受け止められた」(アナリスト)。北海道ガスは4月30日発表の株式分割(1対5)や今期実質増配を手掛かりに人気化している。PBRは0.8倍台に上昇し、課題の1倍割れ解消が現実味を帯びてきた。

 岩谷産業も急伸し、4月に付けた最高値9311円を射程に捉えてきた。同社の3月期決算は5月13日午後2時半に発表予定だが、同社がさきごろ筆頭株主となったコスモエネルギーホールディングスが昨日決算発表を行い、堅調な業績と自社株買い、年間300円配当を維持する方針が明らかになった。コスモエネの株価は本日、一気に高値を更新、岩谷産業の株価支援材料になっている。

(2024年5月10日配信)

  中東産LPG日本向け長期契約価格(サウジCP)5月分は、プロパンが1㌧当たり580ドルと前月比35ドル下落した(下落率5・69%)。値下がりは4月分に続いて2カ月連続。

  ブタンは前月比35ドル値下がりして(下落率5・65%)1トン当たり585ドルとなった。ブタンも2カ月連続で下落した。

(2024年4月26日配信)

 中国税関が18日に発表した3月のLNG輸入量は前年同月比24・1%増の665万㌧となり、3月としては2021年の564万㌧を上回り3年ぶりに過去最高を更新した。1~3月の累計輸入量は同20・4%増の1985万㌧と、年間輸入量が過去最高だった21年同期を0・8%上回った。

 今年第1四半期の国内総生産は5・5%増と昨年第4四半期の5・2%増を上回った。輸出産業を中心に二酸化炭素排出削減のためのガスシフトも進んでいる。同期間のLNGスポット市況が前年同期を4割下回るなど割高感が薄れたことも需要喚起につながったようだ。今後の見通しについてエネルギー・金属鉱物資源機構調査部竹原美佳部長は、「国際市況はこのところ上昇に転じており、LNGスポット調達は目先一服しそうだが、地方政府のガス火力建設推進や船舶燃料のグリーン転換などもありガス需要そのものは高まる方向」としている。

(2024年4月18日配信)

 東証4月12日 東京ガスの株価が一時前日比54円高の3899円と前日に続いて上場来高値を更新した。同社株は今週に入って騰勢を強め、年初からの株価上昇率は20%に達した。3月中旬、大阪ガスの時価総額が一時、東京ガスを逆転したが、東京ガスが再び首位に立ちリードを広げている。4月19日に全国知事会が東京ガス横浜ステーションを視察し、e‐メタン製造実証の説明を受ける予定となっている。カーボンニュートラルに向けた同社の技術力に注目が集まりそうだ。株価上昇により、株価純資産倍率(PBR)は0.94倍へと上昇。1倍乗せが視野に入ってきた。

 都市ガス株では、北海道ガスの株価も上昇基調にあり、この日も前日マークした上場来高値2960円まで一時買い進まれる場面があった。年初からの上昇率は34%に達するが、同社株のPBRはいまだ0.7倍台にとどまり、依然割安感が漂う。北海道では半導体工場の新設で電力消費の大幅な伸びが予想され、北海道電力の株価もこのところ大幅に上昇している。

(2024年4月12日配信)

 4月3日 米原油先物(WTI)は前日比28セント高の85.43ドルと3日続伸、本年の高値を更新した。ウクライナによるロシア主要製油所への無人機攻撃や、イラン大統領によるイスラエルへの報復表明など地政学的リスクの高まりが背景にある。また週間統計で米国原油在庫が前年同期比18.5%減と減少が目立ったことも材料視されている。

 注目されたOPECプラス合同閣僚監視委員会は、生産目標維持を決定。また、米連邦準備理事会パウエル議長は講演で利下げを急がない姿勢を示したとされる。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部・芥田知至主任研究員は、「中東、ウクライナ情勢は今後一段と動向が注視される。また、米金融政策、中国当局による経済運営、産油国の生産方針なども引き続き注目される。ただ、米中の景気は石油需要を上振れさせるほどには強くないとみられ、相場の上昇傾向を決定づける材料は出にくいと思われる。相場は再び一進一退の推移となりやすい」と指摘。もっとも、今年後半にかけて米利下げを受けてドル安が進む展開となれば、ドル建ての原油価格には割安感が生じ上昇圧力がかかりやすくなるとし、今年度は1バレル95ドル程度の上値が見込めるとしている。

(2024年4月4日配信)

 GENIX-CN70は年度内最終売買日となった3月29日、前週末比0.55ポイント上昇し189.41と、2週続けて最高値を更新した。3月末割り当てで1対10の大幅な株式分割を実施した三菱重工業は権利落ち後も堅調で、修正株価は連日の最高値となった。GENIX-CN70構成銘柄では他に理研計器が1対2、川崎汽船が1対3の株式分割を3月末割り当てで実施した。

 岩谷産業の株価が3連騰で、連日の上場来高値更新。3月28日にコスモエネHD株式を追加取得し、持ち分法適用会社にしたと発表したことが材料視されている。コスモエネの今期純利益予想は780億円、岩谷産業は335億円。持ち分比率2割相当の利益が来期以降、上乗せされるインパクトの大きさが期待されているようだ。また、会社側は本件株式取得に要する資金を借り入れで賄うとしており、「増資による一株当たり利益の希薄化が回避される見通しになったことも好感されている」(国内証券調査部)という。

(2024年3月29日配信)

 米国3月26日、米パイプラインガス(ヘンリーハブ=HH)先物価格が終値で5日続落し、百万BTU(英国熱量単位)当たり1.575ドルに下落。2月20日に付けた本年安値1.576ドルを1カ月ぶりに割り込んだ。ザラ場安値は1.4㌦台まであった。

 米エネルギー情報局(EIA)が3月21日に発表した週間データによると、米国の地下ガス在庫量は3月15日時点で前年比21%増、過去5年間の平均値に対しては41%上回っている。エネルギー・金属鉱物資源機構・白川裕調査役は、「気温が上がり需要が低下して、在庫がさらに積み上がったことと、生産がすぐには低下しないことが主要因」と指摘する。こうした在庫の荷余り感が先物市況の上値を重くしているようだ。

 HH先物価格の過去15年間の値動きを振り返ると、期近先物価格が1ドル台まで下落した年は2012年、16年、20年の3回あり、当該年の安値形成月はそれぞれ、4月(1.9ドル)、3月(1.6ドル)、6月(1.4ドル)となっている。春に安値を付ける習性と、この間の価格水準が切り下がる傾向が見て取れる。

(2024年3月27日配信)

 3月22日、ガスエネ株価指数カーボンニュートラル70(GENIX‐CN70)は2週間ぶりに過去最高値を更新した。GENIX‐CN70構成銘柄はほぼ全面高となり、K&Oエナジー、三菱重工、岩谷産業、大阪ガスなどが最高値を更新した。

 なお、三菱重工(1株→10株)、理研計器(1株→2株)、川崎汽船(1株→3株)は3月28日付で株式分割の権利を落とす。株式分割のメリットとしては、単位投資額の引き下げによる投資家層のすそ野拡大、流動性の向上などが指摘される。昨年以降で、株式分割を実施したリンナイ、NTT、三菱商事、京セラは、権利落ち後も堅調な値動きを保っている。

(2024年3月22日配信)

 3月15日 ENEOSHD(GENIX―CN70構成銘柄)の株価が朝方から買い進まれ、5年3カ月ぶりに700円台に乗せてきた。他にもINPEXや石油資源開発、コスモエネルギーHDなどの石油関連株、資源高が利益に結び付く商社株も軒並み値上がりしている。コスモエネルギーは国内大手証券が投資格付けを引き上げたことも好感され、株価は上場来高値を更新した。

 株式市場は、米原油先物(WTI)が14日、期近4月渡し終値で1バレル81.26ドルと続伸し、昨年11月6日の80.82ドル以来の80ドル台乗せとなったことを材料視しているようだ。国際エネルギー機関(IEA)が同日公表した市場レポートでは、今年の石油需給は供給不足になるとの予測が示されている。産油国の自主減産延長による供給減や、紅海におけるタンカー襲撃で海上輸送距離が延びておりバンカー燃料の需要増加を織り込んだという。もっとも原油市況は過去1年余りにわたって、おおむね70ドルから80ドルのレンジで推移しており、80ドル台では上値の重さも意識されそうだ。

(2024年3月15日配信)

 3月8日 大阪ガス(GENIX CN‐70構成銘柄)の株価が前日比153円高の3350円で寄り付き、直後に230円高の3427円まで上昇。1月11日に付けた上場来高値3242円を一気に更新した。同社は7日、3カ年中期経営計画を策定し、配当を原則減配せず維持または増配する累進配当制度を導入すると発表し、好感された。

 2024年3月期の配当金は前期比12円50銭増配して72円50銭(従来予想65円)に、25年3月期は95円を目指す方針も示した。株主資本配当率を3%とする方針を掲げ、機動的な自己株取得も検討するとした。この他、自己資本利益率(ROE)の目標は26年度に8%程度、投下資本利益率(ROIC)は5%程度を目指す。「株価を意識した経営姿勢に変化していると株式市場が受け止めており、都市ガス株の中でも相対的な値上がりが目立ってきている」(中堅証券)という。この日前場終値での時価総額は、大阪ガスが1.43兆円、東京ガスは1.41兆円となり、大阪ガスが東京ガスを逆転した。

(2024年3月8日配信)

 2月22日 東証では朝方から買いが先行し、日経平均株価は大幅に反発した。終値は初の3万9000円台で、1989年12月以来の史上最高値更新となった。注目された米エヌビディアの決算が市場関係者の事前予想を上回り、3連休控えにもかかわらず、マーケットのセンチメントは強気に傾いた。半導体関連株をリード役に、主力株を中心に幅広く買い進まれた。

 GENIX‐CN70構成銘柄も軒並み上伸した。三菱重工業が上場来高値を更新し、日本酸素HD、川崎汽船は最高値をうかがう動き。原油市況の上昇を背景に石油資源開発など石油関連株も値上がりした。

(2024年2月22日配信)

 米国パイプラインガス市場価格(ヘンリーハブ先物)が2月15日、8日連続安となり、百万BTU(英国熱量単位)当たり1.5㌦台まで下落、2020年6月以来の安値水準となった。在庫の積み上がりが背景にあるという。

 エネルギー・金属鉱物資源機構の白川裕調査役は「原油市況が1バレル80㌦弱と堅調なことから、パーミアン盆地を中心にシェールオイルの生産が盛んで、随伴ガスの生産量も増えている。気温が高めに推移していることもあり、地下在庫は過去5年間の最高水準に到達している」と指摘。

 先物市場の中心商いが春の需要閑散期に移りつつあることから、市況は当面弱含みで推移しそうだ。
(2024年2月16日配信)

2月12日 米国で天然ガス市場価格(ヘンリーハブ先物価格=HH)が5日続落し、期近終値は百万BTU(英国熱量単位)当たり1.768ドルに下落した。1.7ドル台は2020年7月以来の安値となる。市中在庫が高水準にあり、市場のセンチメントを圧迫している。

HHは昨年11月以降、3ドルを割り込むなど市況の低迷が続いているが、生産量が落ち込む兆しはいまだ見えないという。エネルギー・金属鉱物資源機構の白川裕調査役は「原油市況が1バレル80ドル弱と堅調に推移していることから、オイルリッチなパーミアン盆地を中心に油狙いの生産が盛んになっている。このため副産物であるガスの生産も増加している」と指摘する。

(2024年2月13日配信)

米国市場でガス市場価格(ヘンリーハブ先物価格)が続落している。7日に心理的な下値めどと見られていた百万BTU(英国熱量単位)当たり2ドルを割り込むと、8日終値は一段安となり1.917ドルまで下落した。およそ3年5カ月ぶりの安値水準となる。

市況下落の背景には、マーケットの荷余り感があるようだ。「このところの気温上昇で暖房用需要が低下しており、地下在庫量は過去5年間の上限レベルに到達している。当面は上値の重い展開が続きそうだ」(エネルギー・金属鉱物資源機構・白川裕調査役)。

ヘンリーハブ価格の下落に伴い、米国産LNGの輸出価格も低下しており、現状は世界の主要輸出国の中でも最も安価な水準となっている。

(2024年2月9日配信)

2月6日 東証後場 三菱重工業の株価が昨日の1万円初登頂に続いて一段高となった。この日午後、同社は3月末割り当てで株式1株を10株に分割すると発表。合わせて発表された今2024年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比11%増、純利益は同倍増となるなど好調ぶりが明らかになった。通期の受注見通しを6兆円とし、従来予想に4000億円上積みした。これら大幅な株式分割と好調な業績動向が素直に好感され、買いが買いを呼ぶ好循環となっている。

同社株は1年前の2月には5000円前後で推移しており、そこから株価水準はちょうど2倍になっている。

(2024年2月6日配信)

1月31日 サウジアラムコがこのほど日本のLPガス輸入事業者に通知したプロパン2月分出荷価格(サウジ2月CP)は、前月比10ドル値上がりして630ドルとなった。値上がりは昨年8月分(470ドル)以降、12月分の変わらずを挟んで8カ月連続。

LPガス市況に影響する原油市況が、12月初旬を底に水準を切り上げているほか、世界最大のLPガス輸出国である米国において、プロパン在庫の取り崩しが進み、市況が上昇したことが背景にある。米国ではLPガスの一大輸出地域であるメキシコ湾で濃霧が観測されており、輸出作業への影響も警戒されたという。サウジCP2月ブタンも、前月比10ドル値上がりして640ドルとなった。

(2024年2月1日配信)

1月26日GENIX-CN70は前週比0.64ポイント値上がりして169.36ポイントとなった。7週間連続の上昇で、3週続けて統計開始来の最高値を更新した。一方、東証株式市場全体としては、このところの上げピッチの速さから利食いが広がり、東証株価指数(TOPIX)は7週ぶりに値下がりした。

GENIX-CN70の構成銘柄で値上がりが目立ったのは、25日に2023年12月期決算を発表したHIOKI。24年12月期も増収増益を見込み、配当金を年200円に連続増配する方針が好感されたようだ。

このほか、三菱重工業、三菱化工機が高値圏で頑強な値動き。SMBC日興証券が目標株価を引き上げたウエストホールディングスも下値を切り上げている。

(2024年1月26日配信)

 欧州パイプラインガス先物価格が17日、百万BTU(英国熱量単位)当たり8ドル台まで下落し、昨年8月以来の安値水準となった。北東アジアLNGスポット価格も続落しており、17日は昨年6月以来の9ドル台を付けている。先物の決済期日が2月から3月に移り冬場の需要期を過ぎることで、足取りが弱くなっている。昨年の安値は欧州ガス先物価格が7ドル台、スポットLNGは8ドル台だった。

 当面の市況動向についてエネルギー・金属鉱物資源機構の白川裕調査役は、「カタールから欧州にLNGが年間1500万トン供給されており、スエズ運河の通航リスクが警戒されているものの、それでも欧州の在庫水準が依然として高いため、中東からの輸送に支障が生じても当面の供給は何とかなると見られている。昨年10月から輸出を再開したエジプトLNGもまだ量は少ないとはいえ心理的な支えになっている。不需要期の相場は数年前なら3~4ドルもありえたが、安価になったスポットLNGを中国が仕込む動きも見られるため、今回はそこまで下がらないだろう」とする。また、「足元のスポット需要は弱いが、供給力に余裕があるほどの状況でもない。幸いにして供給設備のトラブルは昨年から起きていないが、いつ起きても不思議はない。先行きを楽観視するわけにはいかない」と指摘する。

(2024年1月18日配信)

東京株式市場は年末・年始と値上がり基調を強めており、GENIX-CN70も12月15日から1月12日終値まで5週連続で上昇した。1月12日の終値は167.67ポイントとなり、昨年9月15日にマークした指数算出以来の最高値165.83ポイントを4カ月ぶりに更新した。

GENIX-CN70構成銘柄では、商社株の値上がりが目立ち、伊藤忠商事、住友商事が最高値を更新。海運株も高値圏でしっかり。個別銘柄では、三菱重工業、愛知時計電機が最高値を付けた。本日午前、2024年8月期第1四半期決算を発表し、大幅な増収増益が確認されたウエストホールディングスが急伸した。

(2024年1月12日配信)

中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)1月分は、プロパンが前月比10㌦高い1トン620㌦。ブタンも同じく10㌦値上がりして630㌦となった。小幅高ながら、極東マーケットは足元で強弱感が交錯しており、先行きの方向感は乏しい状況。米国のプロパンスポット市況(モントベルビュー)は12月分が1トン357㌦と、前月から約25㌦値上がりした。依然として近年の安値圏での値動きではあるが、市中の在庫水準は過去5年平均並みまで減少しており、底堅さも見られる。

(2024年1月10日配信)

1月5日 2024年の年明けの東京株式市場は、能登半島地震を受けて4日の大発会は売り物先行でスタートしたが、新NISA開始に伴う投資資金流入などによる先高期待から押し目買いが優勢となり、結局、東証株価指数(TOPIX)は4日、5日と続伸した。

GENIX-CN70も12月最終週に続いて上昇し、5日終値は164ポイントと、5週ぶりに160ポイント台を回復。昨年9月15日にマークした最高値165.83に急接近した。指数構成銘柄では、大阪ガスが大幅高となり、5日に一時3111円まで上昇。12月13日に付けた最高値3077円を上回った。4日以降終値ベースでも初めてとなる3000円台を維持している。このほかでは、海運株が人気を集めており、日本郵船、商船三井が最高値を更新した。

(2024年1月5日配信)

12月29日 東京証券取引所最終売買日(大納会)は、今年1年の相場を象徴するような堅調な展開だった。その中でGENIX-CN70は前週に続いて上昇し、3週連続高で今年を締めくくった。GENIX-CN70の年間騰落率はプラス25%となり、東証株価指数の上昇率と互角の好成績だった。

GENIX-CN70構成銘柄の中で値上がりが目立ったのは、川崎汽船、日本酸素、栗本鉄工、愛知時計電機、関電工など。一方、不調だったのは、イーレックス、レノバ、テスHD、ウエストHDなどだった。なお12月末割り当てで、京セラが1株を4株、三菱商事は1株を3株に株式分割した。GENIX-CN70もこれに合わせて、株式分割の影響を考慮した修正株価指数を算出している。

(2023年12月29日配信)

12月22日 GENIX-CN70は前週に続いて上伸した。全般は高安まちまちだが、値がさ株の海運3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)がそろって本年高値を更新し、CN70を押し上げた。また、工場新設で恩恵を受ける理研計器が12月20日上場来高値を更新した。

海運株が動意付いたのは先週末。紅海で武装組織による商業船への攻撃が相次いだことで、海運会社がスエズ運河の航行を見合わせ、迂回経路による輸送距離の延長などで海運市況が上昇するとの思惑が働いた格好。海運株はコロナ禍前後の市況高騰局面で株価が5倍以上に跳ね上がっており、その記憶がまだ新しいだけに思惑が先行しやすいようだ。

(2023年12月22日配信)

12月15日 GENIX-CN70は3週ぶりに反発した。指数構成銘柄では、理研計器の株価が13日に上場来高値を更新。大阪ガスも同日最高値を更新し、未踏の3000円台に一時到達した。

岩谷産業の株価はコスモエネルギーホールディングスの筆頭株主になると発表した12月1日以降、大きく値下がりしたが、15日終値は7日ぶりにプラスに転じた。

14日に一時5996円まで下げ、4月初旬以来8カ月ぶりとなる6000円大台割れを見たことで、値ごろ妙味が台頭したようだ。9月高値からこの安値までの下落率は26%に達し、一株当たり純資産5249円も意識される水準となっていた。チャート面から当面の戻りめどを探ると、25日移動平均線の6866円、9月高値から直近安値までの下げ幅の半値戻し6770円など、6800円あたりが意識されそうだ。

(2023年12月15日配信)

12月13日 GENIX-CN70構成銘柄の大阪ガスが4日続伸し、一時3077円の高値を付けた。3000円台に乗せたのは上場来初。12日大引け後に、日本経済新聞が「伊藤忠と大阪ガス、世界最大級の水素生産に最大4割出資」と報じ、これを材料視する買い注文が朝方から集まった。

株価は11月初旬、自社株買いの発表を契機に大きく上放たれ、過去16年来の上値抵抗線となっていた2600円前後の節を突き抜けてきた直後とあって、しこり感のないチャート妙味も好感されているようだ。

12日に発表された欧州の水素企業Everfuelのニュースリリース

(2023年12月13日配信)

12月8日 GENIX-CN70は前週に続いて下落した。急速な円高進行や世界的な景気減速懸念を受けて、東京株式市場はこの日、ほぼ全面安となった。GENIX-CN70構成銘柄にも利益確定の売りが先行した。中でも、原油先物市況の下落を受けて、石油、造船、商社、海運株などが大きく値を下げた。

12月1日引け後にコスモエネルギーホールディングス株式大量取得を発表した岩谷産業は、週明け4日から株価が大きく下げ、発表前の終値7141円から8日安値6388円まで5日間で10%を超える下げとなった。9月の本年高値8040円からの下落率は20%に達している。アナリストからは「コスモエネ株取得に1千億円を超える大金を投じることについて、どのようなリターンを見込んでいるのか、できる限り定量的な説明が欲しい。株価の下げは合理的な反応。投資家は追加情報を待っている」との声が聞かれる。コスモエネ株が取得価格を割り込んでいることも嫌気されているようだ。

(2023年12月8日配信)

米原油先物価格(WTI)は12月6日、前日比2.94ドル安の69.38ドルと5日連続で値下がりした。節目と見られた1バレル70ドル台を5カ月ぶりに割り込んだ。9月に付けた本年高値93.68ドルからの下落率は26%に拡大するなど下値を模索する動きとなっている。

注目された11月30日のOPECプラス会合は、各国から自主減産(来年1~3月期に日量約220万バレル)が発表されたものの、想定の範囲内と受け止められたようで、相場の下落基調を反転させるには至らなかった。

相場が弱含んでいるのは、世界的な景況悪化に伴う需要減少への警戒があると見られる。「不動産不況が続く中国経済の停滞や、ここまでの利上げで減速が見込まれる米国景気などを考慮すると石油需要は伸び悩み、自主減産してもなお需給は引き締まらないのではないか」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部芥田知至シニアアナリスト)との指摘がある。当面は今週末発表される米雇用統計をはじめ、主要な経済指標を横目にみながら神経質な値動きが続きそうだ。

(2023年12月7日配信)

12月1日 岩谷産業(GENIX‐CN70構成銘柄)はこの日、コスモエネルギーホールディングスの株式を追加取得すると発表した。旧村上ファンド系と見られる既存株主から計約1740万株を1053億円で取得する。取得済みの持ち株と合わせた保有比率は19.93%となり、同社の筆頭株主になる。

1株当たりの取得価格は約6051円で、この日の東証終値5616円を約8%上回るが、価格の算定根拠については明らかにしていない。今後については、「より一層連携を深め、新たなシナジーを創出する」としているが、具体的な方向性はまだ示されていない。また、今3月期連結業績への影響については「精査中」としている。

サウジCP12月分は、前月と同価格の1バレル610ドル、ブタンも変わらずの620ドルとなった。

(2023年12月1日配信)

11月24日 東京証券取引所で三菱重工業(GENIX‐CN70構成銘柄)の株価が前日比529円高と大幅続伸し、およそ2カ月ぶりに8800円台まで水準を切り上げた。

同社は11月22日に防衛事業説明会を開催し、来年度からの3カ年は防衛力整備計画の大幅な拡充を受けて同社の事業規模は2倍以上になると発表した。過去長期にわたり同事業規模は5,000億円弱で推移していたが、来年度からの3カ年は1兆円規模になるとした。祝日をはさんでこの日は朝方から買いが先行、業績拡大への期待感を織り込む動きを見せた。株価が1万円に近づいていることから、株式分割を催促する値動きにも映る。

ガスエネルギー新聞が注目する同社のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みも続いている。弊紙11月20日付では三菱重工エンジン&ターボチャージャの「水素混焼50%で安定燃焼、5700キロワット級ガスエンジン」を技術面トップで紹介している。また、同日付紙面には「水素特集」を掲載しており、三菱重工の高砂水素パークなどを詳しく紹介している。

(2023年11月24日配信)

11月14日の東京証券取引所で大阪ガスが4日続伸し、ザラ場の高値は2920.5円まで買い進まれた。11月7日にマークした上場来高値2914.5円を5営業日ぶりに更新した。10月27日発表の中間決算が好感されているほか、同日発表の自社株買いも歓迎されているようだ。マーケットでは、大阪ガスの株価格付けを従来から「買い」としていたみずほ証券が、目標株価を2600円から3300円に引き上げたとの情報もこの日伝わった。

大阪ガスの株価をローソク足(日足)で見ると、11月9日から10日にかけて、さらに10日から13日、13日から14日にかけても連続して窓「空」ができた。4本の陽線と「三空」で形成される高値圏でのこの形は「三空踏み上げ」と呼ばれ、チャートを投資判断のよりどころとする投資家は、空売りを仕掛ける急所とみる。同社株の信用買い残は、売り残が買い残を超過した状態にある。確かに目先は急伸した後だけに強弱感が対立しやすい場面と言えるが、この日の株価は株価純資産倍率が0.7倍台と依然として割安な状態にあることから、むしろ売り方の手仕舞い(買い戻し)による一段の上昇を読む向きもある。

関連記事 大阪ガスが上昇率首位、愛知時計は最高値を更新/GENIX―CN70 - ガスエネルギー新聞 (gas-enenews.co.jp)

(2023年11月14日配信)

 11月2日のGENIX‐CN70は3週ぶりに反発した。自社株買いを発表した大阪ガスが急伸し、最高値を更新したほか、業績好調の日本酸素、愛知時計も高値を更新した。

 中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)の11月分は、プロパンが1トン当たり前月比10㌦値上がりして610㌦(前月比1.67%高)となった。ブタンは同5㌦値上がりして620㌦(同0.81%高)。プロパン、ブタンともに4カ月連続で値上がりした。

 LPG市況に影響を与える原油相場の値動きはこのところ重くなっているが、LPG市況はこれから需要期を迎える季節性もあって、先高観が根強いようだ。日本向け米国産LPGの航路に当たる中南米パナマ運河が、渇水の影響で渋滞解消に時間がかかるとの見通しも強気の見方を支えているようだ。

 CPのこの1年間の価格推移を振り返ると、プロパンは2月に790㌦のピークを迎え、その後は大きく値下がりして、7月に400㌦のボトムを付けている。ブタンも同様に2月の790㌦でピークを打ち、7月には375㌦の安値を付けている。

(2023年11月2日配信)

10月27日 GENIX-CN70は前週末終値から0.2ポイント下落して155.81と2週連続で下落した。東証株価も0.06ポイント下がって142.76となった。

10月以降、株式市場は調整色を強めており、9月最終週との比較ではGENIX-CN70、東証株価ともに約3%下落している。

GENIX-CN70の構成銘柄のうち9月末比で上昇したのは全体の2割16銘柄にとどまる。その中で愛知時計が本年高値を更新したほか、日本酸素、栗本鉄工、川崎汽船などが高値圏で頑強な値動きを見せている。

(2023年10月27日配信)

10月19日の米原油先物(WTI)価格は3日続伸。中東地域の紛争拡大への懸念が市況を押し上げた。

国際ガス市況も値上がりしており、欧州パイプラインガス先物価格(TTF)は13日に百万BTU(英国熱量単位)当たり16ドル台、スポットLNG価格は18日に19ドル台へと上昇している。

イスラエル沖の海洋ガス田(タマル)が操業を停止したと報じられており、このガスを原料とするエジプト産LNGの出荷に影響が及ぶ恐れが指摘されている。

(2023年10月20日配信)

 10月9日の米原油先物(WTI)市況は2日続伸し、1バレル前日比3.59㌦高の86.38㌦に上昇した。6日の米雇用統計は市場の予想を上回る数値で、長期金利上昇を促したが、原油市場は底固い動きを見せた。そこに、イスラエル・パレスチナ間で大規模な武力衝突が発生。中東の地政学的リスクが高まったことで、買い気が優勢となったようだ。また、本年高値を付けた9月27日以降の下げが急だったこともあり、買い戻しも入りやすかったと見られる。

 一方、連休明け10月10日の東京株式市場は、朝方から買い戻しの動きが広がりほぼ全面高でスタート。GENIX‐CN70構成銘柄もこのところ下げがきつかった石油株などが買い気配で始まるなど総じてしっかりした動き。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部の芥田知至主任研究員は当面の原油相場について、「今回の武力衝突にイランの関与があるのかどうかなど中東情勢には不透明な部分があり、不安定要素が増えた格好だ。他方、このところの米長期金利上昇やドル高が原油相場を下押しするとの見方や、米欧の金融引き締め効果で石油需要が鈍化するとの懸念も根強い。さらに中国の不動産不況、全米自動車労組(UAW)のストライキ、米予算審議の難航なども需要を鈍化させる要因として意識されている。当面は地政学的リスクや需給などの強弱材料が交錯する中で、不安定な推移が見込まれる」としている。(了)

(2023年10月9日配信)

米原油先物が10月4、5日と続落し、1バレル82㌦台まで下落、8月30日以来の安値水準となった。4日は下落率が5・61%に達する大幅な下げで、下落率が5%を超えるのは5月2日以来5カ月ぶり。9月27日に付けた本年高値93・68㌦から5日までの下落率は12%強に広がった。市場では、米ガソリン在庫の急増や強含んでいる長期金利の動向を警戒。今晩の米雇用統計の発表を注視している。

一方、米天然ガス先物(HH)価格は3日続伸し、今年3月以来となる百万BTU(英国熱量単位)当たり3ドル台に乗せてきた。

(2023年10月6日配信)

米原油先物が10月4日、前日比5.01㌦安の1バレル84.22㌦と急反落し、8月31日以来の安値水準に後退した。1日の下落率の大きさは5.61%に達した。5%を超える大幅な下げは5月2日の5.29%以来、5カ月ぶり。市場では、同日発表された米石油在庫統計でガソリン在庫の急増が明らかになり、これが利益確定売りを誘ったとの見方が出ている。

JOGMECの首席エコノミスト・野神隆之氏は、「統計で明らかになった米ガソリン需要の低迷は、この時期としては2000年以来の低水準。他にもロシアの軽油輸出禁止の一部解除検討の報道、サプライズのないOPECプラス産油国共同閣僚監視委員会の内容などの弱気材料がそろって現れた。このため、市場は狼狽売りの様相を呈しているが、今年第4四半期に供給不足に陥るとの認識に変化はなく、市場のセンチメントが根本的に変化したとは言い切れない。原油市況は売られ過ぎ気味の領域に入りつつあり、値頃感から買い戻しが発生しやすい状況ではあるが、まずは明日6日発表予定の米国雇用統計が注目される」としている。

10月5日の東証は朝方、昨日までの大幅安に対する自律反発の動きとなり、TOPIXが6日ぶりに反発するなど全般に買い物優勢の始まりとなったが、原油の急落を受けて、GENIX‐CN70構成銘柄のINPEXや石油資源開発など石油関連株は売り気配のスタートとなった。

(2023年10月5日配信)

中東産LPGの日本向け長期契約価格(サウジCP)の10月分は、プロパンがトン当たり前月比55㌦値上がりして600㌦(前月比9.09%高)、ブタンは同50㌦値上がりして 615㌦(同9.82%高)となった。プロパン、ブタンともに3カ月連続で値上がりした。背景には原油市況の上昇が指摘されている。

(2023年9月29日配信)

東証9月28日前場の寄り付きは、GENIX‐CN70構成銘柄のINPEX、石油資源開発、日揮など石油株が大幅高でスタートした。朝方は全般に利益確定売りが先行する中で、石油関連株の値動きの強さが目立った。石油資源開発は2008年以来、13年振りとなる6000円台に到達した。

 前夜27日の米原油先物(WTI)価格は前日比3.29㌦値上がりして1バレル93.68㌦となり、7営業振りに今年の高値を更新した。また、当面の戻りのめどと見られていた昨年10、11月に付けた92㌦台の高値を一気に上抜いてきたことで、市場関係者の間では先高ムードが一層強まっている。

(2023年9月28日配信)

9月22日の東証株価は前夜の米国株式下落を受けて、朝方から売り先行で始まった。GENIX-CN70構成銘柄も商社、海運株など総じて下落した。半面、INPEX、石油資源開発、ENEOSなど石油株の一角は底固い動き。GENIX-CN70は前週末比2.08ポイント下落して164.04ポイントと5週ぶりに下落した。

21日の米原油先物市場は、米金融政策の引き締め長期化懸念が台頭し、利益確定売りに押された。期近終値は前日比0.65㌦安い89.63㌦と、3日続落し、6営業日ぶりに1バレル90㌦台を割り込んだ。

9月25日付紙面の関連記事「原油100ドルが視界に サウジ減産の影響を注視」

(2023年9月22日配信)

9月14日の米商品先物市場では、原油先物(WTI)価格が2日ぶりに反発し、終値は前日比1.64㌦値上がりして1バレル90.16㌦と、当面の節目と見られていた90㌦大台を突破した。90㌦に乗せるのは2022年11月7日の91.79㌦以来、10カ月ぶり。市場関係者の間では、原油需給の引き締まり感から先高を予想する声が強まっている。

原油市況の上昇を受けて、15日の東証ではGENIX-CN70構成銘柄のINPEX、石油資源開発、日揮、ENEOS、三井物産、三菱商事といった、石油やエンジニアリング、商社など資源関連株が一斉に買い進まれた。INPEXは2008年以来、この週急伸した日揮は2018年以来の高値水準。

(2023年9月15日配信)

9月13日の東京証券取引所では、朝方からINPEX、石油資源開発、ENEOSなどGENIX-CN70構成銘柄の石油株が買い先行でスタートし、本年高値を更新した。前夜12日の米原油先物価格(期近終値)が前日比1.55㌦高の1バレル88.84㌦と反発し、約1週間ぶりに本年高値を更新したことが買いの手掛かりになっていると見られる。

原油市場では需給に引き締まり感が指摘されるなど、市況は当面強含むとの見方に傾斜しているようだ。ENEOSのこの日の株価は4年8か月ぶりとなる600円台を目前に捉えている。INPEXは2008年10月以来、石油資源開発は2009年6月以来の高値水準に来ている。

米原油先物は2008年に145㌦の最高値を付け、2011年から2014年にかけて100㌦前後で推移していた。最近の石油株は原油100㌦時代の再来をあたかも織り込むかのような値動きを見せている。

(2023年9月13日配信)

9月8日の東京株式市場は、前夜の米国株式市場の下落を受けて、朝方から利益確定売りが先行する展開となったが、この週のGENIX-CN70は前週末比1.67ポイント上昇して161.86と3週連続値上がりし、前週に続いて指数算出以来の高値を更新した。この週は三菱重工、川重重工、三井物産、石油資源開発などが指数をけん引した。

原油先物価格(米WTI)は9月7日、前日比0.67㌦安い1バレル86.87㌦と、10日ぶりに値下がりし、前日まで値上がりが目に付いたINPEX、石油資源開発、日揮、ENEOS、三井物産、三菱商事などの資源関連株には利食い売りが広がった。

また、個別では、このところ物色人気を集めていた三菱重工も6日ぶりに反落した。半面、三菱重工の急上昇に対して出遅れ感が台頭していた川崎重工はこの日も買いが途切れず逆行高、10連騰となった。

三菱重工の本紙最新ニュース:長崎で脱炭素基盤技術 既存拠点連携し開発推進/三菱重工

川崎重工の本紙最新ユース:世界初ドライ式水素タービン、NOx抑制と高効率を両立/川崎重工
(2023年9月8日配信)

市況情報

【特集】全国都市ガス会社/地域貢献の取り組み

【特集】全国都市ガス会社/地域貢献の取り組み

地域に根差す都市ガス事業者にとって、地域社会への貢献や地域経済の活性化につながる取り組みは重要なテーマだ。そこで、ガスエネルギー新聞はこのほど、全国の都市ガス事業者を対象にアンケートを実施。地域密着事業ならではの取り組み状況について聞いた。

○東京ガス

地域の皆さまや多様なパートナーと連携し、「安心・安全な暮らし・まちづくり」「環境によい暮らし・社会づくり」「豊かな生活文化づくり」に資する地域貢献活動を推進。また、ガス・電気をワンストップで届けるプラットフォームを構築し、顧客のリクエストに応じた生活まわりのメニューを幅広く準備し、ビジネスパートナーとも協業して新たなサービスを開発・提供していく。

東京2020大会の機運醸成や運営支援を通じた地域発展に貢献する取り組みを推進するとともに、同大会の成功に注力し、以降も「共生社会」が継続的かつ持続可能なものになるよう活動を展開する。

○大阪ガス

2017年から食育活動の一環として、食育体験プログラム「和食だし体験講座」を実施。“和食だし”をテーマに、和食の味の決め手となる滋味豊かな本物のだしについて、昆布とかつお節などの産地や種類、健康への効果などを紹介するとともに、だしのうま味の相乗効果について味覚体験を交えながら調理実習し、和食について楽しく学んでもらっている。小学校への出張講座を中心に累計534回開催した(19年3月末)。

○東邦ガス

都市ガスやさまざまなサービスの提供等を通じ、地域のくらしとビジネスを支えるとともに、みなとアクルスⅡ期工事を進め、地域の活性化につながるまちづくりを推進する。また、森林保全活動やこどもを守る防犯活動の展開など、地域に貢献する環境・社会活動を推進する。

○西部ガス

地域・社会への貢献を目的として、さまざまな活動を実施するとともに、協賛・支援を行っている。市民運動「福岡いのちの電話」や「福岡県地域福祉財団」ボランティアプログラムへの協賛等、約160件の社会貢献事業に協賛。また、地域の皆さまと交流を深めることを目的に、地域活動に積極的に参画。各地域で開催される祭り等、多数のグループ社員が参画している。

○京葉ガス

【次世代を担う子どもたちへの取り組み】(1)小・中学生を対象にエネルギーや環境問題に関する出張授業を実施。またキャリア教育の一環として、小・中学校対象の「職場体験」「職業講話」、高校生・大学生・専門学校生が対象の「インターンシップ」を受け入れている。(2)小学生を対象とした絵画コンクールを開催。実施にあたって対象地域の各教育委員会の後援をいただいている。(3)幼稚園・保育園、小・中学校に対し、1981年から集金袋の寄贈を続けている。(4)小学生対象の柔道教室を開講。週1回、京葉ガス柔道部OBが、体を動かすことの楽しさや礼法・作法などを教えている。また、中学校の体育の授業における武道必修化に伴い、柔道部OBを指導者として派遣。

【地域コミュニティーに対する取り組み】(1)行政や地域諸団体が主催する地域行事に積極的に参加・協力。(2)行政と覚書などを締結し、検針などの業務中に地域のみなさまの安否に関して気になる状況を察知した際は、行政に速やかに情報提供。

○北海道ガス

【地方自治体との連携協定】夕張市=清水沢地区での拠点整備事業と連動して、省エネの推進や地域エネルギー地産地消の実現に向け連携して研究を実施する。上士幌町=地域エネルギー会社を立ち上げ、バイオガスプラントの電力を域内に供給しエネルギー地産地消を実現するとともに、災害に強いまちづくりを推進する。豊富町=豊富町産天然ガスの有効活用と、地域に賦存する再生可能エネルギーを組み合わせ、分散型エネルギーネットワークを構築する。併せて、豊富町の魅力発信と災害に強いまちづくりを推進する。また、硬式野球部による「北ガス少年野球教室」の開催をはじめ、さまざまな機会を通じて次世代の育成や地域に貢献する活動を進める。

○広島ガス

当社の企業スローガン「このまち思いエネルギー。」に込めた思いを実践するため、以下の分野を中心に活動している。【ひと思い活動】次世代教育(食育、火育、エネルギー・環境教育、防災教育などの次世代教育への積極的な取り組み等)。スポーツ振興(スキー部、バドミントン部等)【くらし思い活動】まちづくり、地域産業の活性化・経済の発展、芸術文化の発展および地域価値向上【環境思い活動】CO2排出削減・省エネ、環境・地域保全活動。

○仙台市

仙台市が主催する防災イベントや開栓時、ガス設備点検時など、各種接点機会を活用し、保安に関する安全・安心への取り組みや、ガス機器の安全使用について積極的に情報発信を行う。そのほか、仙台市の総合防災訓練や町内会、地域婦人防火クラブが主催する災害訓練などに積極的に参加し、顧客の安全意識の向上に取り組んでいる。

○北陸ガス

エネルギー・環境教育支援を継続。野球部による地元小学生への野球教室開催や、地域イベント・防災活動へ参加していく。

○静岡ガス

地域に根差し、地域に対して幅広い価値を提供するべく、エネルギー分野はもとより、教育・まちづくり・スポーツ文化芸術等を通じた地域活性化・地域課題解決のための取り組みを行う。また、環境と経済を協調させた環境創造型のまちづくりの推進のため、地元自治体・企業との連携も進める。具体例として、静岡県東部の長泉町に導入したマンション内電力融通技術「T-グリッドシステム」で削減したCO2を用い、地元の特産品や工業品を紹介・展示するイベントで排出されるCO2をオフセットする取り組みを実施した。

○四国ガス

火おこしなどを体験する「火育」や冷熱実験の出前授業、また工場見学の受け入れなどを通じて、天然ガスの有効性を学んでいただくとともに、地球環境問題について考える環境及び省エネに関する教育など、次世代教育活動に取り組んでいる。

○東部ガス

昨年に続き、ガスだけでなく家庭における全ての困りごとに応えることで、顧客との絆を一層強いものにしていく。そのために「ウチ住まるごとサービス」として展開、リフォーム、家電製品の販売・リース、ハウスクリーニングサービス、家事代行サービス、省エネ診断サービス、電気販売(茨城地区)等のサービスを更に拡大し、「地域で一番信頼される企業」を目指して取り組んでいく。

○武州ガス

地域に根差した企業として、また経営理念に掲げる地域社会の繁栄に貢献するための活動を行っている。(1)各種スポーツ大会等への支援(2)入間川流域で環境保全活動を行っている市民団体等を支援するための活動助成)(3)飯能の森の保護(自然環境の保護を目的に山林を保有し、環境学習の場として利用している)(4)展示スペースの無償貸出し(5)当社主催のコンサート開催(6)地域情報誌「b-GAS情報」発行(7)次世代教育活動(小学生書道コンクール、中学生環境イラストコンテスト、高校生学園祭ポスターコンテスト、出張授業の実施など)

○山口合同ガス

地域社会と交流し、街や顧客とつながることを大切にしている。ガス展や料理教室、出前講座等のイベント開催に加え、地域の伝統的な祭りや行事に参加・協賛することで地域密着型の企業を目指している。

○大多喜ガス

地域密着事業を行う企業として地域社会への貢献にも取り組んでいる。以下は代表的なもの。【茂原七夕まつりへの参加】当社グループとして、七夕装飾の設置、「もばら阿波おどり」に「ガス連」として100人を超える規模で参加。【BeEMarketの開催】当社の基幹ショールーム「BeE」では「千産千消天然ガス」「地域でつながる」「笑顔」をテーマとしたマーケットイベントを開催。地域の生産者・ショップのPRだけでなく、地域の皆様にとっての交流の場として提供している。

○日本ガス

マンションのエコリノベーション(断熱改修)の実証実験による省エネと快適性の提供などの暮らしサービスを通じて、引き続き地域密着・地域貢献を拡充させる。また、エネファームの余剰電力買取サービスを開始するほか、鹿児島市の清掃工場で処理する生ゴミ等をバイオマス化し、発生したバイオガスを都市ガス原料として有効利用するエネルギーの地産地消計画が順調に進んでおり、官庁と連携した温室効果ガスの排出量削減にも取り組む。

○岡山ガス

岡山ももたろうまつり「うらじゃパレード」へ19年連続参加。また、岡山マラソンや岡山・こども未来ミュージカルなど岡山を代表するイベントへ協賛している。加えて、昨年は献血輸送車を日本赤十字社に寄贈した。

○東彩ガス

秋のガス展は地元に定着したイベントとなっており、毎年多くのご来場いただいている。近隣中学校・高校の吹奏楽演奏、地元サークルによるダンスや演奏等の発表の場の提供、地元商店の出店等、地域の皆さまとともに地域貢献活動の一環として開催。

○旭川ガス

スポーツを通じた地域の活性化や、子供の育成に関する支援を行っている他、旭川市・江別市や北海道の役所関係と適宜連携を図り、都度判断での取り組みを実施。

○岩見沢ガス

近隣地域の清掃活動を定期的に全社で実地。さらに自治体で開催のボランティア活動やイベント活動にも積極的に参加している。

○帯広ガス

毎年7月に「帯ガスまつり」を本社で開催。社員総出で、屋台や縁日を運営、採算を度外視した価格で提供している。同時にガス機器も特価で販売し、顧客との大事な接点となっている。また、保安面では、地域の防災訓練に毎年参加し、災害時におけるガス会社としての対応を、地域と共有している。

○苫小牧ガス

(1)小学生対象の職業体験イベントへの参加。都市ガスについての説明及びPE管融着の体験、ガスの臭い検査等の体験を実施。(2)地域町内会での避難実施訓練への参加。消防と連携し、町内会の避難訓練を実施。炊き出しや、マイコンメーターの説明について携わる。(3)ガス展を自社開催とし、都市ガスのPR、保安のPR、お客さまへの還元を実施。今年度も引き続き継続。

○室蘭ガス

室蘭市文化センターの命名権を取得し、昨年4月より5年間「室ガス文化センター」として地域の発展とともに皆様から愛される企業を目指している。文化センターで行われた「機関車トーマスミュージカル」イベントや地元の学校による吹奏楽演奏会に協賛するなど文化振興に取り組んだ。

○十和田ガス

当市の取り組みである「高齢者あんしん見守り協力隊」への参加登録や、警察の「特殊詐欺撲滅」に関するリーフレット配布等、顧客訪問時の声掛け運動で地域貢献している。

○花巻ガス

地域に貢献するため、地域経済の活性化を目指し業務用の特別メニューを用意。供給区域内で新たに業務用のガスを使用する方や、既に業務用でガスを使う方が2カ所目以降の業務用にガスを使用開始される場合の割引メニューを準備している。

○釜石ガス

スタジオ「スマッセ」でのカルチャー教室等を通じて、地域の方々がコミュニケーションの場として利用。また、釜石市健康推進課が推進する「食育」の取り組みに協力し、スタジオを活用していただくようにしている。

○由利本荘市

当地域の国産天然ガスをPRし、積極的に地産地消を促す。地域産業の特徴の一つである工業系企業へも天然ガスの優位性をアピールし、燃料転換を図る。

○酒田天然ガス

酒田市美化サポーター活動・青色防犯パトロール活動・こども見守り活動・料理教室の定期開催・酒田市防災訓練への参加・地方イベントへの積極的参加(祭、ハーフマラソン大会、産業フェア等)・出前講座の開催。

○鶴岡ガス

料理教室の開催、中学生の職場体験、高校生、高専生のインターンシップの受け入れ、夏休みの親子工場見学。

○寒河江ガス

小さな親切運動に参加。

○山形ガス

山形市ゲートボール大会への冠スポンサーとして協賛。

○庄内中部ガス

地域環境保全一環として、社員全員で定期的に道路の空き缶・ゴミ等の清掃活動を行う。

○古川ガス

大崎市の総合防災訓練に参加し、訓練の会場で地域住民及び関係機関・各種団体と一体となり、災害応急活動を通して防災意識と技術の習得を図っている。また、近隣の小学校の社会科見学「地域の町探検」にて、当社サテライト設備などの見学等で、ガス会社のライフラインとしての役割を子供たちへ説明し理解を促している。

○石巻ガス

昨年、石巻市と「高齢者見守りへの協力に関する協定」を結び、高齢者の見守りサ-ビスを開始した。幸いにも弊社の役割範囲内では具体的な事故は、発生していない。また、産学異業種連携グル-プ「石巻フ-ドツ-リズム研究会」の下部組織「おでん部会」に賛助会員として参画し、石巻市の基幹産業である水産加工業の復興に微力ながらでも役に立ちたい。

○塩釜ガス

2016年に物流倉庫とコールセンター、データ管理室を整備し、震災及び風評被害の影響で、売上が滞っている地場産業の売上貢献のため、ECサイトを18年に立上げた。また、流通倉庫業務の受託事業及びコールセンターの受託事業などを行っている。

○福島ガス

地域見守りネットワークや子供110番「ひなんのいえ」の活動を行っている。また、各行政機関等と連携し総合防災訓練や環境フェスタ等に参加し安全で地球環境にやさしいまちづくりに協力している。

○若松ガス

地域貢献のひとつとして、料理教室や出前講座を実施。春・秋2回のガス展では、地域の学校や団体へイベント出演を依頼したり、飲食店の出店をお願いし、地域とのつながりを大切にしている。

○東北ガス

白河市と「高齢者等への見守り活動に関する協定」を締結。

○常磐共同ガス

「地域の発展なくして企業の発展なし」のもと、青年会議所、学校PTA活動、消防団、まちづくり活動等に、社員が積極的に参画。また、地域のお祭りイベントにも積極的に参画している。顧客から身近な存在と感じて頂き、当社が地域のコミュニティースペースとなるよう、キッチンスペースや会議室等を無償で貸し出している。

○新発田ガス

【地域の清掃活動】私たちが住み集う町を大切にしようと、1983年から清掃活動を行っている。(早朝清掃・海岸清掃)【スポーツ活動の支援】スポーツ活動の支援を通じて地域社会から支持される企業を目指している。

○越後天然ガス

SRを活用した子ども食堂の開催、地元のお店を集めたSRイベントの開催、地域のお店を紹介するウエブマガジンの運用。

○蒲原ガス

(1)会社スローガンとして「くらしにホッとちいきとずっと」を作成。(2)地元マラソン大会のゴールスポンサーとしてPRを行い、選手出場やボランティア等に積極的に協力。

○上越市

中心市街地の商店街の空き店舗にガス機器の展示場を開設する「まちなかショールーム」を開催。開設期間は1カ月限定ではあるが、最新ガス機器の展示をはじめ、ショールームの近くで開催される朝市の食材や小学生が栽培した食材をプロの料理人がガス機器で調理し、参加者が調理方法を学びながら試食する「朝市レストラン」の開催や福祉施設による製作品の出張販売等を実施し、中心市街地の賑わい創出の一助となるよう取り組んでいる。

○白根ガス

供給地区内で開催されるイベントや祭りに積極的に参加しており、その際、会社のPRおよび都市ガスの利便性をアピールしている。

○栄ガス消費生活共同組合

地域に密着したサービスの向上として、本支管、灯外内管の漏洩検査また、定期保安巡回を職員で実施。

○北日本ガス

顧客への感謝として、毎年開催している秋のガス展の売上利益から、小山市、鹿沼市の小中学校に調理実習のためのガスコンロを寄贈しており、約半数の小中学校に設置を終了している。また、当社の環境方針の一環として2008年から毎月月初に、社員総出により事業所周辺の地域清掃活動を行い、環境美化に努めている。

○佐野ガス

市主催による総合防災訓練、総合病院による火災消防訓練に、消防と合同にてガス供給会社として毎回参加。

○桐生ガス

中小企業への省エネ診断の実施や省エネへの取り組みに協力・協賛することで、地域全体の環境性への取り組みに貢献している。

地域の子育て世代の安全安心な生活の確保と児童虐待防止を目的に、業務中に桐生市内の見守りを担う協定を締結。

○伊勢崎ガス

市や地域のイベント等に積極的に参加し、地域住民との距離を縮めるよう努めている。地域社会に貢献している各種団体に積極的に参加している。

○太田都市ガス

市内の最大大口需要家である企業が実施している地域貢献事業に参画し、地域貢献を実施している。また、太田市主催の環境イベントにも積極的に参画している。

○本庄ガス

警察や埼玉県と連携している地域貢献事業として「地域安全に関する協定」での犯罪・交通事故抑止等を実施。例えば、「減らそう犯罪の日」一斉パトロールを定期的に実施。防犯活動に積極的に取り組んでいる。地域のイベントにできる限り加わり交流を図る。

○坂戸ガス

需要家である大学のイベントに協賛し、共に地元のPRに努めている。また年1回催される、安心・安全フェアの模擬店に地元の企業に出店してもらい、参加企業の発展に協力している。また、地域スポーツの発展の為、会社主催の大会を行うほか、各種スポーツ団体の大会に協賛し、会社と需要家の結び付きの機会としている。

○入間ガス

自治体が抱える課題(少子高齢化・若者定住、産業の振興など)を踏まえ、地方創生を目指した「地域エネルギーサービスの導入」を行政と協議して取り組む。

○新日本ガス

地域社会に貢献し、顧客を増やすことが経営基盤をさらに強固なものにすると考え、新規顧客の獲得を「顧客基盤の強化・拡大」の最重要項目としている。

○大東ガス

今まで築きあげた地域密着を軸に、都市ガスだけではなく、電力販売、生活に必要な商品・サービスを幅広く顧客に提供する「総合生活支援サービス業」を目指す。具体策として、毎年の「ガスとでんきのくらし展」を春と秋の年2回開催するほか、「DAITOでんき」の加入促進のために「でんきの窓口」を郵便局や商店街にも設置する。

また、顧客所有の電気設備について、停電等のトラブル時に点検・調査作業および応急処置作業が無料で利用できる「DAITOでんきあんしんサポート」を開始し、他社との差別化を図る。

○堀川産業

地元のイベントに積極参加。出店が出来る機会があれば当社ガスのPRを行っている。

○フジオックス

毎年10月に越谷営業所にてフジオックス市を開催。地域の人々を招き、交流を深める。

○野田ガス

地域社会との繋がりとして「ママさんバレーボール大会」「レディース親善卓球大会」などスポーツ団体のイベントを手伝っている。また、ガス機器ショールーム「ぽかぽか」では省エネルギー機器の展示、料理教室を定期的に開催して顧客同士のコミュニケーションの場として活用いただいている。

○東日本ガス

当社ショールームにて陶芸教室、料理教室を展開。料理教室は一般家庭で使用されているガス機器を用意し、最新機能による主婦層の料理時間の短縮と家族コミュニケーション向上を図る内容のコースの展開、陶芸教室は高齢化社会に向けた生涯学習の一環としても展開し、展示会等を通して地域への陶芸文化の伝達にも努めている。

○京和ガス

市役所職員とエネルギーの地産地消について勉強会開催。地域、各自治会のイベントやお祭りへの積極的な参加。ガス展等のイベント時にチャリティを実施し、市への寄付を行う。献血活動を2回/年、30年間実施。

○ニチガス

当社が目指す地域貢献には、古いレガシーからの脱却と、最新ICTを駆使したデジタルトランスフォーメーションによるイノベーション創出が不可欠と考えている。生活の多様化に関わらず誰もが必要とするエネルギー利用を切り口に、ペーパーレスでのサービス、決済の一元化などを通じ、消費者がストレスを感じないサービスを提供していく。これらの取り組みが、これまで以上の地域社会への貢献に繋がると確信し、当社は変わるための挑戦を続けていく。

○昭島ガス

警察と連携を取った子供見守りパトロール、地域のクリーン運動、各種スポーツの協賛、小学校への出前授業等。今後も地域発展のため、積極的な取り組みを行っていく。

○青梅ガス

毎秋実施している「お客様感謝祭」にて、地域密着の取り組みとしてマルシェを開催して地元企業との連携を図った。

○武陽ガス

官民人事交流(経済産業省)の実績を踏まえ、地域の新商品・新サービスの創出、中心市街地活性化への支援、国や自治体の中小企業設備投資補助金や商店街向け補助金の手続き支援等を行う。また、全社員による救命技能認定の取得、防犯パトロール活動への参加、弊社お客さま向け広報紙による消防・警察の広報支援等を行う。さらに、中学生職場体験学習、工業高校との長期就業訓練等に積極的に参加。その他、地域の環境・文化・スポーツ活動・イベント支援等、地元企業だからこそできる活動に積極的に取り組む。

○長野都市ガス

長野市のお祭り「びんずる」への参加をはじめ地域行事への参加。また長野を拠点に活躍するスポーツチームのAC長野パルセイロと信越硬式野球クラブの応援・支援、地域貢献活動でもブランドスローガンである「もっと、ながのを、ホッとに。」を実践。

○上田ガス

上田地域産学官連携推進協議会へ参加。地元企業、学校、行政と情報交換を行い都市ガスの優位性をPRする機会とする。また、自治体や顧客のサークルへギャラリーやキッチンスタジオを貸し出し、最新ガス機器を実際に使っていただき最新機器の安全性、利便性を体験していただく場とする。

○松本ガス

地域行事協賛及び参加。中小河川の清掃・草刈参加。

○厚木ガス

市内の大学と連携して、地域の市民を対象とした「あつぎ協働大学」や地元大学の学生に向けた「環境性・省エネ性に向けた都市ガス業界の取り組み」等の講義を実施。また、子育て支援として、市主催の小学校就学前の子どもと保護者が利用できる子育てサロンをショールームにて開催。親同士、子ども同士の交流と子育て相談の場として利用していただく。その他、地域の防災訓練や防災・環境イベント等へ参加。

○秦野ガス

市内の小学校へのエコクッキングの出張授業。市内の小学生を対象にした地域少年スポーツ活動助成事業。

○小田原ガス

湘南電力との連携により、地域で作った再生可能エネルギーを地域で消費する「エネルギーの地産地消」を推進。地域環境への貢献や地域内経済循環へ寄与する。

○湯河原ガス

湯河原町で計画している災害拠点つくりに協力し、町の中核病院の同地域への移転に伴い中圧導管の整備を図り、大規模災害に強い町づくりに協力をする。

○東京ガス山梨

事業活動の主軸であるガス化提案と相乗効果の高い生活ソリューション事業の展開により、更なる顧客満足度の向上を図るとともに地域に根差し貢献する。

○吉田ガス

ガス展でバザーを開催し収益金を社会福祉施設へ寄付。毎週水曜日に会社周辺の道路清掃を行い地域への貢献活動をしている。また、ショールームでの料理教室開催、地域密着型の「ふれあい巡回」を実施し、お困りごとなどのニーズに答えられる、顧客から顔が見える頼れる会社を目指している。

○熱海ガス

子育て中の親子の交流・情報交換の場として、「ママキッズの輪」と称し、ショールーム「レモナキッチン」にてイベントを開催。

○伊東ガス

伊東ガス杯学童野球大会の開催。ガス展の抽選会景品に、地元特産品の詰め合わせ「いとうのいいもの」を採用。ガス展の模擬店売上金で伊東市にガスポータブル発電機を寄贈。一部地域において、町内会・地域包括センターと連携し検針員による高齢者宅の見守り活動を実施。地域の消防団に社員が加わり、出動に際しては消防団活動を優先させている。地域のイベント・文化活動等に積極参加、協賛している。

○御殿場ガス

顧客の保安確保やガスの安定供給やを最優先とし、導管の耐震化および災害に強いネットワークを構築するために健全かつ確実な投資を継続していく。

○島田ガス

行政の環境イベントに積極的に参加。夏休みに小学生向けに出張授業などを行い、会社のPRならびに天然ガスやエネファームの優位性について訴求している。

○中遠ガス

「地域開放型中遠ガスギャラリー」による地域住民との接点強化を通じて、当社の地域における知名度アップを図る。利用例として、書道教室、ヨガ教室、高校同窓会会議など。

○袋井ガス

地元の小学校に対し食育の普及のため、親子クッキングコンテストの宣伝や、袋井市主催の環境イベントに参加している。

○東海ガス

自社のショールームで定期的にイベントを開催し、地域の住民に有益な情報を発信。また、年間約200回の料理教室を開催し、参加者には好評を得ている。小学校へのエコクッキング出張講座も無料実施しており、地域の食育にも貢献している。

○犬山ガス

犬山市が推進している「高齢者見守り支援ネットワーク」に参画し、独居老人宅の使用量異常や郵便物の異常等があれば、関係各所への情報提供および連携・連絡をとれる体制を構築。また、あおり運転防止や地域防犯につなげる目的で市役所作成の「ドライブレコーダー作動中マグネットシート」を作業車全台に添付。その他、交通安全運動への積極的な参加を通じ、地域住民との交流を図り、安全・安心のまちづくりの一端を担えるよう社員一同で努めている。

○津島ガス

月曜の朝礼前に、当社周辺及び津島駅前の掃除を10年程続けている。顧客以外の方とも挨拶でき、気持ちよく一週間のスタートを切ることができている。

○上野都市ガス

地域貢献・地域密着活動として以下を推進する。地元小学校連携と支援。産学連携と活動支援。地元高校、中学校連携。地域活性化支援。ボランティアグループ活動。

○名張近鉄ガス

地域の高齢者や学童の子供たちを対象に防災学習を取入れた防災料理教室の開催をはじめ、地域イベントへの参画や協賛、事業所周辺の環境美化活動を実施。また、業務車両に「こども110番の車」と記載したステッカーを貼付け、地域社会と一体となった犯罪防止活動にも取り組んでいる。そのほか、ケーブルテレビやSNS等において、企業情報や地域情報を定期的に発信し、地域密着企業をPRしている。

○甲賀協同ガス

ガス展は地域の顧客を招く感謝祭イベントを中心に実施。飲食店をはじめとする当社の顧客にも多数出店してもらい、また書道パフォーマンスや吹奏楽など地域の学生の参加やキッズダンスなど子供たちにも参加してもらっている。今後も地域の方々とのふれあいを大切にすることを第一に感謝祭を続け、さらに地域の皆さまに親しまれる会社を目指していく。

○日本海ガス

エネルギー環境教育として、工場の見学会の実施や富山県が主催する「社会に学ぶ14歳の挑戦事業」、大学生のインターンシップ等の受け入れを実施。また、毎朝、本社周辺の清掃、地域のみなさまへの挨拶運動、本社前の横断歩道での安全確保を実施。

食育として、「ちゃんと火を使える子供になってほしい」というコンセプトで子供料理教室、親子料理教室を開催し、ウィズガス全国親子クッキングコンテストでは、小学校等を中心に参加を呼び掛けている。

○高岡ガス

地域の行事に積極的に参加することで「地域貢献」と「地域密着」につなげる。具体的には、市内清掃活動・交通安全奉仕活動など。その他、防災やスポーツに関するイベントや、中心市街地の活性化を目的とした行事にも協力。キッチンメーカーショールームでのイベント開催など水回りのリフォームを中心とした住環境提案など地域にお住まいの顧客へ幅広いサービスを提供し地域貢献に努める。

○金沢市

家庭用営業の強化として地域密着型イベントの実施を年数回予定。スーパーマーケットの敷地内で最新ガス機器の展示や体感、料金シミュレーションによるお得な料金プランを紹介、都市ガスのPRを展開。

○小松ガス

春と秋にガス展を開催し地域密着のガス会社を目指している。また、年2回の小松市役所環境美化ボランティアに参加し、地域貢献している。さらに小松市どんどんまつりのあんどん行列にも参加している。

○越前エネライン

サテライト周辺の清掃活動、町内行事における支援活動を毎年実施している。地域のLP事業者と協調し、供給区域内の保育園に向けた食育教育を実施。

○敦賀ガス

中学2年生を対象に職場体験を毎年実施。9月には敦賀まつりがあり、お神輿渡御に社員ほぼ全員が参加している。

○丹後ガス

「舞鶴の海と川を美しくする会」の活動の一環として、本社や工場周辺の清掃、除草等の活動を年2回実施。当社のソフトボール場を「学童ソフトボール協会」に無償提供。

○福知山都市ガス

地域の高齢者見守りや健康増進事業への参画。

○長田野ガスセンター

京都府、福知山市と地域の暮らしを見守る活動として「中丹ふるさとを守る活動に関する協定」を締結し、都市ガス供給区域の暮らしを見守るセーフティネットへの貢献と農山村集落での草刈りボランティアを実施。昨年、農村交流活動の継続実施について京都府中丹広域振興局より功労事業者として表彰された。所在する工業団地内で年2回実施されるクリーンパトロールに参加。

○びわ湖ブルーエナジー

ダイガスグループが実施してきた活動(小さな灯活動によるチャリティ募金や小中学校での食育)を継続するとともに、地域の歴史・文化の魅力を伝える活動にも取り組んでいきたい。

○大和ガス

社会人野球クラブチーム「大和高田クラブ」を支援。2018年は社会人野球日本選手権大会に出場し、地域の方々から応援いただいた。また、毎年大相撲大阪場所の際、錣山部屋が大和ガス構内に宿舎を構える。早朝稽古の見学はもちろん、地域の方にちゃんこ鍋を振る舞うなど、大和ガスは錣山部屋と地域の触れ合いの場となっている。

○桜井ガス

地域に密着した事業展開を更に進める施策が必要。恒例行事の秋のガス展、ガス機器販売や関連するリフォーム工事受注、通常業務等での顧客への声掛けを強化する。

○新宮ガス

需要家の訪問機会に、要望を聞いた上で、ガス警報器や洗面台の交換などを提案する。電球の交換や風呂のゴム栓の交換なども行うことで地域貢献に取り組む「暮らし提案」活動を進めている。

○大武

顧客宅への訪問機会が多い業種特性を活かし、市と高齢者見守り協力業者ネットワーク協定を締結し、異変等の情報交換を行い、地域の見守りシステムを充実させていく。

○河内長野ガス

行動指針「私たちの約束-地域のお客さまの笑顔が見たい-」のもと、地域貢献活動を行っている。次世代育成として、市内の小学校対象に地球温暖化や炎等をテーマに「環境教育出前授業」を行うほか、河内長野の自然の中で、小学生を集めて釣り、川遊び、しめ縄づくり等を楽しむ「天見子ども自然とあそびの教室」に協賛し、スタッフとして参加している。この二つの活動は2016年度と17年度に大阪府から「おおさか環境賞」を表彰された。また、市民まつり等、各種イベントにも協賛及び出展。17年10月の台風21号で被災した際は、従業員を派遣し、土砂の撤去作業を行った。

○豊岡エネルギー

地域イベントへの積極的な参加。地元企業や地元サークル等との共同イベント開催。社員の地域活動への支援。

○篠山都市ガス

行政・企業等と協力を図り、空家対策計画および企業誘致を官民協働で活動強化。

○伊丹産業

市実施の防災訓練の積極参加。ガス部門の地震発生時対応として、都市ガス、LPガス両部門で参加し、供給停止から安全点検、供給再開等の訓練を実施。

○津山ガス

特に目新しい取り組みはないが、2006年に都市ガス原料をLNGに転換して以来、近隣の小学校6年生を対象に工場見学会を毎年実施。昨年は夏休み親子見学会を開いて、PE管の万華鏡作りや事業所内施設の写生大会を行い、宿題が出来たと好評だったので継続する予定だ。津山の夏まつり「ごんご祭り」でゴミステーションのボランティアを行ったり、道路清掃・河川清掃は年に何度か参加している。

○水島ガス

地域イベントへの参加、地域の見守りネットワーク事業への参画、食育の推進などで地域貢献の取り組みに注力している。

○因の島ガス

地元のイベント等に参加し存在をアピール。

○出雲ガス

海岸清掃活動への参加。

○久留米ガス

「久留米街元気プロジェクト」として140店舗以上が参加する得する街ゼミナ-ル企画に最新ガスコンロを使った簡単調理体験を提案し参加予定。久留米まち旅博覧会にも参加予定。体験交流型のプログラムでガス事業100年の歴史の解説と最新ガスコンロを使って玄界灘の魚と地元食材を使った海鮮料理教室を企画。

○大牟田ガス

高齢化が進んでいるエリア内でセミナーを開催し、産学官で組織したヒートショック予防の啓発活動を展開。健康に良いとされる住宅の断熱化推進も実施。年2回開催のガス展では「健康セミナー」を併催し、地域の皆さまの健康増進に役立つ情報提供を行う。市が行う企業出前講座にも参画し、高齢者施設や公民館等でガスの保安やヒートショック予防についての豆知識講座を開催。小学校へも「天然ガス」をメインとしたエネルギーの出前講座も実施している。

○筑紫ガス

地域貢献への取り組として行う「ガスまつり」を継続。地元企業とのタイアップを強化し、協働で地域活性化に向けた取り組みを行う。併せて、地域密着型の投資を行うための体制構築を進める。先ずは地場企業と協力し、地元産の「食材」に焦点をあて、レシピ開発や飲食店でのメニュー化を実現する。加えて、当社の料理教室や情報誌「ガスナビ」を活用して発信する事で、地域活性化の一助となるよう取り組みを進める。

○高松ガス

バスハイク、貯水池の清掃活動、夏祭り参加、展示会等を実施している。

○唐津ガス

2001年5月から毎月1回、会社付近の清掃活動を継続。また、約400年前に寺沢志摩守広高が植林し、国内の松原で唯一特別名勝に指定されている虹の松原の保全活動を年に数回程度行う。3年ほど前より、地域のグランドゴルフに協賛し、年1回唐津ガス杯グランドゴルフ大会を開催している。

○伊万里ガス

(1)中学生野球教室の開催。今年度で7回目。講師協力=西部ガス硬式野球部(2)LNGを利用した子供実験教室の開催。地元ケーブルテレビとのコラボ企画。対象は小学生低学年。毎年8月実施。今年度で8回目。

○エコア

事業所の会議室や多目的ホールをカルチャースクールとして開放し、教養や健康づくりなどを目的とした30講座程度のスクールに活用いただいている。別館では、公共の団体に貸事務所として提供し公共性の向上を図り、また地域の主要イベントに参加して地域住民との接点強化を図っている。

○宮崎ガス

【地域活性化につながるイベントの開催】(1)宮崎国際音楽際宮崎ガスグループPresents演奏会(2)宮崎ガスジュニアゴルフ選手権大会(3)宮崎ガスグループ杯レディースミニバレーボール大会。

【企業による森林づくりへの参加】「宮崎ガス好き(宮崎ガス樹)未来の杜綾」。地域ボランティア活動への積極的な参加。

○南日本ガス

地元自治体・民間団体等のエネルギー関連、企業間の連携を図る協議会等へ積極的に加入し活動すると共に、地元で開催される祭事・イベントへの参加や警察・消防・自衛隊海上保安庁・地域コミュニティー等多数の団体が取り組む総合防災訓練へも継続して参加。また、プラスワンサービスを充実させ継続実施している。

○国分隼人ガス

行政が行う地域内公的活動への参加。加入団体での地域内ボランティア活動。地域特産物の積極利用。

○出水ガス

地域の行事には積極的に参加している。また地域行事の運営にも携わり、地域とともに発展できるよう心がけている。

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