SNSを営業窓口に、「なりたい暮らし」を提案/ヒナタオエナジー荒井登己子社長に聞く 【7面】
東京ガスが昨年12月、若手社員に大胆に権限を与えて設立したヒナタオエナジー。今年3月から東京ガスの取次として家庭向けに電気とガスの小売事業を行っており、主にデジタルツールを活用して顧客獲得を図っている。10月からはビル・マンション向けに、太陽光発電の直接契約(PPA)事業「ヒナタオソーラー」を開始した。
営業戦略や東京ガスグループとしての企業の在り方を荒井登己子社長に聞いた。
――社長就任の経緯は。
私はもともと東京ガスで産業用の営業職が長く、原料部や海外子会社でLNGの新規調達プロジェクトにも携わった経験がある。現職の前は総合企画部におり、昨年11月公表のグループ経営ビジョン「Compass2030」の策定に従事した。これらの経験を経て当社の社長に就任した。