ビッグデータ活用に挑戦 まずリフォームの潜在ニーズ把握/静岡ガス 【7面】
静岡ガス(戸野谷宏社長)は、顧客ニーズを把握するマーケティング活動の中で、昨年からビッグデータの活用に取り組み始めた。
社が力を入れているリフォーム事業はこれまで、営業マンが顧客を訪問する「ふれあい巡回」によってニーズを把握していた。今回新たに、ガス使用量などのビッグデータから、リフォーム提案の訴求効果が大きい「顧客像」を探し出す2つ目のアプローチを確立した。昨年は、富士通、電通と協力し、データ分析の土台を構築。今年以降は、データ分析の有効性を検証した上で、分析を基にした営業活動を展開する方針だ。競争が激化するエネルギー自由化時代を視野に入れ、ビッグデータの活用によって、顧客が求めるサービスを的確に提供できるソリューション企業を目指す。