【第2回2050年に向けたガス事業の在り方研究会】ガスの水素混入議論 直接混入と合成メタンを比較&議事要旨 【3面】
資源エネルギー庁が6日に開いた「2050年に向けたガス事業の在り方研究会」では、都市ガスのさらなる低炭素化や将来の脱炭素化に向け鍵を握る水素についても議題となった。
日本エネルギー経済研究所の柴田善朗研究主幹は「ガス事業の低・脱炭素化に向けて」の発表で、都市ガスインフラで水素利用する具体的方法とメリット、課題について説明した。再エネが今後拡大した場合、余剰電力で水電解して二酸化炭素(CO2)フリー水素を得る「パワー・トゥ・ガス」(PtoG)により、水素を都市ガスで使い、エネルギーシステムを連結・統合することで「電化が難しい部門の低炭素化が可能になる」と指摘した。